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紅焔決戦・〖片翼の火人は雷火に吠える〗No.12 豊穣を司る獣は大陸に吠える


魔法大陸(エウロペ)・〖死の大地〗ヘカの峡谷


天空門の遺跡


「「「ゴララララアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」」」


「はっ?何だ?この声は?何故、こんな峡谷の底の底まで聴こえてくるんだ?‥‥‥‥上で何が起きてんだ?」



同じく〖死の大地〗東・〖●●騎士の館〗


「騎士様‥‥‥‥遥か南の地より‥‥‥獣の叫びが‥‥‥もしや奴でしょうか?」


「‥‥‥‥いや、あれは今、此方側に付いている筈。弟子も得て精神も安定していた筈だが‥‥‥‥別の驚異が顕れたということか?」



〖魔獣の草原〗


「ほれっ!またそっちに行ったぞ!!!ヒスイよっ!」


「オラアアアア!!!多すぎんだよっ!!!!こんなんずっと狩っていて強くなれんのか?!!!レイサイトのおっさんよおぉぉぉ!!!!」


スパンッ!


「グエエェ!!!」



◇◇◇◇◇


ユグドラシル地方・〖北東魔法学院〗


「「「ゴララララアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」」」


「ロゼ先生!!!何なんですか?あの赤い獣は?」


「マリア学年首席ですか‥‥‥‥分かりませんが‥‥‥念の為に全生徒を〖幻獣の楽園〗と〖セルビア〗に避難させます。一緒に来て下さい。マリア」


「は、はいっ!ロゼ先生!!」



エルフと妖精の国〖セルビア〗


「何あれ?大きな魔獣なの?」


「‥‥‥‥‥また〖ラグナログ(神々の黄昏)〗の奴等の仕業かもしれませんね?アルディス王女」



◇◇◇◇◇


ティアマト地方・〖海底の街〗


「「「ゴララララアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」」」


「オケアノス様。地上のフレイヤ地方でヤバイのが顕れたとや報告が‥‥‥‥‥」


「ふわぁ~、何だい?こんな夜更けに‥‥‥‥‥?!直ぐに少数精鋭の調査隊を組んでフレイヤ地方に向かわせて‥‥‥‥原因の調査を」


「は、はいっ!ならば〖海上の楽団〗に依頼を‥‥‥‥‥」



◇◇◇◇◇


アテナ地方・〖魔王領〗


「「「ゴララララアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」」」


「赤い巨獣?‥‥‥‥‥‥それにしてもでかすぎるな。魔王代理殿」


「何、呑気に言ってるですか。ギルフォード‥‥‥幽閉されていたと聞いて心配していたんですよ。でも、あれは‥‥‥‥おそらくあの方の‥‥‥‥」



◇◇◇◇◇


ヘスティア地方・〖ルア・カトリク〗

首席・テレシア


「「「ゴララララアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」」」


「うわあぁぁ!!!何ですか?あの大きな生物は?!サータさん!!」


「ディエース‥‥‥‥おそらくあの担い手殿の仕業だろう‥‥‥‥あんな者まで従えているとは底が見えない。奴だな。救国殿は‥‥‥‥しかし、もう此方の世界にやって来たとは‥‥‥‥傷はまだ癒えていないだろうにな」


「はい?傷ですか?」


解放の国〖ヘル・デア〗


「は~いっ!並んで下さい!!食料を配給します~!!慌てないで下さい~!!ヘル・デアの皆さんに行き渡るだけの食料はこの先ずっと供給されますので、慌てないで下さい~」


「ヘレナさんがメイド服を着て働いているぞ。セシルス」


「騎士の時よりイキイキとしてるわね」


「あぁ、張り切っているな。ローラ、ギルス‥‥‥‥それよりも私は神無月に会いたいよ‥‥‥‥しかし、この地が無事に復興するまでは見届けねばならない」


「‥‥‥‥故郷のガリアへは帰らないのか?せっかく自由になったというのに」


「あぁ、帰らない。民を手伝い助けるのが私のやるべき役目だから」


「‥‥‥‥ハハハ!そうか。良い答えだな。セシルス王子殿」



◇◇◇◇◇


ヘファイストス地方・〖オアシス〗


「「「ゴララララアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」」」


「‥‥‥‥‥何ですか?南に‥‥‥‥怪獣が‥‥‥‥」


「でっかいニャア~!何ニャア?あれは」


「私もあれは見たこともないね‥‥‥‥‥あのバカ弟子。何れだけ師匠の私に秘密を抱えているんだいっ!全くもう‥‥‥‥‥」


新都市〖ガルクドウルク〗

ラインバッハ邸


「お父様。あれは?‥‥‥‥‥いったい?」


「心配ない。あの少年が従えているのだろう‥‥‥‥しかし、この気配。〖七つの秘宝〗か‥‥‥‥だがあの気前の良い少年には、借りがある‥‥‥‥」


「それなら、私が口説き落とした〖影の国〗へと嫁いで貰えば良いのですよ。お父様」


「‥‥‥何?嫁いでもらうだと?それはならん。スカサハにはまだ結婚は早かろうっ!」


「フフフ、冗談ですよ。お父様」




五大列国の一つ〖フノス〗の地に巨体な獣が顕れた。


大きさは数百メートルを軽く越え、魔法大陸(エウロペ)の夜空に掛かる雲に軽く到達し。悠々とスヴァローグを・イグニッションに鋭い眼光を向けている。


最早、天災の域に達する陸の王が悠然とたっていた。

火山地帯のマグマの中に四肢が入ろうが意に介さず、痛みも感じぬ強靭な四足でフレイヤ地方の大地にその〖豊穣の巨獣〗は降り立ったのだ。


「「「ゴララララアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」」」



「‥‥‥‥‥セツナ。貴様‥‥‥‥‥何というモノを呼び出したのだ‥‥‥‥‥」


「〖召喚者〗の能力だ。人智では、計り得ない力を見せてやるぞ。スヴァローグ。忠告しといてやる‥‥‥‥‥‥上手く生き残れよ‥‥‥‥‥ベヒーモス!!!・〖巨獣の天災〗」


「「「ゴララララアアアアアアラアアアアアアアア!!!!!!!!」」」


ベヒーモスが巨体が動き出す。赤き火炎の竜人の頭上に向かって、巨体の鉄槌振り下ろされる。


「くっ!間合いから離れるという話ではない‥‥‥‥規模が違う‥‥‥‥‥これは‥‥‥避けきれんっ!天災そのものを相手にしている様なもの‥‥‥神明魔法・〖イグニッション・バーニング〗」


「身体機能をあげたのか?‥‥‥‥‥‥無駄だ。ベヒーモスの巨大過ぎる身体から放たれる攻撃は、どんな奴でも逃げられない。〖裁きの四進〗」


「「「ゴララララアアアアアア!!!!」」」


その大き過ぎる巨体では考えられない早さで、その攻撃はスヴァローグに当たる。そして、その衝撃の強さの余り、マグマの底へとスヴァローグの身体は、地底溶岩内へのめり込み沈んで行く。


「ガアァァ!!!何という威力?!そして、早すすぎる!!」


「「「ゴララララアアアアアア!!!!!!!!」」」


「少しの間。時間を稼いでいてくれ。ベヒーモス‥‥‥‥その間に俺は雷魔法を次の段階に進める‥‥‥‥○○魔法の準備を始める‥‥‥‥」

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