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臨界決戦・〖神子の愛は世界を揺らす〗No.11 神子に愛を


『?????の世界』


(‥‥‥アナタだけでも‥‥‥違う‥‥‥生を‥‥‥‥生きて‥‥‥‥‥ラ‥‥‥‥)






此処(ここ)は?何処(どこ)?今のは夢?


(フハハハハハッ!彼方側では失敗したが、此方では上手くやってやろうではないか。その為のこれ等も連れてきたのだ。これ等を利用し、俺様は必ず神座(かむくら)へと返り咲く。憎き●●●●●への復讐の為にもな。フハハハハハッ!)


復讐?


(おぉ!起きたか、ど‥‥‥‥‥俺様の娘よ)


貴方が私のオトウサン?


(あぁ、そうだ。高貴なる俺様がお前の父だ。テ‥‥‥‥ラフムよ)


ラフム?それが私のお名前なの?


(フハハハハハッ!そうだ。それがお前の全て、存在意義そのものだ‥‥‥‥‥俺様が再び〖神〗に戻る為の存在。それが俺様の娘。オルビステラ・ラフムなのだ)


オルビステラ・ラフム?‥‥‥それが私の新しい(・・・)お名前?‥‥‥‥‥でも本当の‥‥‥私は‥‥‥‥



▽▽▽▽▽


〖オルビステラの世界〗


「俺達は最初の油断で体力を消耗し、君と闘いもギリギリの所まで追い詰められている‥‥‥‥」


「私はその後、貴方の凄まじい反撃で時間を取られ、今は体力の限界が近い‥‥‥」


「お互いのこの〖世界〗での体力も限界が近づいているのなら‥‥‥‥」


「やる事は一つ‥‥‥‥」


「君を‥‥‥‥」


「貴方を‥‥‥‥」


「「一気に倒す〖短期決戦〗!!」」



「いくぞっ!オルビステラ!!!〖神気外格法〗・〖緋龍の残炎〗」


「貴方を倒せば全て終わるっ!!復讐も終わるっ!!〖ラフム・アンシャル・エンキ〗・〖六つの髪と打鞭(ラフム・オル・グル)〗」


オルビステラの髪が鞭の様にりなりだした?それに加えて彼女が持つ紫の鞭‥‥‥‥あれも警戒しないといけないといけない。合計七つ鞭を同時に対処しないといけないのか?


「‥‥‥たくっ!厄介な。燃え広がれ、〖灰神楽(はいかぐら)〗!!!〖週熱〗」


「了解したよ‥‥‥‥〖・炎舞〗」


「また‥‥‥炎の壁?芸が無いわね。〖母なる託しをこの鞭に(ラフム・オルビ・ルステ)〗」


オルビステラは紫の鞭を上空へと掲げ回し始めた。

すると俺と灰神楽が放った火炎が回る鞭の中へと向かい、消火されていく。


「此方は〖神気〗のみで闘っているんだ。それとは引き替えにオルビステラという娘はこの〖世界〗でも〖魔力〗と〖神秘〗を使えるそれを良い事に、少年が放った〖神気〗を〖魔力〗で弱らせ〖神秘〗で周囲に弾いているのだろうね」


「さっきまでは灰神楽の圧倒的な〖神気〗の力に圧されていたから、劣勢だったという事か?そんなに俺はオルビステラにナメられているという事か‥‥‥‥」


「あの娘は〖八部衆〗達が現れてからこうなる事を予測していたのかもね少年。君と彼等のやり取りを見てから‥‥‥あの時からあの娘は作戦を変えたんだよ。彼等に認められる為に、少年とあの娘だけの一対一に持ち込める様に、この〖短期決戦〗に作戦を変えた」


「‥‥‥‥だから。さっきよりも強い攻撃をしてくる訳か。俺さえ消えればそれで良いと。今の俺なら確実に仕留められると。だがそこにこの闘いの勝機は‥‥‥‥‥」


「そう!隙が生まれるよ。少年」


「あぁ、その通りだな。灰神楽!!〖神気外格法・火〗・〖火天一閃〗」


「‥‥‥‥無駄よ。私に許可無くこの〖世界〗では何もできないわ。外の〖世界〗と違って貴方は〖魔力〗も〖神秘〗も使えない。貴方は私に復讐され、倒される道しか残されていないの。〖ラフム・アンシャル・エンキ〗・〖七つな紫は一つに成り(ラフム・エン・ギルガ)〗」


オルビステラの六の髪と彼女がこの〖世界〗で造り出した紫色の鞭《創造武器(クレアーレテームル)》が結合し、一つの大鞭へと変わる。



「‥‥‥‥どう思う?阿修羅」


「あの娘はあれで決める気だな。あれが負ければ、あれとのパスが消え。我等はこの世界から彼方の天へと帰るだけ‥‥‥‥正直、喚ばれたくなかった。以前の様な圧倒的な強さを示したあれとは程遠い者に落ちていた事に‥‥‥これを落胆というのか?〖龍〗」


「‥‥‥‥‥私はそうは思わないよ。阿修羅。彼は力と型を失っているかも知れないけどね」


「けど?」


「〖魔力〗は以前よりも数十倍いや、今も増えている‥‥‥‥それを誰かが伸ばしてあげれば、彼は別の側面で開花するだろうね」


「〖龍〗は従う側に付くと?‥‥‥‥」


「あぁ、そうなるね」


「ではこれで〖乾闥婆〗〖夜叉〗〖龍〗が賛成となった‥‥‥‥本当に君らは人に甘い」


「その甘さが人を導き救う事に繋がるからね。最初に喚び出された彼には痺れたが、今回は別の道で痺れさせてもらおう‥‥‥‥それにこのあの娘の〖世界〗これは良い、この場を利用しないてはないだろうね。あの少年の今後の為にも‥‥‥‥」


「〖龍〗何を考えている?‥‥‥‥まさかこの〖世界〗であれの〖魔力〗を?‥‥‥‥いや、それをするにも先ずはあの娘の大技を超えてもらわねばならないぞ」


「‥‥‥そんなものできるさ。何たって彼は‥‥‥‥私達〖八部衆〗全てを喚び寄せたんだからね」



「‥‥‥‥潰れなさい!!あの人が‥‥‥父がくれた私の力をっ!親愛の鞭をっ!〖偽りの愛憎を娘に(ラフム・オルビステラ・ラウム)〗」


「そんな。増悪に満ちた《創造武器(クレアーレテームル)》を子に創らせ、扱われる者が親なものか‥‥‥‥消し炭にする。少年は次に備えていな」


「は、あぁ、分かった。灰神楽」


「〖火龍刀・開場の型〗・〖緋龍黒炭〗」


元の姿‥‥‥‥〖七原龍・緋龍灰神楽〗の姿に成り、オルビステラが放った〖偽りの愛憎を娘に(ラフム・オルビステラ・ラウム)〗へと向かって灰神楽が刀身から空へと飛び出して行った‥‥‥‥

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