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翠玉の高原は輝き光 No.1 祖の地へと進軍


フレイヤ地方〖エメラルド高原〗美しい緑玉の様な草原が辺り一面に広がり。


豊富な魔石が採掘され高度の魔力の土地により栄養化の高い農作物を生産可能な魅了的な地として知られている。


そして、かつてはアダマス王家により整備され平和だった土地だったが、今ではガリア帝国の占領され、軍事農地として利用されているのであった。



〖エメラルド高原〗


ガリア帝国直下〖クリソプレーズ城〗


「アルケル副軍団長。『レッドガーデン』のガリア軍とレッドローズ軍が戦闘を始めたそうです」


「また無駄な戦争を仕掛けてきたのか?全く、兵力差が倍近く違うというのに、幾年も幾年も懲りずによく戦争を吹っ掛けてくるものだね」


「は、はい。で、ですが今回は遥か南の地にある〖オッタル〗から数百名の剣士が援軍で来ていると報告もあり」


「〖オッタル〗から数百名?何だそれは?」


「‥‥‥‥そ、それからですね!謎の怪‥‥‥」


「少し静かにしろ。今、考え始めてるんだ。俺は思案中に話しかけられるのは嫌いなんでね」


「で、ですがこれは緊急の話でしてっ!」


「〖オッタル〗の件だろ?もういい早く君も『レッドガーデン』の援軍として行きなよ。俺も準備を終えたら行くからさあ。おーい!そこの君達。この五月蝿い報告係を外に連れて行きな」


「「はっ!!」」


「ちょっと待って下さい!!現在の『レッドガーデン』に先日、アリババに現れた怪物がいきなり現れてですね‥‥‥」


「はいはい!分かった。分かった‥‥‥〖オッタル〗の剣士は怪物達だからね。どうにかしないといけないね‥‥‥と。何が怪物だ。私の思案中にしつこく話かけるなよな」



◇◇◇◇◇


アダマス国とガリア帝国の国境


〖アダマス軍・隠し駐屯地〗


「あれがクリソプレーズ城ですか。まさかこんな国境近くに防衛都市を建てているなんて信じられないわね」


「それだけ、アダマス国を甘くみているということだ。長年に渡り〖アダマス国〗はガリア帝国に対して、一切の進行もしなかった。奴等はそれを良い事に我がアダマス国と貿易がやり易いという事で、国境近くに城を建てたんだ。それが今、自分達を苦しめる事になるとは気がつかずにな」


「‥‥‥‥敵国側の援軍は凄く遠くて、味方側の味方は直ぐ来れる」


「ハハハ!その通りだ!ブラウンの魔女候補殿よ!まさか魔術院の隠し子がこちら側で闘ってくれるとは思わなかったぞ。感謝する」


「‥‥‥‥成り行きだから。気にしないで‥‥‥‥それにアダマス王は美味しい食べ物ただでくれるから」


「ハハハ!何だ?その理由は?まぁ、良い!期待しているぞ!サーシャ殿」


「何か?アダマス王‥‥‥‥テンション高くない?フローライトさん」


「‥‥‥ずっと我慢してましたからね。私達〖アダマス国〗の国民やアダマス様は‥‥‥‥いつか祖の地を取り戻す。その信念の元。アダマス国の国力を伸ばし、(きた)る戦いに備えていましたから」


「積年の怨みか‥‥‥でもどうするの?そんな長い時間をあげてたせいであんな堅牢な防衛都市なんか造られちゃったのに」


「‥‥‥‥それを今から考え攻略し、北の『レッドガーデン』で戦っている。赤の嬢王と合流するのが作戦なんですが」


「何それ?作戦も何も無いじゃない‥‥‥‥もしかして無策であんな防衛都市を攻略するつもりなの?‥‥‥‥そういえばアダマス国って平和そのもので戦争なんて国内の野盜の討伐位しかしないって聴いた事あるけど‥‥‥‥」


「そうてすね。確かにアダマス国は平和そのものでしたね‥‥‥‥」


「いやいや、何を呑気に言ってるの?このままじゃあ、あの城を攻めた所で落とす処の話じゃ‥‥‥‥」


「ホーホー、それは僕が何とかするよ」


「「白梟(アウルホワイト)がいきなり喋った?!」」


「ホーホー、主様からあれを借りてきたから南から凄い援軍が来るよ」


セクウィはそう告げると爪に()めていた二つの魔道具のうちの〖収納魔道具〗からある者を取り出した。


シュイーン!

「ギャォォオオ!!己!!セツナ!!我の力を利用し、あの者達を使役使用というのか!!」


「ホーホー、五月蝿い、五月蝿い‥‥‥‥僕の祠も守れなかった一族が何を騒いでいるんだい‥‥‥‥洗脳も無事に解かれ始めてるんだから、文句言わないでよ」


「ちょっと待って!あれって〖イグニッション〗王家が所有していた黒色火(こくしょくか)?」


「それにあれは‥‥‥闇ギルドのスヴァローグ・イグニッションでしょうか?」


モルジア王女とフローライトがビックリしながら僕とスヴァローグ君を見ている。


「ホーホー、使うよ。君の力‥‥‥‥〖黒色使役・赤竜行軍〗」


「「赤竜行軍?」」


「「「「「「「「ギャオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」


〖エメラルド高原〗の南から‥‥‥‥禁則地『赤霧の隠し谷』から数千‥‥‥‥いや、数万の赤竜がクリソプレーズ城に居る()目掛けて進軍する。


「何だ?あの赤竜の大群は?」


「‥‥‥‥‥全部、あの城に向かってる。最早災害‥‥‥‥」


「白梟!!貴様!!!我の力を利用したな?」シュイーン!


「ホーホー、やっぱり、〖太陽〗の片割れの方を倒さないと。完璧に洗脳は解けないみたいだね。〖イグニッション家〗は僕の守護家なんだ。返してもらおうかな‥‥‥〖天鳥の白梟〗」


スヴァローグ君を収納魔道具にしまい。僕は元の姿に戻った。


「ピュラララララララララ!!!!!!!!!!!!!!!!!(皆、僕の背中に乗って良いよ。落とそうか‥‥‥あの城を‥‥‥)」


「ハハハ!!とんでもない数の赤竜だな!頼もしい援軍だっ!行くか!!!」


「‥‥‥‥‥‥兄弟子は相変わらずの規格外‥‥‥」


「防衛都市の城壁が‥‥‥‥赤竜に壊されてるわね」


「デタラメ過ぎます‥‥‥‥」


「(それが炎人達と僕の怨みだよ‥‥‥‥ガリア)、ピュラララララララララ!!!!!!!」


〖天の王〗が動き出す。



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