二人の騎士に救いの手を No.6 元円卓の騎士・ケイ卿
ペリノア領・地下空域
ケイ卿は、アーサー王伝説に登場する円卓の騎士の一人。エクトル卿の子でアーサー王の義理の兄にあたるらしい。
『マビノギオン』ではベディヴィアと共に超人ばりな特技を披露したらしい。
九日九晩水の中にいても息が続く。深海魚何かか?
九日九晩寝ずに働ける。不眠症かな?
人に傷を負わせればその傷は絶対に治らない。最低な奴か?
背を自在に動かせる、体から熱を放射しており雨に濡れない。 どこの悪●超人だよ!
‥‥‥‥話を戻そう。
「キルッフとオルウェン」では、巨人ウルナッハのもとに単身乗り込み、機知でもってウルナッハを討ち取った。
後世の文献では、ケイ卿の性格には道化的で愉快な性格がみられるようになる。
たとえば、『イーヴェイン』では、ケイはケノンに話を求め、ケノンが自分の体験した泉での不思議な出来事を語る。
その話を聞いたケイは「そんな話はウソだろう。」と嫌味を言うが、そのあまりの口の悪さに王妃グィネヴィアはケイを叱責する。
「以上、おなじみ。情報サイト様より‥‥‥‥‥ここでもグイネヴィア‥‥‥か」
「ちょっと!あんた!また、1人でぶつぶつ独り事言って!どっか、身体でもおかしいんじゃないの?大丈夫?」
「ケイ卿と並ぶ。悪●超人に言われたくないなぁ!はぁ~」
「何、訳分からない事、言ってのよ!アルディス様。こいつの頭、大丈夫なの?」
「‥‥‥うん!もう手遅れ」
凄い笑顔でアルディスが言い放つ。
「五月蝿い。アルディス」パチン!
「うしゃあ!!」
おれはそう言うと。アルディスの尻を軽く叩く。
「ちょっと!あんた!女の子になんて事を」
「アルディスは俺の男友達だ!女の子ではない」
パチン!
「んなぁ!うへへ!」
アルディスは何故か嬉しそうだ。
「ア、アルディス様。なんで、嬉しそうな顔してんのよ?!頭、大丈夫?」
「だ、大丈夫だよ!ベディヴィア卿。僕は『セルビア』の王族だよ」
「未来が不安だわ‥‥‥」
「なんですと!スピードが不安?ならば、もっとスピードを上げますぞ!」
「違うわよ!アホ赤竜!主人に似たボケかますな!」
「ならば、行きましょう!未来の彼方へ!ハイヤー!!!」
レッドドラゴンはそう言うと。今でも速いスピードをさらに加速させた。
「人の話、ちゃんと聞きなさいよーー!!!オロオロオロオロオロオロオロオロ」
ベディヴィアちゃんはそう言いながら。虹色の液体を口の中から放出していた。
『森羅の樹海』の中
「では、次は!」
「我々が闘おう。」
「済まぬが、呪われていても、先ほどのユーウェイン卿の闘いを見た、円卓の騎士に遠慮は無用じゃな」
「あぁ、それで、構わない。俺も本気でやらせてもらう。この元・円卓の騎士ケイがね」
「ん?元?何故、元なのです?」
「気になるかね?‥‥‥昔、メリュジーヌ・フローレンス卿が『世界樹の入り口』をアヴァロンの一部と共に破壊的してしまってね。そのせいで一時期、円卓の騎士を外されていた時があるんだ」
「メリュジーヌ脚が?‥‥‥‥昔からとんでもない方だったんですね」
「昔から『妖精国』の‥‥‥いや、『セルビア』の問題児の1人だからね」
「なるほど」
「まぁ、その後も色々あって、俺は円卓の騎士を引退。フローレンス卿が無事。円卓の騎士に返り咲いたのさ」
「‥‥‥‥色々、はしょっている気がしますが、気にしないことにします。では、今度こそ」
「始めよう!‥‥‥闘いを神代剣技『カイウスの剣』」
ケイ殿は両手に魔力を集中させる。そうすると黒い長剣が姿を表した。
「長剣使いか?‥‥‥‥ならば!神煌具『緑樹・霊剣』」
「ほう!レイピアかい?」
「過保護な者がご信用にと」
「夫にゃあ」ボソリ
セシリアが小言で言う。
「森羅の樹よその猫娘を捕らえ縛っておけ!」
パシン!パシン!バアーーン!
「にゃんでにゃあーーー!!」
「セシリア、発言には気をつけよ。この『森羅の樹海』は私の体内と同じと思え」
「言い方が卑猥にゃあ‥‥‥」
「ふん!」
「ぎゃにゃあ!!!ごめんにゃあ!ごめんにゃさいにゃあ!!」
「‥‥‥よし!リラックスできた所で‥‥‥神代剣技『狼剣』」
「さすが、騎士。私が女だとしても差別なく攻撃を仕掛けてくれるとは!礼を言う。緑魔法『樹海爆草』」
「その、莫大な魔力総量を有している相手に手加減などできない!!!はああ!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
私が出した、木々の樹海がケイ殿‥‥‥いや、ケイ卿に向かって行く。
「そうか‥‥‥魔緑剣『緑放撃』」
「なんだ!その、斬撃は!!神代剣技『狼加速』」
「うにゃあ?!!メイエス!おにゃえ!剣も扱えるのかにゃあ?」
「あぁ、いちをのう!これでも一国の元統治者。色々できぬと困るからのう。まぁ、ヒスイやセシリアの様にそこまで、上手く扱えないがな」
「いや、十分扱えてるにゃよ」
「喋っている余裕は‥‥‥ないはずだよ!!『ウルナッハの狼剣』」
ケイ卿の『カイウスの剣』から巨人の様な影が現れ。私に向かって突っ込んで来る。
「随分、大きな影の巨人じゃな‥‥‥‥面白い。魔緑剣『森閻緑層』」
ズズズ!!
『森羅の樹海』の床が沼地へと変化していく。
「な、なんだ!これは?!床に呑まれていく。ウルナッハ!!!」
「がぁ!‥‥‥‥あああああ!!」
ケイ卿が出現させた。ウルナッハは沼の中へと沈んでいく。
「くそ!俺の技が!!神代剣技『連激黒狼』」
「ほう!打ち合いか?魔緑剣『緑闇の連激』」
ケイ卿は五月雨の様な容赦のない攻撃を私に繰り返す。
そんな、攻撃を私は、躱し。はらい、打ち返す。
「な、なんなんだ!その、技の威力や規模は!それに先ほどの剣戟も!君はいったい?」
「私か?私はある救世主様の」
「妻にゃあ!」
「メイドさんじゃあ!‥‥ふん」
「ぎにゃああああ!!!!ビリビリするにゃあ!!」
「そろそろ、終わらせよう。ケイ卿‥‥神代・回帰・魔緑剣『ユグドラの根幹』」
「くっ!!神代・回帰『黒狼・連激総』」
お互いの神代・回帰がぶつかり合い激しく『森羅の樹海』を揺らす。
「フフフ、久しぶりに楽しかったです。ケイ卿!緑魔法『森羅万象・無素』」
「んな!周りの空気がな、く、なって‥‥‥」
バタン。ケイ卿は最後まで言い終えずに意識を失い。倒れてしまった。
「やった!勝ったにゃあ!これで終いにゃあ!」
「‥‥うがあ!」
「ええ、そうですね。ユーウェイン様。彼女は圧倒的に強かったです」
「おうあ」
「やはり、ここに来てからというもの魔法の切れや身体の調子が良いな。久しぶりに闘いが楽しく思えたぞ!」
「メイエス!勝ったにゃら、さっさと下ろしてくれにゃあ~!!!」
勝者・ユナ・エスフィール




