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ティアマト地方の国々


ティアマト地方〖海上〗


巨大港街〖ザキントス〗


「いきなり魔法大陸(アリーナ)に着いた思えば、化物達の大行進‥‥‥いったいこのティアマト地方で何が起ころうとしておるのだ‥‥‥‥それにこの事をあやつは知っておるのか?」


「○ナー!!一端、今日泊まる予定のホテルに集まりだってっ!行こーっ!」


「う、うむ。今、行くのだ‥‥レ○○」


「ハハハッ!!して?アインズ殿は何処でござるか?ここはヘファイストス地方なのでござろう?」


「まだおったのか?お主‥‥‥さっきから何度も言っておるがここはティアマト地方じゃ」


「ハハハ!!!またまた、ご冗談を言うのが上手いな。拙者を雇った学園の生徒殿は、アインズ殿はここに入ると以前の雇い主に聞いておる。だから、間違いなくこのオアシスとやらにアインズ殿は入るぞっ!ハハハッ!」


「だから、そのアインズとやらは多分‥‥‥ん?アインズ?‥‥‥もしかしてそのアインズとはセシ‥‥‥‥」



『ユグドラシル地方とティアマト地方の境目』


〖ミーミル大群滝・世界樹の(ラシルミーラ)


「依代様っ!!頼まれてた材木、人員、道具、全て積み終わりましたぜっ!何時でもティアマト地方に落ちれますわ。どうしやすか?」


「そうですね‥‥‥ティアマトに何か起ころうとしていますが、あの方との約束もあります。それにこの気配‥‥‥もしかしてとは思いましたが、自力で来られたのですか?あの子は?‥‥‥‥これは向かわない分けには行かなくなりましたね。目指すは〖海上〗の中心地〖エヌマ〗へと‥‥‥‥行きましょうっ!皆さんっ!」


「「「「「「「オオオオオオオオオッ!!!!!!!」」」」」」」



〖オケアノ諸島・観光国・バルブ〗


「何?〖深海〗エリアに異変だって?」


「はい。ハメハ大王様。いかが、致しますか?」


「今更、あんな棄てられた争いの海域で何があろうと、この楽園とも呼ばれる〖海上〗エリアでは関係ない話だね。それに今は、他大陸からわざわざやって来てくれた観光客様の皆様の安全と快適な時間が大事だろう‥‥‥‥軍を派遣しても良いから、観光客様方だけはなんとしても守るんだ。この〖オケアノ諸島〗の名誉の為にもね」


「畏まりました。それは勿論でございます。偉大なるハメハ大王様」



〖造船都市・エヌマ〗


「聴いたか!!!アルファさんカンナさん。近々、超巨大な魔道船がこのエヌマで造られる予定なんだとよ。何でも使う素材は世界樹の木や伝説の鉱石〖オリハルコン〗を使ったとてつもない大魔道船に造り上げるんだとよ」


「朝から五月蝿い現地案内人のエンデさんだねぇ。例の話?聴いてる聴いてるよー、だから、私達。〖オアシス〗の魔道具師達も召集されたんだしね。噂だとユグドラシル様からの信託とか言われてるよね。アルファさん」


「あ?あぁ、何でもヘスティア、ヘファイストス、フレイヤ、アテナ、ユグドラシル地方から選りすぐりの技術者が集められているらしいな。そして、俺達はその中でも別格のエリート魔道具師班って分けだな‥‥‥あれは俺が小さい時の頃でな‥‥‥」


「あー、あー、また始まったよ。アルファさんの自慢話」


「いや、まずは聞け俺の伝説的な幼少期をな」

〖収納魔道具の世界的権威にして、七刀鍛冶師の一人〗・アルファ・クラウディウス


「あー、もう。始まちゃったよ。もう(‥‥‥‥でも造船都市の中心地にある、大きな水晶はいったい何なんだろう?)」



〖海底〗エリア


〖人魚の国・ポセイドン〗


「〖深海〗のアトランスとティスが解放されただと?」


「はい。海王様‥‥‥‥アトランスに至っては他大陸からの神々の力により、結界が張られたとの事で我々の‥‥‥〖神・アプス〗様の子供やその配下も近づけなくなったとの事です」


「‥‥‥‥良い気味だな。あれ等が突如現れてからというもの、このティアマト地方は狂い始めた。我が国の者達も化物に変えられ。今も尚、強制労働によって〖海底領域・エリドゥ〗で何かを造らされていると聴く」


「いちを軍を動かす用意はありますがいかが致しますか?この期に乗じて、〖海上〗や〖深海〗各地に入るレジスタンスとの共闘も視野に入れるべきではないかと」


「止めとけ、止めとけ、〖深海〗ならともかく、ここは〖神・アプス〗が支配する〖海底〗エリアだぞ。狩られて終わりだ。あれ直属の子供共、『淡水の三神子(アプス・ア・ナブ)』や王子とか言うのが派遣され、この国が滅ぶだけだ‥‥‥‥ティアマト様のお身体が捕らえられて入る状態では、我々、海底の民は何もできん」


「‥‥‥‥承知、致しました。海王様」



〖海人の入り江〗


「何?お前もレジスタンスに行くのか?フーア」


「あぁ!!何でも下の海域で動きがあったらしくてな。偵察のついでに行ってくる。もしかしたら、他の〖海底〗エリア」の国々でも俺と同じ様に動き出した者も入るかもしれないしな」


「そうか、なら、私は〖黒海〗と〖バミューダ〗辺りの国々に行って様子を見てこよう」


「そうかっ!ならばお互いに気をつけて行こう。友、フールトゥよっ!」


「おうっ!」



『海底エリア中心地・海底領域・エリドゥ』


〖化物の楽園〗


「ウシャシャシャ!!!」「ヒヒヒヒヒヒ!!!!」「アハハハハハハ!!!!」「キヒヒヒヒヒヒ!!!!」


あちら此方から怪奇な叫び声や奇声が上がる‥‥‥‥。


「何?ティスを奪取され、死にかけて戻って来ただと?オマケにギルタブリルの加勢にも行かずにみすみす、おのが兄弟を救いにも行かずにか?バシュムよっ!!!」


「お、俺は自分でできる範囲で精一杯頑張ったんだよーっ!ムシュフシュの兄貴だからそんなに怒らないでくれえぇぇ!!俺は悪く無いんだよーっ!!」


「‥‥‥‥貴様、それでも同じ母から産まれた兄弟なのか?恥を知れ‥‥‥‥」


「いやいや、その兄弟が困っているなら助けてあげないとね。ムシュフシュ君」


「王子か‥‥‥‥」


「そうそう、僕、僕‥‥‥偉大なる父様の後継者さ。それよりも、君が管轄と侵略を続けている〖アトランス〗で変な事が起こったらしいじゃない。他大陸の神々が結界を張ってしまったんだってね‥‥‥どうする気?」


「‥‥‥‥親父殿の指示に従うのみだが」


「あー、無理無理、父様はそろそろ。扉を開くあれの準備に入るとか言ってたからね。だから、暫くは僕に任せるそうだよ」


「‥‥‥親父殿が貴様に権限だと?何故だ」


「君達と違って、僕はあの人の正当な後継者だからさ。それよりも、〖深海〗がこれ以上めんどくさくなる前にバシュムと共に、レジスタンスの本拠地とか言われる〖エリシュ〗やアトランス国を壊して来なよ。兄弟」


「へへへ?!ムシュフシュの兄貴が一緒に来てくれるのかよっ!やったぜっ!」


「貴様っ!!!俺に命令をする気か?」


「言ったろ、僕は権限を与えられているってね。父様の命令だ。行ってきなよ。ムシュフシュ君」


「‥‥‥‥‥‥了解した。アプス王子殿」



〖アトランス国・出発の入り江〗


「ギャウウウウウ!!!!」


「シーラスと魔水球の準備もできたな‥‥‥‥しかし、本当に一緒に付いてくるのか?アルマさん」


「付いていくわよ。アンタの中にあれと同じ物ぶちこみ返すためにもね」


「ぶちこみ返す?‥‥‥‥何をだ?」


「‥‥‥‥アンタ、本当に覚えて無いのね。ていうか、アンタ、幻術系の魔法に弱すぎない?」


アルマさんはそう言って自分のお腹ら辺をサスサスしている。


「ん?あぁ、セシリアにも確か昔、言われたな。俺はどうやら純粋な性格な様でかかりやすいんだろうな」


「アンタ‥‥‥良い性格してるわ」


「よく言われるな」



「では、シエル様。今回はこの国を救って頂きありがとうございました。アルマの事、どうかよろしくお願いいたします」


「いいえ、此方こそ長い間、この国に滞在させて頂きありがとうございます。マルタ女王陛下、〖深海〗の他の国々との連携‥‥‥上手くいくことを願っております」


「はい。もしほかの〖海竜〗や〖海姫族〗を味方に引き込めた時はシエル様達と合流し、憎き〖神・アプス〗打倒の軍を向かわせたいと思います」


「そうですか‥‥‥‥その時は私達も微力ながら協力させて頂きますね」



「キャアアアア!!!ギャラハット様!!行かないで下さい!!!」


「そうよっ!ずっとこの国に居てっ!!!」


「私達のプリンス様!!!」


「ありがとう!皆様。でも、僕はこの国とこの地方を救わなくちゃいけんないんだ。君達の為にもねっ!だから、しばしのお別れを悲しまないでね」


「「「「「キャアアアアアアアア!!!!!!!!!素敵っ!発言が素敵すぎるわアアアア!!!!私達のプリンス・ギャラハット様!!!!!!!」」」」」



「いつの間にかシエルさんとマルタ女王も仲良くなって、ガラ先生はアトランス国のプリンスになってのか‥‥‥‥すげえな」


「そして、アンタは色んな女の子から恨みをかったと‥‥‥フンッ!」


「ですねっ!フンッ!」


「反省して下さいっ!ご主人様!!フンッ!」


アルマさん、可憐ちゃん、ウリエルはそう言って俺の両頬をひっぱたいた。


バチンッ!!!


「痛えええええ!!!!何すんだ君達!!!」


「「「内緒よっ!」ですね!」ですっ!‥‥‥ねぇーっ!」


三人は仲良くハモると魔水球の中へと入って行った。


「‥‥‥‥まさかあの夢‥‥‥現実だったのか?‥‥‥‥まさかな‥‥‥あんな変態プレイが現実なわけないない‥‥‥次の目的地〖エリシュ〗に向かうとするか。エスフィールと再開する為にも‥‥‥‥」


こうして、俺達は次の目的地である〖海闘の国・エリシュ〗へと向かうのだった。

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