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新たな〖世界〗と交差し始める物語


〖世界〗は数多に存在する。


そして、その数多の世界に生きる全ての者に物語が存在する‥‥‥‥‥。



◇◇◇◇◇


魔法世界(アリーナ)には七つの大陸があり、その大陸事に『始祖・神集九煌(しんしゅうきゅうこう)』に選ばれた七人の決戦使徒。


四十九神の眷属の中から選ばしれし者達。〖七つの色欲(セプテム・ルクスリア)〗達がその大陸の主役となり、それぞれ独自の物語を創り成長していく。


そして、現在〖魔法大陸(エウロペ)〗と〖剣技大陸(アルトネ)〗の主役達の物語が交わり合い、紡がれる。


その交わりにより、彼と彼女は再び出会う事ができるのだろうか?



◇◇◇◇◇


ティアマト地方の旅立ちまで残り半日。


俺はかつて〖火炎と落雷〗時代にアジトとして使っていた場所に、今後の旅で必要になる物を回収しに来ていた。


〖赤霧の隠し谷〗


「‥‥‥そうか、かつての我が城を‥‥‥子孫である者が根城にしていたのか。それは何とも面白い」


「まさかイグニッション王家の居城後だとは思いませんでした。すみません、イグニッション王」


「いや、良い。貴殿等が居城の整備をしたくれたお陰でこのまま使えるしな‥‥‥‥それよりもその我が子孫は何処に居るのだ?」


「‥‥‥‥フノス国にいます。相棒は‥‥‥‥スヴァローグはこれまでの償いをすると言っていました‥‥‥」


「償いか‥‥‥ならばそれが終わった時、此方から迎えにでも行くか。遠き血筋の家族なのだからな」


「家族‥‥そうですね。スヴァローグの奴も喜ぶと思います。アイツは人一倍家族を大切にする奴ですから」


「そうか‥‥‥‥それは良いことを聞いた。貴殿には色々と借りができた。いつか困った事があったらこの地を訪ねてくれ、我々、イグニッションは命をかけて力を貸そう」


「‥‥‥ありがとうございます。(フレイヤの民は誰も彼もが情に熱く義理難いか、流石は豊穣の地だな‥‥‥心も豊かだ)」


「では、我はまた前線に戻る。また会おう。若き現代(こんだい)の若き勇者殿」


「ハハハ、元ですよ。イグニッション王、さようなら」シュンッ!








◇◇◇◇◇◇◇


『氷雪大陸』・〖アブソリュート・テンペスト〗


「‥‥‥‥どうだ?修行は順調か?アイよ」


「はい‥‥‥‥氷龍帝〖アブソリュート〗様」


「ならばもっと強くなれ‥‥‥‥この〖氷雪大陸〗の為にもな」


「‥‥‥‥了解です。父様‥‥‥‥」

氷雪大陸の〖神ノ使徒・青〗《アイル・グレイシア・アブソリュート》



◇◇◇◇◇◇


『天空大陸』・〖天空殿〗


「貴殿に反乱軍討伐の指揮を任せる。天空騎士ファタモルガナよっ!」


「ハッ!全ては全能神の仰せのままにっ!‥‥‥‥(チッ!また、厄介事をこっちに押し付けてきやがったな。たくっ!)」

天空大陸の〖神ノ使徒・白〗《ファタモルガナ・メテオーロロギア》



◇◇◇◇◇


『暗黒大陸』・〖ルイン闘技場〗


「オラァァ!!ちゃんとやり合えやっ!白耳のガキッ!」


「頑張んねぇと生き残れねえぞおっ!お嬢ちゃんよぉ!!!」



〖闘技場中央〗


「ウゥゥ‥‥‥ママ‥‥‥‥パパ‥‥‥‥助けて‥‥‥‥」


「はぁー、見てられねぇなっ!おいっ!俺の使いなっ!ここから始めようぜぇ!!最強のサクセクストーリーをよぉ!!」


「へ?‥‥‥‥誰ですか?」

『暗黒大陸』の〖神ノ使徒・緑〗・《レイ・イノセント・デイズ》



◇◇◇◇


『幻想大陸』・〖夢の島〗


「かの地で〖苗木〗が現れ、即座に消されたそうです。エメリア幻想騎士長」


「へ?それは本当ですか?‥‥‥うーん。なら直ぐに視察隊を派遣しますか?風幻神・〖シル〗様」


「いえ、今は他大陸の情勢を安定させるのが先です。ですのであなたは引き続き鍛練を怠らない様に修行に励むのです‥‥‥‥あの〖黄〗の者に負けない様に」


「あっ!セツナ君ですか?懐かしいなーっ!久しぶりに彼に会いたいですね。シル様」


「‥‥‥‥なら、もっと強くなりなさい。エメリア‥‥‥‥彼は数多の〖ラグナログ(神々の黄昏)〗を倒す力を持つ様になっています。そんな彼と再開し思いを伝えたいならね」


「へ?な、何を言ってるですかっ!もう、恥ずかしいなぁっ!もうっ!」

『幻想大陸』の〖神の使徒・紫〗《幻想騎士 エメリア・ジャンヌ・ファミリス》



◇◇◇


『列島大陸』・〖火之神(ヒノカミ)の城〗


「焔将軍‥‥‥‥睡蓮(すいれん)城が遂に帝都軍に落とされました‥‥‥‥」


「‥‥‥‥そうですか。では〖青龍〗様を別の地へと避難させてあげて下さい。楓」


「畏まりた。焔様‥‥‥‥」


「えぇ、お願いします」

列島大陸の〖神ノ使徒・赤〗《不知火(しらぬい) (ほむら)



◇◇


『剣技大陸』とある海峡


「遂に‥‥‥戻ってきたのか‥‥‥」


「うわあぁ!!!やっと見えた来たわよっ!エドワード君っ!見て見てっ!!スゴい大きい大陸だわっ!」


バシバシ!!


「そ、そうですな。大きい大陸です。そして、僕の方をおもいっきり叩かないで下さい。姫君」


「あっ!ごめんっ!遂、テンション上がっちゃった。それにあの娘も喜ぶと思ったら嬉しくなっちゃってっ!」


「‥‥‥‥そうですな。あの方は姫君の大切な親友ですからな」


「うんっ!」

剣技大陸の〖神ノ使徒?・黒〗《カンナギ・レイカ》



『魔法大陸』・〖アダマス国〗ダイヤスミス城


「そっちの準備は終わったか?神成よ」


「あぁ、完璧だ。アダマスのおっさん」


「フッ、そうか。我が玄祖父・レッドスピネルよっ!暫くの間、玉座を任せる」


「お任せ下さい。アダマス王‥‥‥‥どうか私の来孫(らいそん)と無事に再開できる事を信じております」


「おうっ!任せろ!必ず我が最愛の息子と再開してみせるぞ。ハハハ!」


「なんつう会話だよ。来孫んて何世代後の子供だよ」


「カハハハ!!長命種には良くある事だ。それよりも楽しみだな。ティアマトの海はっ!カハハハ!!」


「ウィー、海の幸いっぱい食べりゅ‥‥‥‥」


「私は何時、地球に帰れるんですか?神成君‥‥‥‥」


「うーん。エスフィールを探し出して、あの次元の狭間で邪魔してきた奴をどうにかしてからかな。でも安心してくれ、あっちに戻っても対して時間は経過‥‥‥‥‥」


悲壮感に暮れる可憐ちゃんにこの世界と地球の時間経過について説明していると‥‥‥‥


「ヨシッ!挨拶も済んだ。では、落ちて(・・・)、潜る(・・)とするかっ!深海の地〖ティアマト地方〗へとな。ハハハハハハ!!!鋼鐵魔法〖罪界の崩落〗」


アダマス王が鋼鐵魔法を唱えた瞬間。城の床が一瞬で無くなった。


「は?落ちる‥‥‥だと?‥‥‥まさか?!捕まってろよ可憐ちゃんっ!アナスタシアッ!ルアを頼むっ!おいっ!おっさん!説明も無しに何してくれてんだよっ!」


「へ?はいっ!」


「カハハハ!!何だか分からないが任されたぞ。セツッ!」


「ウィー!!落ちりゅうぅぅ!!!」


「ハハハ!!!先ずは穴の底に〖ダイヤガラ地下鉱脈〗に向かうぞ。神成!!楽しい旅になりそうだなっ!ハハハ」


ヒュウウウゥゥゥ!!!!!


「こ、この野郎!!!!覚えてろよ!!おっさん!!!!」

魔法大陸・〖神ノ使徒・黄〗神成 刹那‥‥‥‥。



こうして俺達一行は色々な事があった豊穣の地・フレイヤ地方を後に、海洋と深海の地〖ティアマト地方〗へと向かうのだった。




『フレイヤ地方編』


これにて終了。









これにて長かった〖フレイヤ地方〗編も完結になります。

ありがとうございました。次章から始まる〖ティアマト地方〗編も宜しくお願いします。


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何時も読んで頂きありがとうございます。

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