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次の日の朝になりまして


〖神成 刹那・実家〗リビング


「フニャアァァ‥‥‥‥朝は‥‥‥眠い‥‥‥‥100%果汁のオレンジ‥‥‥‥ウニャ‥‥‥ァ」


「カ‥‥ハハハ‥‥昨日の夜は喋り過ぎたな‥‥‥‥このスフレもなかなか旨いぞ‥‥‥ルアよ‥‥‥ZzzZzz」


幼女ツインズが眠そうに朝飯を食べていたが‥‥‥銀髪美少女の方は昨日の夢の中での神達との談義の疲れがあったせいか食事途中で眠ってしまった。


「ふぁ?‥‥‥‥二日後に異世界に行く?‥‥‥‥何、朝から冗談言ってるの?兄さん」


「何なら聖奈も来るか?‥‥‥‥冗談だが」


「行かないわよ。どっかのおサボりさんと違って、私は勉強をしないといけないの。来年は聖豊生徒会に入るって目標あるんだから」


「おぉ、マジか‥‥‥それだと揃って生徒会に‥‥‥」


「揃って?何それ?兄さん」


まさか俺が来年から生徒会に強制的に入れられるのを知らないのか?‥‥‥‥成る程。まだ極秘なのか。まぁ、あんな、先輩達のニャンニャンプレイボールの後だし学校側も慎重にはなるのか‥‥‥


「いや、何でもない‥‥‥聖奈は偉いなちゃんと勉強してて」


「‥‥‥‥そう言うなら、兄さんも少しはしたら?勉強。必要ないとは思うけどね」


「勉強?‥‥‥いや、確かに最近、全くといって良い程してない‥‥‥‥むしろ数ヶ月位、学校に行ってないんだよな。俺」


「何?訳の分からない事行ってるのよ。じゃあ、私は未来達と三日間のお泊まりの勉強会だから、もう行くね。家の事とかよろしくお願いね‥‥‥ていうか、ユナさんは‥‥‥甘露寺先輩のお家に泊まりに行ってるんだよね?昨日、あの後、甘露寺先輩に連絡して確かめたとか言ってたけど?‥‥‥‥‥本当なのよね?兄さん」


いや、丸っきり嘘であるが‥‥‥


「あぁ、勿論‥‥‥‥」


「あっそう‥‥‥‥毎度、毎度、無茶しないでよね‥‥‥‥どっち側でもさぁ (ボソッ)‥‥‥‥じゃあ、行ってきます!」


聖奈はそう言うと友人である未来ちゃん家へと出かけていった。勿論、使用人の送迎ではあるが‥‥‥‥最近、鈴、以外の何かの音がたまに鳴りやすく。危ないとか何とかで、聖奈に過保護な家の両親が心配で数名のSPを付けているとの事。


俺?俺は‥‥‥‥金がかかるから駄目だそうだ。何とも兄妹格差があるものである。


「‥‥‥‥しかし、色々との気づいてるよな、聖奈の奴‥‥‥‥」


「‥‥‥神ナリィ‥‥‥ご飯お代わリュ‥‥‥」


「おぉ、野菜食べれて偉いぞっ!ルア!」


「フェヘヘ‥‥‥‥アンガトウ」


「あぁ‥‥‥‥」


▽▽▽▽▽


そして、時は少し経ちお昼頃、幼女ツインズの眠気も覚めた所で今回の旅について話し合う事にした。


「それで?本当に付いてくるのか?ルアとアナスタシアは?何なら、此方に残って聖奈と一緒に‥‥‥‥」


「カハハハ!何を言ってる。一緒に行ってやるぞ。セツ。昔の仲間達の殆どはヘファイストス地方とヘスティア地方の護りと再興で手が空かないのだろう?ん?」


‥‥‥‥アナスタシアの奴、痛いところをついてきやがった。


「‥‥‥‥何だよ。見抜いてたのかよ。アナスタシア」


「カハハハ!当たり前だ。私は神だぞ‥‥‥というのは冗談にして‥‥‥‥恐らく、今回の旅は相当大変なものになると考えたあのアホアテナの気遣いだろうよ‥‥‥‥まぁ、私にはあちらの大陸で別の眷属が入るが‥‥‥気にせずに私を連れていけ。セツ」


「アホの気遣いか‥‥‥‥成る程。分かった宜しく頼む。アナスタシア」


「カハハハ!アテナが抜けて入るが‥‥‥ウムウム。上手く私をこき使えよ。カハハハ!」


「ウィーー、神成!!ルアと付いていくっ!ウィーー」


タンッ!タンッ!タッタタ♪タッタ♪!!


「悪霊退散~」「悪霊退散~」


「ドー○ン、セー○ン!」「ドーマ○、セーマ○!」


ルアが変なステップを躍りながら俺に叫ぶ。何やらニコニコしながら、昔、流行った動画を見て一緒に踊っているようだ。


「ウィーー、退散!ドーマン!!」


「なかなか、キレのある躍りだな」


「カハハハ!元気があって良いな!‥‥‥セツ。今回はルアも一緒に連れていった方が良いぞ。何たってルアは少し先の未来を占える者だからな。神の感だが‥‥‥‥今回の旅は‥‥‥‥過酷なものになりそうだからな」


「〖未来視〗のロマ‥‥‥‥確かに自力で身も護れるルアも居た方が良いのか」


「あぁ‥‥‥‥それと主力となりうる武器は殆ど〖神化〗に回したのだろ?今回、持っていく武器の方の揃っているのか?セツ」


「ん?おう‥‥‥今回はアイツを使う。七つの秘宝の一つ‥‥‥魔改造してやった〖○○○○〗だ」


「ん?鎖に‥‥‥何だそれ?重りか?」


アナスタシアはそう言って俺が取り出した武器を凝視し観察し始めたのだった。


▽▽▽▽▽


魔法世界アリーナ・フレイヤ地方・南の国


ドガアアァァンン!!!


「ガハハハ!!!戦争でもする気か?若いの」


「うるせぇ!!カルバスト!!先におっ始め様としてるのてめえら、山賊共だろうがぁ!!死ね!!」


「ガハハハ!誰が死ぬか!貴様が死ねっ!ガハハハ!」


北の国


「ガリア帝国は弱体化している‥‥‥土地を奪取し、領土を拡大するのは今が好機です!」


「「「「「イエスッ!ロード様!!!!!」」」」」


「ならば、行け。我が子達よ。ガリアに滅亡を届ける為にな」



東の地・赤い実りの地


「ランスロット様。南から〖赤の嬢王〗が攻めいって来てるとの事で‥‥‥‥」


「第五隊長‥‥ハルスに対応させろ‥‥‥‥クソッ!まさかレッドローズが盟約を破り攻めてくるとは‥‥‥‥こんな時、君達が居てくれれば良いのにな。セツナ、サーシャ」


〖ガリア帝国・軍団長(元勇者パーティーの一人)ラクス・ランスロット〗



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