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幻創決戦・〖國終りて、甦生しは勇ある者〗No.14 ガリア皇族の事情


ガリア帝国建国の初代皇帝〖ガリア〗が産まれた場所がある。ガリア人の聖地とも呼ばれる都市、その名も〖ガリア・キテリオル〗と言うガリア皇族始まりの都市である。


現代では首都を〖テトリクス〗に移したが、神代中期から神代末期にかけてガリア帝国の旧首都は〖ガリア・キテリクス〗だったと過去のガリア歴史書には記されている。


そして、現代では魔石加工、魔武器の製造、ヘファイストス地方から輸出されてくる天鉱石の精製等が盛んで、現代の今では〖ガリア・キテリクス〗は工業都市して繁栄している。そんな工業都市が異界〖ブラックハート 狂喜の処刑場〗と融合し、あらゆる者と物が磔にされる悲惨な都市へと変貌していた。


そして、そんな場所に今、赤い軍団と白き服を着た兵隊の集団が突然、大量に現れ、戦争状態になっている。そして、それを見て混乱するのは赤の女王の支配力が落ち、身体を〖魔の者〗達から取り戻し始めたガリア帝国兵達であった。



『ガリア・キテリクス工業区』


「ホホホホホホホホ!!!数は〖赤の女王〗軍の方がまだまだ上です!群れを成して行きなさい!!」


「嫌だ。嫌だ。磔にされながら走らされるなんて」


「良いから、走れ、走れ、新人共♪」


「心が乱される。自分の中に何か居るんだ‥‥‥」


「良いから!!働け♪新人達♪」


「アヒヒヒ!!女王様。話が違うぜ。アンタは言った新たな身体‥‥‥全然、従おうとしねえぞおぉ!!」


「それは、それは、女王様の配下が死んでいるからさぁ~♪」



「ホホホホホホホホ!!!それでも止まらず進みなさい。そうすれば奴等はそのうち疲れて倒れ込みますからねぇ」



「殴れ、殴れ!!」

「そうすれば正気を取り戻す」

「仲間が増える」

「スノーホワイトの」

「住民達は」

「特種な民」

「目覚めさせてやる!」


「「「「「「オオオオォォォ!!!!!!!」」」」」」


「もうっ!何なの?ブラックハートに居たと思ったら、変な島に飛ばされて、その後すぐに戻ってきたくなかったガリア帝国に居るなんてビックリなんだけど!ガリア徒手術〖天祆(てんけん)〗」


「良かったですね。アリス御姉様。故郷に帰ってこれて、これで王女として公務に復帰して頂けますね。そして、上位貴族の元へお嫁に行ってもらいますね。ガリア剣術〖走廊〗」


「は?何を言ってるよ!私はもう行方不明の身なのよ。王女としての公務なんてセレナがやりなさいよ」


「は?何を言ってるんですか?アリス御姉様。私はガリア帝国の〖六騎士(シス・シュバリエ)〗なのですよ。私には騎士としてこの国を救い、護る義務があるのです。それになんで私が変態貴族の相手をしないといけないんですか?」


「セレナが〖六騎士(シス・シュバリエ)〗ですって?こんな状況で何、冗談言ってるのよ。セレナ」


「冗談ではありません。〖地冥狼(ヘーラウルフ)〗の討伐の功績により、その末席に加えて頂きました。アリス御姉様よりも私は優秀ですので、それに今なら私が勇者様の妃になります」


「何、夢物語言ってるのよ‥‥‥‥勇者セツナ様は行方不明でしょう。(あれ?私、今、勇者を様付けで言った?‥‥‥あれ何、この感情‥‥‥あの人に対しての気持ちが‥‥‥)‥‥‥‥いやいや、それよりも‥‥‥セレナが〖地冥狼(ヘーラウルフ)〗の討伐?そして、〖六騎士(シス・シュバリエ)〗?意味わかんないんだけど」


「全て事実です。そして、私が勇者様の妃になる事も」


「‥‥‥‥もう良いわ。色々とセレナの事情を聞かされて頭がパンクしそうよ。それに今は目の前の敵に集中しないとセツナ様に会えないし‥‥‥‥(あれ?私、また勇者を様付けで‥‥‥いや、ちょっと待って何?この感情‥‥‥何でこんな気持ちに‥‥)」


「それよりもアリス御姉様。一つご質問をしても宜しいでしょうか?」


「な、何よ?セレナ」


「アリス御姉様意外のセシルス御兄様やアイシア御姉様のお二人は何処に居られるのですか?あのお二人も現在、行方不明中で御父様(ガリア皇帝)も捜索隊を組織して、各国に派遣して探しているんですよ」


「‥‥‥‥私、以外にも行方不明中?アイシアが行方不明?知らないわ‥‥‥‥ていうか、そんな事、始めて知ったんだけど?」


「そうですか‥‥‥私はてっきり、御兄様や御姉様達がガリア公務を私やネルウィ達に押し付けて集団逃亡したばかりと思っていたんですが、違う様です‥‥‥‥アリス御姉様。今、アイシア御姉様が行方不明と仰いました?‥‥‥ではセシルス御兄様の行方は知っているのですか?」


「あ‥‥‥いや、セシルスの居場所なら勇者様がヘ‥‥‥いや、これは言っちゃいけないんだったわ‥‥‥なんでもないわ」


「ヘ?もしかしてヘスティア地方にセシルス御兄様は居るのですか?御姉様っ!」


「‥‥‥いや。知らないわよ。(いや、本当はヘファイストス地方に居るんだけど。これは内緒にしとけ、とか言われてたんだった)‥‥‥それに今はこんな会話している場合じゃないわよ。〖異界〗の敵があんなに‥‥‥てっ!ガリア帝国特務隊?」


「敵の方位を敗れっ!!我等がセレナ姫騎士様をお助けしろっ!!絶対にお助けするのだっ!!」


「「「「「ハッ!!!!!」」」」」


「やっと動ける様になって頂けましたか。皆様‥‥‥‥」


「いや‥‥‥‥私は?(は?ていうか、セレナってマジで偉い立場になってるの?私が行方不明になっている間に?凄い出世してない?)」


「姫騎士様!!!ご無事でしょうか?!!お怪我は?!」


「クロウ副隊長。敵軍を示す印は赤色です。〖異界〗での戦いのおりに付けました。それを目印に殲滅を開始して下さい」


「畏まりました。姫騎士。一番隊~五番隊。グリゴリアの陣をしけっ!異形の者達を殲滅せよっ!!!」


「「「「「ウオオオオオオオ!!!!!!!」」」」」


「‥‥‥‥凄い士気ね。それになんでガリア帝国の特務隊が‥‥‥‥」


「私、直属の部隊ですよ。アリス御姉様。そして、私はその隊長を務めるガリアの剣‥‥‥‥成長した私の戦いを見ていて下さいと言いたいところでしたが、本命が来ます。アリス御姉様。構えて下さいっ!」


「‥‥‥‥なんかもう驚く言葉ばかり聞かされたり、起こったりで情緒が追い付かないわよ‥‥‥そんな時にまたあれとやり合わないといけないんの?」


シュンッ!


「ホホホホホホホホ‥‥‥‥状況が変わってきておりますな。〖赤の女王〗様のお力が及ばぬ、ガリア帝国の特務隊?そんな存在がいるとは思いませんぞ。そして、それを指揮するのはガリア皇族?‥‥‥‥‥ホホホホホホホホ‥‥‥‥ふざけんじゃねえぞ!!!汚れたガリア皇族の血筋がああぁぁ!!!!他が許しても、このロウトル・シグアが許すわけねぇだろう?!ガリアは終わる‥‥‥赤の女王様と私の手でな。お前らガリア皇族は俺が全て滅ぼしてやるぞっ!忌まわしきガリア!!!!!」


「‥‥‥‥受けてたちます。〖異界〗では油断しましたが、此処はガリア帝国‥‥‥ガリア皇族〖姫騎士・セレナ〗と不良王女アリスの力。強く示しましょう」


「‥‥‥‥いや、不良王女って何?私の扱い軽すぎない?セレナ‥‥‥‥」


「良いから、このガリア帝国の存亡の為に一緒に闘って頂きますよ。アリス御姉様」

ガリア皇族の王子と王女の兄妹は全員で六名います。六人、皆同じ母親から産まれてきました。


そして、ガリア皇帝は愛妻家で妃である皇妃〖ライア妃〗ただ一人しか愛していません。


ガリア皇族関係は‥‥‥いずれ、この作品が完結後に書きたいと思います。


この作品は〖神ノ使徒〗の一人神成 刹那の物語。

彼の物語を確りと書き終えてから、他のキャラクター達の物語も書けたらと思います。

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