女難の元勇者様
フレイヤ地方、ティアマト地方を旅をし居なかった。そして、次に東の大陸〖剣技大陸〗へと魔道船を造船し向かう予定だったのだ。だったよだが魔道船が完成するよりも早く、エスフィールと再開し、無事に見つかった。
これで魔王様捜索の旅も無事に終わりを告げ。数日後にエスフィール。可憐ちゃん。ルア。アナスタシアを連れて地球へと帰還する‥‥‥‥‥筈だった。
筈だったのだが。トラブルは突然、舞い込んで来るものだ。そして、それは連鎖的続いていく。
カンナから始まり。アマルダ、エドワードとトラブルメーカー気質の奴等に絡まれ。まぁ、ソフィアちゃ‥‥‥さんに関しては俺が招いた自業自得なのだが。
〖魔剣学園〗への衣食住の提供。〖―女神―ティアマト〗神によるティアマト地方の再統治。残りの〖神々の黄昏〗達への対策。
やる事が多い。多いが一度、地球に帰り、英気を養いたいと考えている。
正直。こっちの世界。魔法世界に滞在しているだけでありとあらゆるトラブルが舞い込んでくる。現地トラブル。魔獣。人族。神獣。魔法。各国々での戦争。紛争。女性トラブルとこっちは地球と異なり危険な存在が多すぎるし、あらゆる対策に気を遣わなければいけない。
地球に帰っても〖黄金の宝物庫〗の中ならば、魔法や神秘が使え、修行は大蛇とアナスタシアが手伝ってくれる。
それに地球ならばいきなり俺に向かって魔法、神秘、神気などの力をぶっぱなしてくる輩が皆無なのだ。地球‥‥‥‥いや、日本なら誰かに危害を加えれば法により捕まるが、魔法世界ではそれが無い。いや、各国々には勿論、ちゃんとした法はあると思うがはっきり言ってザルである‥‥‥身分、格差、立場、力、金それらを有していればどんな悪さをしても捕まる事は無い。
だから魔法世界に住む者達は平気で他者を傷つける。特に魔法大陸の奴等。いや、俺もその奴等の一人だという自覚は勿論あるよ。ある‥‥‥‥が、この魔法世界の奴等は他者に対して際限なく容赦が無い。いや、マジでさぁっ!!
だから早く帰りたかったんだ。こんな状況になる前に‥‥‥‥
◇◇◇◇◇
〖ロウトルの転移迷宮〗出発四日前
〖造船都市エヌマ・《ライトニング商会》臨時出店先〗
「‥‥‥‥ソフィアさん。何で皆の前で俺に抱きついたんだ?‥‥‥急いで転移したから逃げられたけど。後でエスフィール達に拷問されるんだぞ」
「‥‥‥‥‥‥」
俺が話しかけても反応しない?転移前のあの元気なソフィアさんとはまるで別人じゃないか?
「ソフィアさん?」
「アプスが死に。オルビステラを屈服させるとは思いもしなかったの‥‥‥‥これで〖教皇〗〖恋人〗〖征服者〗〖隠者〗〖正義〗〖死神〗〖節制〗〖悪魔〗〖星〗〖太陽〗〖審判〗〖世界〗の十二の大アルカナが消えたわ。消えた。貴方と彼女は凄いわね。他の〖神ノ使徒〗とは違う」
「‥‥‥‥誰だアンタ?いや、会うのは二度目か?」
「どうも‥‥‥‥貴方やあの娘は此方の子達とは違い。大アルカナの数も意味も知っていて彼方側が少し不利だと思わない?可哀想と思わない?」
「思わないな。それに俺はもう時期、あっちの世界に帰るつもりだ」
「帰るの?〖神々の黄昏〗の事はどうするのかしら?‥‥‥‥まだかなりの数が入るわよね?」
「動き出したら対象するよ‥‥‥‥だからこれ以上、不要に魔法世界の均衡を崩気はないよ」
「‥‥‥その目。成る程ね‥‥‥‥魔法世界事態には興味が無く。貴方の関係者は守るのね。成る程。成る程‥‥‥ならまだ見逃すはね。また会いましょうね。異端児君。あっ!そうそう。ソフィアに何かあれば地球の日本ごと貴方を消すからね。よろしく‥‥‥‥ん~?あれ~?私、意識が‥‥‥?あれ?セツナ様~!どうして此処にいらっしゃるんですか~?」
「‥‥‥‥忠告か」
「セツナ様~?」
「あぁ、守るよ君の約束はっ!だから見守っていてくれっ!」
「へ?私をですか~?わ、分かりました~!セツナ様~」ガシッ!
何故かソフィアさんに抱き付かれたが、今はそれどころでは無い。遂に警告が入った―女神―アテナや黒龍・八岐大蛇よりも上の存在に。立場を弁えろと。ならば全てが終わった時、大人しく帰り、大人しく学生に戻るさ。アリーナよ‥‥‥‥
〖出発三日前〗
チュンチュン‥‥‥‥
朝、起きたら俺が寝ているベットの中にソフィアさんが居た。
「‥‥‥‥何で居るんだ?ソフィアさん‥‥‥‥此処はエスフィール達にも見つかっていないプライベートスペースなんだぞ」
「ふわぁ~!おはようございます~!セツナ様~!‥‥‥‥昨日は凄かったですね~♡」
「いや、♡じゃなねえよ。昨日は徹夜で書類を作ってたから、君とは何も無かっただろう‥‥‥‥それよりもなんでこの場所がって‥‥‥‥お、おいっ!何をする?俺の服をぬ、脱がすなっ!くっ!やっぱり力が入らないっ!や、やめろっ!ソフィアっ!」
「セツナ様は力が弱いんですね~‥‥‥‥フフフ」
「た、助けてくれっ!エスフィールッ!!」
〖出発二日前〗
魔道船〖ユピテル〗(造船中)
ソフィアさんに弄ばれた次の日はエスフィールの拷問が待ち受けていた。
「ギャアアアアア!!!俺は何もしてないんだってっ!ソフィアがあれをあれしてだな‥‥‥‥それにアルマ達の事も夢の中での出来事だから。俺は何も‥‥‥ギャアアアアア!!!」
「黙れセツナ。可憐、ウリエル殿。アルマから詳しく聞いたぞ。変な魔道具を使い開発したらしないのう‥‥‥‥この変態がぁっ!」
「お、俺の話を最後まで聞け。エスフィールッ!!」
「セツナ様~!今、助けます~」
「何あれ?‥‥‥‥何で神成君は正座させられながら、膝に石段を積まれているの?それを何でソフィアが助け様としてるのかしら?」
「お仕置きだそうですぞ。姫君。そして、神成氏はソフィア嬢に気に入られた様ですな」
「おぉ!!ソフィアにも遂にその時が来たってこと?‥‥‥‥あれ?でもそれじゃあ、ユナが起こるんじゃ?」
「えぇ、だから目の前の光景になっているのです」
〖出発二日前〗
黄金の宝物庫・際奥の部屋
〖黄金の宝箱〗
「流石に此処までは皆、入って来れないか‥‥‥‥〖雷牙の大太刀〗〖八部衆の門〗よ。棚に戻り休んでくれ」
「グルル‥‥‥‥」「‥‥‥‥」
「〖炎の首飾り(ブリーシンガメン)〗と〖白梟の歪剣〗だけで足りるだろうか?‥‥‥‥いや、彼処に落ちなければ問題は無い筈だが。念の為〖卵〗は収納魔道具に閉まっておくか‥‥‥それと神煌具も幾つか仕込んでおかないとな‥‥‥これは徹夜になるか、久しぶりに一人になれて嬉しいな‥‥‥」
一方外では
〖造船都市エヌマ〗
「セツナの奴は何処に消えたのだ?」
「探して拷問の続きをするのよっ!そして、責任を取らせてるんだからっ!」
「セツナ様~!何処ですか~?」
〖出発一日前〗
〖ライトニング商会プライベートビーチ〗
「久しぶり爆睡したなー‥‥‥‥クソ~、本当ならエスフィール達と一端、地球に帰って、ゆっくり買い物にでもしてる予定だったのにさー、魔剣学園のトラブルメーカー共め‥‥‥ん?」
高価そうな剣を腰に付けた赤髪の美少女砂浜から海を眺めていた。そして、なんとも気品ある姿に俺は数秒見とれてしまった。
「え?‥‥‥‥あぁ、神成君。此処に居たの?昨日の夜、皆で貴方を探していたのよ」
「君は‥‥‥エドワードの恋人のレイカさんだっけ?」
「恋人って‥‥‥‥まだ違うわよ」
まだ。ねえ‥‥‥エドワードの奴もこの子と話している時、楽しそうに話している。そして、レイカさんのこの反応から察するに‥‥‥お互いに意識し合ってはいるんだろう。
「何だ。じゃあ、君とエドワードが付き合うのももうすぐなのか?」
「つ、付き合うって‥‥‥は、恥ずかしいじゃないっ!」
バシンッ!!
彼女が俺の背中を叩いた瞬間。俺はティアマト地方の大海原へと飛ばされた。
「ゴフッ?!ガアアアアア!!!」
「あっ!ごめん。遂、恥ずかしくなって力が入っちゃったわっ!」
「ガアアア!!!ゴボボボ!!!(このトラブルメーカー共がぁっ!!!)」
「ブオオオオオオオ!!!!!‥‥‥‥君。大丈夫?何でこんな海の真ん中に居るの?」
「ゴバボボボ‥‥‥ゲホッ!ゲホッ!‥‥‥‥レヴィアタン‥‥‥助‥‥‥かった‥‥‥ありがとう」
白鯨状態のレヴィアタンが海の中から現れ、俺を背中に乗せ海面へと浮上してくれた。
「‥‥‥‥あれがカンナギの力なの?圧倒的過ぎない?ユグドラシル」
「魔法世界じゃ最強種の一角ですから、本気を出した彼女はこんなものではないと思いますよ」
「貴女達。少しはこの子の心配をしたらどうなの?‥‥‥海に捨てるわよ?」
「「ヒ、ヒイィ!!レヴィアタン様!!ごめんなさい!!」」
「ゲホッ!‥‥‥少し見ぬ間に上下関係ができてやがる」
少し目を離した隙に、この三神に何かあったんだろうか?しかし、レヴィアタンは自分の事は〖悪性〗とか言ってるくせに。母性の塊みたいな神様なんだよな‥‥‥精神年齢が低い―女神―ティアマトと―女神―ユグドラシルを自身の子供みたいに接している。
「‥‥‥あっそうだっ!ティアマト。これを君に渡しとくよ。〖方舟〗も手に入れたし。俺はもう使わないからな」
俺はそう言うと収納魔道具からアプスの〖真核〗を取り出し。ティアマトに手渡した。
「これって‥‥‥‥アイツのじゃないの‥‥‥入らないわよ。あんな奴の〖真核〗なんてっ!もう絶体に復活しないんだからっ!」
ティアマトはそう叫ぶと、〖真核〗を海に投げ捨て様する。
「止めないっ!ティアマトッ!それを捨てたら貴女は今後一生公開する事になるわっ!ブオオオオオオオ!!!!!」
「ヒギィ?!」
レヴィアタンの雄叫びがティアマト地方の海域全体に響き渡った。
「な、何でそんなに怒るのよ?レヴィアタン」
「‥‥‥‥貴女は地球側のティアマトじゃないかもしれない。貴女が転生体で、転生前の記憶が無かったとしても‥‥‥‥そんな事をしては駄目。それは貴女の全てを歪める始まりになってしまうもの」
「‥‥‥‥レヴィアタン」
「ティアマトが脅えてる?」
「俺は帰った方がいいかな?」
「いえ、君は居てほしいの。この娘の契約してるもの‥‥‥そして、寄り添ってあげてほしい。何処かに消えたビルガメッシュの代わりに‥‥‥‥」
「寄り添ってあげてほしいか‥‥‥‥今日も徹夜になりそうだが‥‥‥良いよ。付き合おう」
「ウゥゥ‥‥‥レヴィアタン。私」
そうして俺とユグドラシルはレヴィアタンのティアマトへのお叱りを大人しく聞き、その後。ティアマト自身の話を朝まで付き添い聞き寝落ちした。
◇◇◇◇◇
色々な娘達と過ごし忙しい五日間だった。そして、〖ロウトルの転移迷宮〗へと向かう為の五日間の準備を終えた俺達は準備万端で出発の日を向かえるのだった‥‥‥‥後、ガラ先生とサーシャの奴はいったい何処に隠れたんだ?〖海底領域〗から分かれた後、一度も会ってないんだよな‥‥‥‥
〖黄金の宝物庫〗物置き
「幻獣の楽園には絶体帰らないよっ!」
「‥‥‥‥帰ったら殺される」
ユグドラシル地方・〖幻獣の楽園〗
「じゃあ、そろそろギャラハットさんとサーシャを迎えに行ってくるね。エリス」
「えぇ、再起不能にして連れて帰って来て下さい。アリス」
「うんっ!二人共。ボコボコにして連れて帰って来るわ」
〖幻獣の楽園・筆頭戦力(ガリア帝国第一王女)アリス・ガリア〗
最強の王女が動き出す‥‥‥‥‥




