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幻創決戦・〖國終りて、甦生しは勇ある者〗No.2 神猫と嘘邪竜


〖白梟と獣達の狩遊場(オウルベースティア・サラ・グラン)


「これでアンタの自慢の軍団は分散させた。これでサシで相手して‥‥‥‥」


「あの程度の苦痛で私を止められると思ったか?黒服の者」


「‥‥‥‥は?その声は‥‥‥‥アンタ、まさか?!」


「はて?何処かで御会いしたか?君の様な黒服の少年とは初めて会うのだが‥‥‥‥我が守るべき〖赤の女王〗に剣を向けるのならば始末せねばならん‥‥‥‥ガリア(けん)術〖白飛(ブラン・ヴォレ)〗」


白き劍擊が俺へと向かって来る。ガリア帝国最高戦力の容赦ない一撃が俺の首元へ目掛けて襲いかかる。


ズザアアアンンン!!!!


「‥‥‥‥‥遅くなりました。我が最愛たる我君〖エレイン〗様。御迎えに上がりました」

《白劍の騎士・ウェルキン・ゲトリクス・アルウェルニ》


「フフフフフフフフフ!!!!!遅かったわ。遅かったわねっ!私の新しい國の最高の騎士ウェルキンッ!!さぁ、さぁ、さぁ、過去の対価を払いなさい。私の為に尽くしなさい。フフフフフフフフフ!!!!!」


「‥‥‥‥は!全てはエレイン様の仰せのままに」


「フフフフフフ‥‥‥‥それで?他の私に尽くす騎士を生み出す為に、私の〖力〗で人格を奪った子達は何処に入るのかしら?貴方を含めた私の〖赤の騎士(ヴァン・シュバリエ)〗達は?何故、六人全員私の元に来ないのんねぇ?ねぇ?ねぇ?どういう事かしらん!ウェルキン!!!」


「はい‥‥二人は行方知らずになり洗脳が解け、一人は〖勇者〗の従者だった為、洗脳できませんでした。ですが残りの二名だけはこの新生〖スリアの國〗の各地に散らばり新たなスリア軍の編成にあたっております」


「‥‥‥‥‥あれだけの時間と〖力〗を与えて六人中、貴方を含めた三人しかこちら側に付かなかったですって?‥‥‥‥フフフフフフフフフ!!この無能騎士。私がどれだけ貴方をあの世界から出してあげたと思っているの?ねぇ?ねぇ?!ねぇ?!どう責任を取るの?ねぇ?!ねぇ?!どうウェルキン」


「‥‥‥‥‥申し訳ありません。我が最愛のエレイン様‥‥‥‥」


「全く‥‥‥‥何でガリア帝国の最強の騎士がそっちに付いていんだい?神明魔法‥‥‥‥〖白銀の(オージェンタム・デンス)〗」


白銀色の花弁が舞い、牙の様に形造られ、ウェルキンと〖赤の女王〗に襲いかかる。

あぁ、そうか。あの人も〖最果て孤島〗の中に避難してもらっていたんだった‥‥‥‥


「愛弟子。全部終わったら、今まで何をしていたのか洗いざらい喋ってもらうからね。それと各国に君が盗んだ財宝をちゃんと戻すんだ」


「いや、俺は愛弟子って名前ではなく、ナルカミと放浪少年です。貴方の事なんて知りません」


「‥‥‥‥コイツは本当に誰に似たのかな?」


「アンタだよ。師匠‥‥‥‥(ボソッ)」


「あー、今、師匠っていたっ!良いかいっ!今回の事が全部終わったら、私と一緒に〖魔術院〗に帰る。それで生徒として復学を‥‥‥‥」


「〖白薄片(ヴァン・ラム)〗」


「それより、来ますよ師匠。最初に手を出したのは師匠なんだから、あのガリア帝国最強の騎士の相手は師匠に任せます」


「‥‥‥‥いや、君。てっ!なななんで。私の方に攻撃が来るんだい?全くもうっ!〖白銀の(オージェンタム・スクトゥム)〗」


白色と白銀色の美しいぶつかり合い‥‥‥‥それが〖魔法中央国〗の最高峰の魔術師と〖ガリア帝国〗の最強の騎士との壮絶な闘いの火蓋となった。


「久しぶりだな。マーリン殿。悪いがエレイン様の為に死んでくれ」


「ハハハ‥‥‥‥何を言っているんだい?ウェルキン君‥‥‥お仕置きするぞ。君」



ガリア帝国内都市〖ルルイア〗


「ガルルル!!!!吹き飛びたまえよっ!神代魔法(●)〖キャッツ・グローラ〗」


「‥‥‥‥‥僕は外界の観光に行くんだから、邪魔するなよ。クソ猫‥‥‥〖邪燐〗」



ガリア帝国の空以外の場所でも、ガリア帝国内では強者達が始まろうとしていた。

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