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味方を求め、向かうは剣の里


「あわわわ‥‥‥‥神成 刹那。貴方って人は‥‥‥‥遂に鬼畜の本性を現したんですかっ?!そんな無抵抗な人を一方的に痛め付けるなんてっ!最低の行為ですよっ!神成 刹那」


「‥‥‥‥何、怒ってんだ?可憐ちゃん‥‥‥‥そもそも、最初に仕掛けてきたのはコイツだろう。俺はそれを返り討ちにしただけの話だろうに‥‥‥‥それにこんな理不尽な魔法世界アリーナで最低な行為てっ言われてもな‥‥‥‥やらなきゃ、此方が酷い目に遭わされてたんだぞ」


「そんなの知りません。どんな理由があったって人を傷付けるなんて許される事じゃありません」


「いやー、だからさぁ~」


「カハハハ!何だ?新たな夫婦喧嘩か?」


「ウィ~、別のの意味で激熱!モエモエ!」


「くそ、身体が動かねえ!何なんだ?この白い糸はつ!全然、ほどけねぇ」


「‥‥‥‥アイツ、意識を取り戻したのか。案外、頑丈な身体何だな。ほれ、可憐ちゃん。、魔法世界アリーナの歴史書と現代魔法の魔法書だ。それを読んで此方の事を勉強しといてくれ、君の適性魔法が分かったら、俺が魔法の使い方をレクチャーしてやるからさぁ」


ズシンッ!

「‥‥‥‥な、何ですか?この重くて分厚い本は‥‥‥‥いったい何が書いてあるんですか?そもそも、こんな文字読めま‥‥‥‥あれ?読めます」


「俺が眷属として仕えてる『―女神―アテナ』様の〖権能〗の力だな‥‥‥‥とりあえず、一緒に来てしまったのはもう、仕方ないとして‥‥‥‥」


くそ、あっちに戻してやりたいけど。あのオカマ言葉野郎にまた変な座標に飛ばされて、海の真ん中にでも落ちたら一貫の終わりだ。


それにこれから本格的に『ラグナログ(神々の黄昏)』に狙われる‥‥‥‥以前の様にいざとなったら地球に逃げれば良いという安易な事もできなくなった。


グレイ、ラインバッハ、夜叉巫女は頼めば援軍として来てくれるだろうが、今はヘファイストス地方とヘスティア地方の再建で忙しいだろう。


〖教皇〗トルギアス・アトスとの闘いで受けた傷はやっと治り始めたころだったんだがな。今回は旅はフレイヤ地方とティアマト地方の旅だからと油断していたな。



「‥‥‥‥あの?神成 刹那。どうしんたですか?怖い顔をして‥‥‥‥やっぱり、私が勝手にキレた事、怒ってるんですか?」


「ん?あ‥‥‥いや違うんだ。これからどう旅をしてくかと考えていてな。あの〖馬火野郎〗を狩る事は決定事項なんだが、今回は幼女ツインズとゆったりと魔王様を探す旅なんだが‥‥‥」


「神成 刹那の言っている意味が全く理解できません。私、そろそろ、頭が可笑しくなりそうです。神成 刹那のせいで」


「だんだん俺に対して遠慮無くなってきてるぞ。可憐ちゃん。良いのか?君の恥ずかしい秘密を幼女ツインズに‥‥‥‥」


「神成 刹那は鬼畜の本性をお持ちですが、人が本当に嫌がる事は絶対にしないと知っています。ですから、貴方は私の恥ずかしい秘密を、あの子達に伝えないですよね?だから、私にそんな事を言っても無駄ですよ。神成 刹那」


可憐ちゃんはそう言うと俺の眼を真剣に見つめてきた。黒淵眼鏡の奥の瞳がとても綺麗だ。


「何だ?その変な信頼は‥‥‥‥当たりだよ‥‥‥‥済まん。変な事を言って‥‥‥とりあえず移動しながら、この魔法世界の事を説明するよ。腹も減ってきたしな。さっき幼女ツインズ達が取ってきたシーナイルを解体して食える部位を‥‥‥‥」


「え、いえ、こちらこそ、色々と申し訳ありません‥‥‥‥ていうか、あれを食べる‥‥‥んで‥‥‥すか?」


「ん?あぁ、案外旨いんだ。海獣・シーナイルの海肉はな」


「あの‥‥‥白い怪物が美味しい‥‥‥ですか?」


何故か、可憐ちゃんが青ざめた顔をし始めた。

‥‥‥‥何故だろうか?


しかし、俺も地球では委員長にフラれたり、エスフィールが行方不明になったりと心の同様がヤバイな。魔法世界アリーナに来ようとしたら、次元の狭間では別の座礁は飛ばされるし、着いたら着いたらでスヴァローグの奴が、また活動し始めてるし。


‥‥‥‥やる事が多くなってきたな。


俺は魔法の袋(黄金の宝物庫)からある〖赤い宝石〗を取り出した。


「セツよ、何だ?その綺麗な宝石は。随分特殊な魔力を帯びているのだな」


「〖剣聖〗から‥‥‥‥グレイ・オルタナティブから貰った今回の味方を増やす為の鍵だな」


「鍵?」


「あぁ、グレイは言っていたこの〖赤い宝石〗を〖剣魔〗という人に見せろと‥‥‥‥(ある程度のトラブルから避けよう)ともな。これから剣の里『オッタル』に向かうぞ。皆」



剣の里・『オッタル』


「何?火弾の〖フエゴ〗が際南の海岸に現れただと?」


「はい、師匠。最近、奴等の‥‥‥闇ギルド・『火炎の片割れ』の動きが活発になってきています。それだけではなく、北の地を荒らし始めた〖赤の比翼〗の動きもだんだん大胆に」


「ふむ、〖剣聖〗がヘスティア地方に入るのが分かって暴れ始めたか」


「本当にグレイの馬鹿は今、何をしているんでしょうか?」


「天才の考えは分からん‥‥‥‥ダリウス。済まないが際南の海岸に行き、調査をして来てくれ」


七賢人が一人『剣帝・ガレオン・バレステロス』


「はぁー、分かりました師匠。行って参ります!」


火剣ひけん・ダリウス・ラディウス』

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