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二対の蛇は深海の底へ No.1 化物の襲来


海闘の国・エリシュは―女神―ティアマトにより、深海へと落とされた〖海竜族〗〖海人族〗が統治する国との事だ。


海中での戦いを得意とする軍隊が存在し、〖深海〗エリアの秩序を守り、深海で荒ぶる巨体海竜や海魔獣退治などを行い。


深海の治安維持費と称して、他の深海の国々から金を取り立てたり退治した海魔獣の素材を他国に売って国の経済を維持しているとマルタ女王は言っていた。


そして、最近では〖海底〗エリアを支配する様になった〖神・アプス〗打倒を掲げ、〖海底〗や〖深海〗に住む人達を集めてレジスタンスを結成している。


まぁ、そのせいで〖アトランス国〗を初めとした深海の国々は若い男達が居なくなり、治安が悪くなっているのだとかアルマさんは言っていたな。



〖海闘の国・エリシュ・入国水門〗


「此処が〖深海〗の中心部とも言われるエリシュか‥‥‥‥此処もアトランス国同様に国中が明るく、空気もあるんだな」


「全て―女神―ティアマト様の〖権能〗のお陰らしいよ。刹那。〖母の光〗〖叡知の泡〗とか言われる権能で深海、海底、海上の全ての生物に与えられたものなんだって」


「そんな大規模の〖権能〗聞いたことが無い‥‥‥俺が眷属となっているアテナ様には無理な芸当だな」


「それは多分、―女神―様達の得意分野の違いだろうね」


「得意分野の違い?七聖―女神―の中でも得意不得意があるのか?ガラ先生」


「あれ?知らなかったかい?以外だね、君が知らないなんてね‥‥‥‥ティアマト様は広範囲に影響を与える〖権能〗が多く、アテナ様は他種族達の文化や歴史に影響を与える〖権能〗が多いんだよ」


「アテナ様が文化や歴史?そんなアホな‥‥‥‥あんなアホナ様が他種族の文化や歴史に影響?‥‥‥俺は絶体に信じないわ」


「いや、―女神―アテナ様はこの魔法大陸(エウロペ)の危機を何度も救った‥‥‥‥」


ドガアアアアンンン!!!!


「は?爆発音?‥‥‥‥しかも案外近くないか?」


「‥‥‥‥まさか此処にも〖神・アプス〗の子供が襲撃してきたのかな?爆発した場所へ行ってみようか。刹那」


「あっ!ちょっとっ!まだ、魔水球には皆が居るし、来た事も無い国で置いていく分けに行かないんだが‥‥‥てっ!行っちまった‥‥‥‥流石、円卓の騎士。自分から進んでトラブルに向かって行くとはな。〖魔水球〗よ!一端、黄金の宝物庫の中へ入れっ!」


シュンッ!


「良し、とりあえずこれで誰とも離れ離れになることはないな‥‥‥追いかけるか」


俺は急いでガラ先生の後を追いかけ始めた。



〖エリシュの大城〗


「エアー様!!敵襲です」


「何?何処からだ?深海の国々は俺達に協力し、巨大海竜共は殆んどが「冥界」に落とされてた筈だぞ」


「う、上です。エアー様。か、海底エリアの二匹の巨大蛇と共に化物共がこの国へ押し寄せて来ていますっ!」


「じゃあ、訓練中のレジスタンスを動かせよ‥‥‥いやそれは不味いか、あれは他国から来た者達。この国で怪我を負わせたり、死人を出すのは不味いな‥‥‥‥我が国のエリシュ軍を向かわせろ。私も準備ができ次第、戦いの場に(おもむ)く」


「エアー様自らですか?それは余りにも危険です。貴方はこの国のトップなのですよ」


「レジスタンスも日増しに人数が増え、深海の各国からの支援金で我が国が潤う中、他国は疲弊し始めたと聴いている。だから、上から降りてきた海底領域への出入りを知るであろうアプスの子供が来たのであろう?ならば奴等を捕え、海底領域へと入る方法を聞き出してくれるわ」


「成る程。エアー様の深き考え、このアルーバ理解致しました。では、私もご一緒に御供させて頂きます」


「おぉ、共に行こう。化物退治にな。ウシュムよ」



〖海闘場市場〗


「ギャアアア!!!」


「ば、化物?!!!」


「た、助けてくれれ!!」


「ギリリリ!!」「バハバ!!!」「ギシギシ!!!」「ルルルル!!!」「へへへへ!!!」


「見た目なんて対して変わってんだろうよ。毛があるか、牙が生えてる位の違いだろう。此方からしたらお前らの方が化物だぜええ!!ヒヒヒ」


「使えそうなのは連れていき、親父殿に明け渡すぞ。バシュム‥‥‥先ずは強そうなのを炙り出す」


「へへ、ヘイッ!ムシュフシュの兄貴!!」

〖11人の怪物(クル・ヌ・ギア)・バシュム〗


「‥‥‥大きな蛇が二匹?」


「ガラ先生!!先に行くなよ‥‥‥てっ!大蛇か?」


「む?死にたがりで息の良いのが早速現れたか‥‥‥半殺しにするぞ。お前ら」


〖11人の怪物(クル・ヌ・ギア)・ムシュフシュ〗


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