表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
564/867

怪物達の二重奏 No.1 傑出した怪物

昨日の投稿分の頁ですが加筆と修正致しました。



読みづらい文章にしてしまい申し訳ありませんでした。



◆◆◆◆◆


〖ムシュマッヘ〗


蛇、獣、鳥が合わさった姿の怪物。或いは七つの頭を持った大蛇とされる


◆◆◆◆◆


〖ウルク庭園〗


「ガアアア!!侵入者共がぁ!!何処まで飛ばす気だ?!!」


「‥‥‥‥五月蝿いキマイラ‥‥‥」


「いや、あれは〖魔混獣〗の類いではないのか?」


「‥‥‥‥魔混獣?何それ?」


「カハハハ!知らないのか?サーシャ。暗黒大陸の類いの生物ではな」


「ガルルル!!何をどうでも良い話をしてやがる。小娘共!!喰らえ!!〖ムシュマッヘ・エンキ〗・〖混獣の業牙(マッヘ・ルベ)〗」


「五月蝿い獣はセツの飼ってる猪猫梟で事足りとるぞ。私は傷もまだ、癒えていないんだぞ‥‥‥‥数分だけ本気を出そう。〖青の氷〗・〖氷霊結界・アヴローラ〗」


『始祖・神集九煌(しんしゅうきゅうこう)』が一神。〖氷霊帝・アナスタシア〗は油断し、返り討ちに合う様なポンコツな一面があるが。〖―女神―ティアマト〗や〖極神〗と肩を並べる程の実力を持っている。


フレティア水門の戦いではその油断で大怪我を負う事になった。

その様な過ちを今回の戦いでしない為に、彼女は本気の闘いを披露する。


「ガルルル!!‥‥‥‥海底の中に青いオーロラ?何だ?この現象は‥‥‥」


「‥‥‥‥綺麗なオーロラ‥‥‥」


「カハハハ!!そうだろう。そうだろう。私の技は氷雪大陸の〖七氷帝〗の中でも一二を争う美しい技と讃えられるんだぞ。本当は本国に入る半身の私と元の姿に戻ればもっと美しくそして、氷雪現象を起こせるのだが今回の相手ならそこまでする必要はないな」


「何?ガルルル!!貴様!!俺を馬鹿にしているのか?噛み殺すぞっ!」


「それが事実なのだから仕方ないだろう。サーシャよ。今回は私があれの動きを抑えている。その間に詠唱を終わらせとのだぞ〖青の氷〗・〖青氷霊〗」


「‥‥‥‥分かった。五属性魔法の準備をする」


「ガルルル!!させるかっ!!馬鹿めっ!〖ムシュマッヘ・エンキ〗・〖狩りの牙獣(ムシュ・アガ)〗」


「防げ。〖氷霊〗達よ」


「フフフフフ」「ウフフフ」「アハハハ」


「ガルルル!!死霊かなにかか?この青い浮遊体共!!邪魔だ。俺の攻撃の邪魔をするなあぁ!!」


「カハハハ!!無駄だぞ。この子達は私が使役する、氷霊。あらゆる攻撃を防ぎ、あらゆる攻撃を行う〖氷霊国・アナスタシア〗から呼び寄せた私の契約者達だ」


「‥‥‥‥契約者?普通、契約者は一つの対象しか選べない筈。兄弟子は例外だけど。何でアナスタシアも?」


「カハハハ!!私はこれでも〖七氷帝〗の一神なんだぞ。サーシャよ。〖七聖―女神―〗〖七原竜〗〖七氷帝〗などの『始祖・神集九煌(しんしゅうきゅうこう)』の神々に契約者の人数制限など無い。気に入った者に力を与え、更にその者が〖資格〗を手に入れた時、眷属に繰り上げ、更に進化を遂げた時、真なる〖神ノ使徒〗に選ばれる」


「‥‥‥‥〖神ノ使徒〗?たまに聞く事がある。確かこの大陸にも居るとか‥‥‥‥居なくなったとか」


「ム?居なくなった?いやいや、私達のすぐ近くに居るぞ。なんたってセツ‥‥‥‥(いや、こんな誰かに聴かれるか分からない場所でセツが〖神ノ使徒〗だぞ。などと言ったら不味いな‥‥‥‥)」


「‥‥‥セツ?」


「氷雪大陸の〖神ノ使徒〗はまだまだ幼い可愛い子なんだぞ。だが強い!!」


「‥‥‥氷雪大陸の〖神ノ使徒〗が強いだね。成る程‥‥‥‥」


「カハハ‥‥‥あぁ、そういうことだぞ。(フゥー、なんとか誤魔化せた。セツは余り、仲間や周囲に自身が〖神ノ使徒〗だと気付かれたくないと言っていたしな。魔法世界(アリーナ)の〖神ノ使徒〗が誰なのかなんて余り知られない方が良い。うっかりしていたな。私のアホウ)」


「ガルルル!!!鬱陶し死霊共がぁ!!此処等一帯ごと消し飛ばしてやる。〖ムシュマッヘ・エンキ〗・〖牙獣の爆邪(ムシュマッヘ・ドルア)〗」


パキンッ!


「私が本気になった時点で、お前の好きに動けなくなったことが分からないか?‥‥‥‥思えばセツにはフレティア水門では悪い事をした。私の些細な油断で危うくセツの奴を殺しかけてしまったのだからな。慢心はもうしない‥‥‥〖青の氷〗・〖氷結青〗」


「ガルガァ?!!!ガアアアアアアアアアア!!!!(お、俺の口の中が氷っていく?!)」


「‥‥‥‥不思議な力。現代魔法の氷魔法とも全然違う力‥‥‥‥これが極寒の氷雪大陸を統べる〖七氷帝〗の一神の力‥‥‥‥恐ろしい」


「ティアマトとレヴィアタンが闘い出した事で、この戦いの規模は一大陸だけの問題では無くなった。魔法大陸(エウロペ)剣技大陸(アルトネ)の復活した〖神ノ使徒〗。氷雪大陸、暗黒大陸、列島大陸の神々たる私達を巻き込んだ。世界を巻き込む大戦に変わった。だから、先ずはお前を仕止めて先を急ごう。〖青の氷〗・〖氷開闢〗」


「ガルル!!ガアアアアアアアアアア?!!!!(か、身体の内側から凍らされていく?!!)」


「‥‥‥‥青のオーロラがムシュマッヘに群がってる?‥‥‥‥」


「行け。氷霊の子供達。セツの敵を凍らせる!!」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ