湖の騎士 VS穢れ無き騎士 No.2 神明剣技
「答えろ! 『アロンダイト』! 神明剣技『緑黒剣』」
「‥‥‥‥ユグドラシル地方で一番力を発揮する。神代の色彩は(緑)‥‥‥‥来ますか。ランスロット卿の最強の剣」
「息子だろうと容赦はしない。それがエレインの妖精姫の尊い血筋だろうとな」
「随分と吠えますね。ランスロット卿! 何か嬉しい事でもありましたか?例えば、『女王』様‥‥‥‥‥いや違うか。あの悪女ギネヴィアに‥‥‥‥」
「黙れ! ギャラハット!!! 『緑黒斬・可逆』」
次元が歪み始める。
ランスロット卿が切り着けた事象が切られる。
そして謎の斬撃が私を狙って迫ってくる。
「たく! なんて訳のわからいない攻撃をするんだ!あの父親は。顕現・『漆黒の騎士』」
私はランスロット卿に良く似た『漆黒の騎士』を顕現させた。
「ゴオオオオオ! 『ヨセフの白激』」
『漆黒の騎士』はランスロット卿が生み出した謎の斬激を白い白激で弾き飛ばす。
「くっ! うおおおおおお!!!」
「ゴオオオオオオオオオ!!!」
激しい剣戟の嵐で『カムラン高原』の地形をいとも容易く変えていく。
「おいおい! あそこに丘なんてあったか?」
「いや、ここは高原だぞ?! そもそも丘なんてねえだろう?」
「いや、なんか、7つの丘がさ‥‥‥‥」
「うおおおおおお!! 消えろ!!!現影!!!! 『緑黒暴殴』」
ランスロット卿は自身の右手にどす黒い魔力を込めて『ヨセフの白激』の顔面を勢い良くぶん殴る。
「オオオオオオオオ?! ぐおおおおお!!!」
パキン!!
「ぐがぁ? あぁぁぁぁぁあ!!!」
ドゴオオオオンン!!!
バキン‥‥ピキッ‥‥‥ミシミシミシミシ
『ヨセフの白激』は徐々にヒビが入る。
「ガア! ガギッ‥‥‥‥エレ‥‥‥イン」
スゥーと消えていく。
あぁ、済まない。〖ヨセフの白激〗
「ふん! こんなものか? 『洗礼者』ギャラハット卿?」
「めちゃくちゃですね。父上! 七聖教会の者に殺されますよ」
「『洗礼者』のくせに聖魔法が一切使えん欠陥品がよく言えるな。ギャラハット卿」
「‥‥‥‥誰のせいだと? 不貞のランスロット卿殿?」
「その息子が貴様だギャラハット卿。ふんっ!」
「‥‥‥‥‥くっ!」
さっきまでの魂が抜けた状態は何処に行った?
『女王』の鈍いが薄れたのか?
私と接触したためか?
もしや、それが『女王』の狙いだったとでも?
「おい! ギャラハット、何をボケッと突っ立っている?」
「は?」
いきなり後ろから、ランスロット卿の声が聞こえ。私は咄嗟に
「ふん。遅いはギャラハット!!!!」
ランスロット卿の右の拳で左の頬をおもいっきり殴られる。
「ぐぅ!! おおおおおお!!!!」
『ペレアスの湖』
「湖が良い場所へ来たな。ギャラハット卿」
「ぐあう!‥‥‥‥」
「む? 一撃殴っただけで意識を失うのか?ギャラハット卿!! ふん!」
「がぁ!」
「ふん!」
「ごあ!」
ランスロット卿は私の顔や、腹、下半身に至るまで徹底的に容赦無く殴ってくる。
「‥‥‥‥‥昔、よりも弱くなったな。ギャラハット卿」
「最後の円卓に選ばれた。奇跡の騎士」
「‥‥‥‥‥‥‥」
「ふん。最早、意識は無しか。ならば貴様が率いてきた軍は殺そう。さらばだ! 我が息子よ」
「くっ! この状態では、まともな勝負にもならないか」
「ほう。息を引き返したか? ギャラハット卿」
「この力? いったい何処から来ている? ランスロット卿?」
「‥‥‥‥我が妻の力だ。ギャラハット!‥‥‥‥貴様もこちらに付け。ギャラハット卿。我々とともに来い! 我が息子よ!」
「‥‥‥‥ふん! やだね。誰が人の親を乗っ取って好き勝手やっている奴の下につくか」
「なんだと? 貴様!」
「神現魔法(黄橙)『白盾よ我と共に』」
ブオン!!
ランスロット卿と私の間に光の盾が現れ。ランスロット卿を元いた場所へと押し戻す。
「があ? がああああああ!!!」
ランスロット卿の叫び声がカムランに響き渡った。




