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臨界決戦・〖神子の愛は世界を揺らす〗No.10 今の力


神成 刹那『列島大陸』旅立ち時


(〖◯◯◯◯の光〗‥‥‥‥これで力は示した。突然、八部の門を媒介に次元の狭間が顕れた事には驚いたが‥‥‥‥‥直ぐに閉じた。入る余地も無しにな。それで大人しく従うか?(かえ)されるか、さ迷うか選べ‥‥‥‥〖八部衆〗達)


(‥‥‥‥神が如く力‥‥‥どうなっている)


(ガガガガ‥‥‥‥知らんが俺はこの子を気に入った!俺は従う)


(では、私も君に従おう)


(おいっ!てめえら!何をこんな野郎に(なび)いてやがる。こんな奴っ!俺達が束に成れば‥‥‥‥)


(まだ、分からないか?〖神罰〗)


(グガァギ?!わ、分かったっ!従うっ!俺様も従ってやる)


(((‥‥‥‥‥同じく)))


(決まりか?)


(六体二では適いませぬ)


(分かった‥‥‥‥我々、〖八部衆〗。この日をもって貴殿に従う)


(‥‥‥‥‥助かる。これからよろしく。そして、帰してやろう‥‥‥‥〖八部衆〗)



▽▽▽▽▽


数刻前の〖オルビステラの世界〗


(異なる狭間が結ばれる。不条理な世界に現れろ。異なる〖(ことわり)〗が歪な世界に亀裂を造る。‥‥‥‥次元召喚・〖八部衆・降臨〗)


(‥‥‥俺らまで喚ぶか?)


(喚ばれるのは二度目か?)


(‥‥‥此処はまた別世界だな)


(((‥‥‥‥‥‥)))


(‥‥‥‥来てくれたか〖八部衆〗達)


(あん?誰だお前?‥‥‥‥‥あの強えガキは何処に行きやがった?何で子供が俺達を喚ぶ?)


(‥‥‥‥いや、摩睺羅伽この子があの時の方ですよ)


(あぁ?!嘘つくんじゃねえぇ!!あの圧倒的な威圧感があったガキがこんなチンチクリンな分けねえだろうがぁ!!!)


(威嚇してばかりでは何も始まらない。それに彼との契約は続いている、(ないがし)ろにはできないんだ)


(うるせぇ!!昔の凄まじい強さだったコイツなら、俺は素直に従う。だか、今の‥‥‥‥テメェは何なんだ?魔力量以外の全てが昔よりも劣ってるじゃねえかっ!)


(‥‥‥‥いや、それはだな)


(ならば我々に今の力を示しなさい)


(あぁ?!おいっ!〖龍〗何を言ってやがる?)


(力?)


(今の貴方に我々が本当に力を貸すに相応しいか見せて下さい。さしては目の前で〖緋龍〗様と闘っている。少女をどんな形でも良いです。倒した下さい)


(どんな形だと?それはどういう事だ?八部衆の‥‥‥‥)


(それは貴方のやり方次第です。消すも、殺るも、燃やすも、貴方次第。我々はその全ての結末を見てから判断します‥‥‥‥今の貴方に我々が仕える価値が有るのかを‥‥‥)


(俺。次第の結末‥‥‥)


(セツ‥‥‥‥あのだな)


(おっと天上の中の方よ。教えるのは無しだ!答えはコイツに委ねられた。いくら俺達よりも上でもそれは譲れねえぜ!)


(ぐっ‥‥‥‥突然、現れて好き放題良うとは)


(‥‥‥‥アナスタシア‥‥‥‥いや、確かに昔の様な力がなければこの連中は従ってくれないんだ‥‥‥‥分かった!お前達に今の俺の力を見せる。そして、必ず従わせる)


(おぉ!!そうかいっ!なら、殺ってみろ!ガキ!!ガララララ!!!)


(では、我々は今回の闘いはあの二人以外は一切の手を出しません‥‥‥‥‥ですから見せて下さい。今の貴方存在価値を‥‥‥‥ね)


▽▽▽▽▽


そして現在。


「とういう訳だ。灰神楽(はいかぐら)一端、刀身に戻ってくれ」


「‥‥‥‥〖魔力〗も〖神秘〗も使えず。他〖世界〗から隔離されてるのを良い事に言いたい方だい言うものだね。こんな事を〖八岐大蛇〗や〖極神〗が聞いたらぶちギレるだろうに」


「カハハ‥‥‥‥だから、この〖世界〗で今のセツを見極めたいのだろう。仕える程の力は残っているのかを‥‥‥」


「彼方側の神聖はどいつもコイツも我が儘ばかりだね。アナスタシア」


「‥‥‥‥それをお前が言うか。灰神楽」


「お喋りはそこら辺で終わりにしてくれ、アナスタシア、灰神楽‥‥‥‥あの娘が来るっ!」


「‥‥‥‥全く。〖七原龍〗を相手するなんて思っても見なかったわ。それに遠くに離れている間に、また変な者を六体も喚ばれるなんて‥‥‥‥思いもしなかった」


「なら、降参するか?‥‥‥‥大人しくこの〖世界〗から俺達を出して‥‥‥‥」


「するわけ無いでしょうっ!貴方はフレイの仇‥‥‥私達。〖神々の黄昏(ラグナログ)〗の敵‥‥‥‥だもの。〖代理人〗やお父様が許す訳が無い。宿敵よっ!〖ラフム・アンシャル・エンキ〗・〖世界を統べる紫鞭(ラフム・オルビ・エルメ)〗」


「紫の剣?‥‥‥‥〖魔力〗と〖神秘〗無いこの世界で、あの鞭だけは纏っている?」


「あれは‥‥‥〖創造武器(クレアーレテームル)〗の一種だね。アナスタシア」


「〖創造武器(クレアーレテームル)〗?何で神話時代にはいない筈のオルビステラがそんな物を使えるんだ?」


「カハハ‥‥‥セツが出てくるまで温存したいたのか?あの娘は‥‥‥‥神級の者‥‥‥神話魔法を自由自在に扱い、心象風景の顕現化時のみ使える神の創造武器(クレアーレテームル)をあんな少女が作り出したか、この〖世界〗の中だから許されるチート技だな」


「‥‥‥‥〖担い手〗。貴方を倒せばまだ、私に勝ち目がある。だから大人しく私に殺されなさい。フレイの仇」


バシンッ!


「あえて俺と一対一になるまで耐えて灰神楽と闘っていたのか?この〖世界〗ならまだ君に勝ち目があると?‥‥‥‥だいぶナメられているんだな今の俺は‥‥‥君にも‥‥‥‥〖八部衆〗達にも‥‥‥‥‥」


「余り、動揺しないで少年。〖神気〗が乱れるよ」


「セツ‥‥‥‥‥」


「あぁ、大丈夫だ。アナスタシア‥‥‥‥俺は勝つ。信じてくれ」


「う、うん。わ、分かったぞ!セツ」


「任せろよ。そして、オルビステラ、八部衆達‥‥‥‥さっきから黙ってれば好き放題言いやがってっ!ナメるなよ!今の俺の力をな‥‥‥‥認めさせてやるっ!」



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