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運命の相棒


〖次元の裂け目〗


ズズズ‥‥‥

「じゃあ。私は一端あっちに帰るから、私が居ない間。しっかり休んでおくのよ!〖代理人〗ちゃん」


(あぁ、だがな。〖神々の黄昏(ラグナログ)〗めだいぶ、人数が減った。ヘファイストス地方に居る引きこもり達にも動いてもらわなくてはならなくなってきているのだ)


「だから、それは少し待ちなさいって言っているでしょう?私が〖歪み〗に戻ったら、担い手ちゃんから、〖抑制(ルシファー)〗ちゃんと〖先生(オルビステラ)〗ちゃんを取り戻してあげるんだから。それで減った人数もカバーできるわよ!」


(今だに顔も分からない。担い手にか?‥‥それにもし、フォルトゥナよ。お前がヤられる事があれば、〖神々の黄昏(ラグナログ)〗の人数がまた、減る事になるのだぞ)


「‥‥あの中なら私は無敵よ。それに、あそこじゃあ、担い手ちゃんの頼れる仲間も神様達だって誰も居ないもの。勝てるわよ♡」


(それならば、良い。だがな。剣技大陸(アルトネ)を任せていた義息子‥‥エクシスも〖カンナギの姫君〗に倒された。残った〖異郷(ハエ)者達(レシス)〗も我々だけとなってしまったからな‥‥)


「‥‥そうね。スヴァローグちゃんは行方不明。フレイちゃんは焼失。オルビステラちゃんは捕らわれて、アプスちゃんとマザーグースちゃんは〖救国の担い手〗ちゃんに殺られちゃったものね。それに追加でエクシスちゃんもだなんて。私、可笑しくなりそうだわぁ!!!」


(全て事実として受け止めるしかない‥‥だから、フォルトゥナよ。あの世界に戻ったら、十分に気をつけろ。担い手は新たに〖黑衣〗を入手した‥‥この意味は長き時を生きるお前なら良く分かるな?)


「えぇ‥‥〖色〗の異能ね。あんなの〖マザーグース〗ちゃんだけの力だけと思っていたら、まさか担い手ちゃんまで使えるなんて驚いちゃったわよ。でもあの力‥‥もしも私が手に入れたら最強になるじゃないかしら?〖代理人〗ちゃんの片腕としてねぇぇええ!!燃えるわ!!」


(‥‥欲は余り出すなよ。良い知らせを期待している)


「えぇ、また、〖無闇の部屋〗で会いましょう。相棒♡」シュン!


(相棒か‥‥そうだな。お前とは随分と長く苦楽の旅苦悩の時を共有したものだな。フォルトゥナ‥‥勝てよ。相棒‥‥我を一人にしないでくれ‥‥‥‥そろそろ《黄昏(たそがれ)の園》に向かうか)シュンッ!




◇◇◇◇◇


〖?????の館〗


ズズズ‥‥‥シュンッ!

「全く!本当に心配性よねぇ?!〖代理人〗ちゃんは、長年のパートナーである私を信頼して欲しいものだわ!!‥‥‥まぁ、あの慎重な性格が私と相性が良いからずっと組んでいるだけどねぇ!!オホホホ!!!」


「御姉様。お帰りなさいませ!今回はあちらでのご滞在、随分と長かったですね」


「あら!!〖セブン〗ちゃん。お出迎えありがとう!!元気にしていた?私が居ない間。ちゃんとご飯は食べてた?痩せたりしてなかったかしら?」


「は、はい。この通り!元気で健康そのものです。御姉様」


「うんうん!元気が一番よねぇ!!‥‥‥それで?私の可愛い可愛い子。〖カルマ〗ちゃんはどこに居るのかしら?」


「はい。御姉様。カルマなら下の拷問部屋で〖屠人(とびと)〗の教育をしています」


「〖屠人(とびと)〗のキョウイクウゥウ?‥‥‥あんな歴史の残飯品共の教育をしたって時間の無駄だと思うけど‥‥カルマちゃんたら、随分と仕事熱心なのねぇ」



〖?????の館・地下廊〗


「このゴミ共がぁああ!!」


バシンッ!


「ギャアアアア!!」「ピギイィ!!」「ギャラララ!!」「ギイヤアア!」「アァアァ!!」


「フンッ!何を苦しそうに雄叫びを上げてやがるんだ?‥‥てめえらは元々、魔法世界(アリーナ)に楯突いた謀反人の失敗作だ!生きて魔力と空気を吸えることに感謝しろや!ゴラァア!!」


バシンッ!


「「「「「「ギイヤアア!!ピギイィ!!ギイヤアア!!!アァアァ!!ギャラララ!!!」」」」」」


「わぁ!!すごーい!叫び声ねぇ!!私、凄く感動よおおう!!」


「(ピクッ!) その声は‥‥義母さん!!」


「そうよ!只今!!カルマちゃーん。元気にしてたかしら?」


「してた。してたよ!義母さん!!あのね。こないだも。ゴミの犯罪者共とゴブリンの腐った死骸をくっ付けて、生き返らしたんだ。凄いでしょう?」


「へぇええ?キメラ生成をヤっていたの?凄いじゃない?残飯品同士を掛け合わせて、実験の再利用何て良く思いついたわね。褒めて上げるわ!!ヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「グヘェ!!義母さんに褒められるなんて凄い嬉しいなぁ!‥‥‥見ててよ!義母さん。今からコイツらを使って、新しい合成生物を産むからさ‥‥」


「あら?それは凄く楽しみね♡この残飯品共が泣き叫ぶ前で、久しぶりに家族三人でご飯にしましょうねぇ♡」

〖?????の館の支配人・フォルトゥナ〗


「はぁあい!!嬉しいな!!やったー!!」

〖悪童合成師・カルマ〗


「嘘?こんな薄暗い所でご飯何ですか?御姉様」

〖屍の管理者・セブン〗


「オホホホ!!!楽しみながら、過ごしましょう!!この楽しくて苦しい!!私の世界でねぇ♡」

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