表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
569/867

〖七聖―女神―ティアマト〗 対 〖七終神・レヴィアタン〗No.1 始祖・神集九煌の激突

クサリサ戦はカンナギの姫君の方で始まっているので、よろしくお願いいたします!


今から始まるは〖始祖・神集九煌〗同士の闘い。


魔法世界(アリーナ)が神代から現代に移り変わってから、初となる四十九神からなる始祖・神集九煌同士での苛烈な闘いが始まる。



海底領域外周・〖ナンム〗


「私の世界で異変があったから降りてきたら‥‥‥‥何で暗黒大陸の〖極神〗が私の領域に入るの?」


「‥‥‥自身の置かれている状況もできないなんて、相変わらず可愛そうな子ね。〖―女神―フブル〗様は」


「私の神名を気安く呼ばないでくれる?レヴィアタンッ!」


「私に怒っている場合?‥‥‥‥〖地球〗側の貴女(ティアマト)がいなくなった事で、魔法世界(アリーナ)に変な奴等を招く原因になったのは自覚してないのかしらね?それどころか自身の領域の三割を奪われる始末‥‥‥‥〖始祖・神集九煌〗の品格を地に落とすつもりか?七聖―女神―ティアマト」


「‥‥‥‥私はただ、彼の話を聞いて可愛そうなと思って力と場所を貸してあげ様としたら、捕まってしまったのよ。〖地球〗での私の事を楽しそうに語ってくれるから良い人だと思って‥‥‥‥」


「はっ!相変わらずの何もかもが甘い―女神―ね。それだから、これ程の被害が出ているにも関わらず対処が何もかも遅れるのよ。この魔法大陸(エウロペ)の神共は」


「‥‥‥は?かつて暗黒大陸の海域で〖勇者〗に倒され、服従させられた神に言われたくないわ」


「あっ?」


「はっ?」


一瞬の沈黙が流れた後‥‥‥‥‥火蓋が切られる。


七聖(フブル)魔法・〖母なる海水〗」


「極神魔法・〖闇海〗」


―女神―ティアマトは自らの領域たる海を操り、極神レヴィアタンは自らの影から黒い海を放出し始めた。


この魔法世界(アリーナ)の海を統べる二神による魔法発動によりティアマト地方の海洋環境は大きく変わり始める。


海洋地帯〖ティアマト地方〗の中心地である〖海上〗のエヌマ。〖海底〗のエリドゥ。〖深海〗のエリシュの海水は無くなり。海底の底に海上からの光が到達する。


「‥‥‥‥私の領域になんて事をするの?馬鹿なのレヴィアタン」


「余所者共に隙をつかれて、自らの神殿を奪われる馬鹿に言われたくないわね‥‥‥‥まぁ、そのお陰でこうして、貴女との再戦が叶ったのだけど。起きたてで技の切れが全く無い様に見えるわね。ティアマト」


「本当に腹立つ言い方。こんなのが隣の大陸に来ない様に昔、巫ノ神子(かんなぎのみこ)に頼み込んだのに何でこんな事になるの‥‥‥‥」


「七聖―女神―の特有の甘さのせいではなくて?昔から貴女達は問題を起こすものね。七大大陸の問題児さん達は」


「‥‥‥‥自分の治める大陸もまともに統治すること無く、無法と化している暗黒大陸の神に言われたくない一言だわ。〖色神・アスモ〗は何をしているのよ」


「他の神なんて私には関係無い‥‥‥私はただ、この再戦を楽しみに時を過ごしてきた。そろそろ始めましょうか。私達の因縁の闘いを。〖白覡(はくげん)〗」


「勝手に因縁を押し付けないでっ!私は一刻も早く神殿に居る彼と使徒さんに会わないといけないんだから。〖海儡(かいらい)〗」


極神・レヴィアタンの黒影から無数の黒鯨が(あらわ)れ。―女神―ティアマトへと放つ。


そして、その攻撃を迎撃する為。自らの海を鋭利な水害へと変え放ち始めた。


白鯨の姿を録っている〖極神〗は(しもべ)たる鯨や鯆の〖摩混獣〗を影から出現させる。


四十九の神からなる〖始祖・神集九煌〗達は神話魔法とは別に固有の神名魔法を操る事ができる者が存在する。そして、―女神―ティアマトと極神・レヴィアタンはその操る事ができる神々であった。


片や人型の巨大な神はおのが領域の海水を凶器へと変え双方相対し始めたのだった。



『黄金の宝物庫』


「シュララララ‥‥‥始めるか〖極神・レヴィアタン〗‥‥‥‥タブーとされる始祖・神集九煌同士の闘いを‥‥‥‥それもまた一興よな。ジュラララ」

〖七原龍(黒龍)・八岐大蛇〗



『ユグドラシル地方・ティアマト地方境目・ミーミル大瀑布』


「‥‥‥‥そんな?あれは?」


「ユグドラシル様。あの海上の光は何ですかな?」


「‥‥‥‥魔法世界(アリーナ)の危機です」

〖七聖―女神―・ユグドラシル(仮の身体)〗



『ティアマト地方・ウルク庭園』


「カハハハ‥‥‥沈んでいた意識が戻った様だな。ティアマトは」


「‥‥‥‥アナスタシア。あの闘い‥‥‥色々と不味い‥‥‥止めないの?」


「いや‥‥‥半分の力しか扱えない今の私では無理だぞ。サーシャ‥‥‥あんな奴等の闘いに入ったら最後潰されて終わりだな」

〖七氷帝・アナスタシア〗



『フレイヤ地方・豊穣の炎壇』


(‥‥‥‥東から神々の気配。貴女が召喚されてから嫌な予感はしていましたが、まさかティアマトと闘う為だったとは思いもよりませんでしたよ。極神・レヴィアタン)

〖七聖―女神―・フレイヤ(神霊状態)〗



『ティアマト神殿』


「焼き焦がせ。灰神楽〖灰の残炎〗」


「フハハハハ!!何だ?その意思がある様な炎は興味深いではないかっ!〖淡水海流(アプス・ヌア)〗」


(馬鹿だね。この神はさぁ、外の異変に興味無しとは‥‥‥‥いや、最早、この魔法世界(アリーナ)の事なんてどうでも良いと思ってるみたいだね。そして、外はまるで神話時代の頃の様になっているね‥‥‥)

〖七原龍(緋龍)・灰神楽〗



近くに存在する全ての始祖・神集九煌の神々がこの闘いが苛烈な闘いになる事を予想した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ