第九話
おはようございます。第九話のお届けです。ハルトは、つきまとう担任のすみれ先生を爆死させます。お楽しみに！
「愛、地球外家族物語」
（第九話）
堀川士朗
ああ。ハルトくぅん。ハルトくぅん。ハルトくぅん。今日もかわいかったなーん。それにひときわクールでカッコいい！なんかー。なんかー。他の生徒とは雰囲気違うわよねー。あん。白い肌。美味しそうなハルトくぅん。ビービンバー、クーッパーッ、食べるあの子はまだ10歳。ああーん。ハルトちゃあーん。ヘイ！いらっしゃいませー！ハルトちゃんはこうしてお風呂に入る時にどこからカラダを洗うのかしら？胸からかしら？脇の下からかしら？それともやっぱりいたいけなオティムティムからかしら？なまオティムティム……あっふーん！たまらん！たまらんガン！美味しそうガン！ゾクゾクゲン！……いけないいけない。いけないすみれ先生になっちゃうーん！ダメよ、あたし。それはダメ。教師と生徒の禁断の恋だなんて！それに相手はまだ10歳。歳の差16歳！……何だ、全然OKラインじゃね？てかありじゃね？ありじゃね？全然良しじゃね？そうね、ハルトくんならあと8年もすれば合法になるし待とうか。ヘイ！いらっしゃいませー！……あーんっ、待てないっ！その8年がすみれには待てないのよーうっ！明日も眼に焼きつけようハルトくんのかわいらしい姿ん。ああ熱い。すみれポッポポッポしてきた！すみれポッポポッポポッポポッポしてきた！ハルトくんだけに卑猥な言葉の漢字書き取り練習させちゃおうかな。てか家庭訪問勝手にハルトくんだけしちゃおうかな。あの豪邸ー！イッテみたいーん！寄ってキューン！あっふーん！ハルトちゃーん。たまらん！たまらんガン！美味しそうガン！ゾクゾクゲン！……いけないいけない。いけないすみれ先生になっちゃうーん！ダメか？ダメか。やらかしちゃうか？クビになっちゃうか。クビはやだな。困るの困るの！シャランラ！路頭に迷って風俗落ちしちゃうー。あーんっ、それも良いかもーっ！元女教師の風俗落ちーっ！ドエロス女子バンザーイーッ！す、す、す、すみれどーんっ！バラバラバラバラ……。
すみれ先生が自宅浴室で爆死した。
戸座山すみれ先生が僕に対して変ないやらしい妄想をしたら体内に入れたミニ爆弾（こっそりカプセルで飲ませたよ）が起爆するようにして良かった。
戸座山先生、ストーカーと化したあなたはやがて僕ら家族がアシッド星人である事も突き止めてしまうだろう。
それは、とても不都合なんだ。
人生において不都合で不確定で不愉快な要素はなるべく少ない方が良いのさ。
さよなら、すみれ先生。
続く
ご覧頂きありがとうございました。また来週お会いしましょう。
