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鵺と猫族の少女は木星を穿つ No.9 狂獣乱舞


「‥‥‥‥‥‥セシリア嬢ちゃん来てくれたのか‥‥‥」


「ニャア?ニュエ(鵺)!オニャエ大丈夫かニャア?身体中、ボロボロニャア!!」


「‥‥‥‥‥あぁ、油断はしてなかったんだがな。思いの外、あの臭気爺が強かったみたいで様」


「わ、分かったから、もう喋るニャヨ!今、治してやるニャア!ほれ、腹黒狐から貰った『賢者の石の雫』を飲むニャア」


「‥‥‥‥す、済まねぇな‥‥‥‥」


『鵺』はセシリアから与えられた『賢者の石の雫』を飲みほす。すると爆散した折損した四肢と五臓六腑が蘇る。


「オオオォォォ!!猫畜生よおぉぉ!!何をして‥‥‥‥‥いる?‥‥‥‥‥‥‥‥メ‥‥‥ル‥‥‥ラ?何故、ワシの娘‥‥‥が?ここにいる?」


「ニャア?どうしたニャア?ハゲ爺?」


「‥‥‥‥メ‥‥‥ルラ‥‥‥?いや、ワシには【教皇】様が‥‥‥‥‥いや、ワシが崇めるは【教皇】様が‥‥‥‥‥‥そう、闘わなくては‥‥‥‥いや、メルラ、孫のラルフ‥‥‥‥我が妻‥‥‥‥‥ウルシアがあぁぁぁ!!!」


「な、何ニャア?あのハゲ爺が発狂し始めたニャア?」


「‥‥‥‥‥ふぅ、助かったぜ。あんがとよ!‥‥‥‥‥‥セシリア嬢ちゃんから伝わる『神聖』を浴びたのか?セシリア嬢。あんた、どっかで洗礼か何か受けたりしてないか?」


「ニャア?オニャエ大丈夫ニャのか?‥‥‥‥『神聖』ニャア?‥‥‥‥‥‥ニャア‥‥‥‥‥そういえば昔、ゴリラ聖女が『偽りの加護』とか言ってニャンかわっちに『祝福』を付与したとか言ってたニャア」


「『偽りの加護』?‥‥‥‥‥‥そのゴリラ聖女様はカミナリ様の元相棒だったとかい言う子だよな?」


「ウニャア~、そうニャア、サーシャとセツニャ並みに出鱈目な強さの脳筋ゴリラ聖女ニャア」


「‥‥‥‥‥‥そのゴリラ聖女様つうのは‥‥‥‥‥‥セシリア嬢ちゃんがここに来るのを知っていたのか?‥‥‥‥‥『予の知夢者』か?‥‥‥‥‥‥カミナリ様から昔、聞いたことがあるな。『偽りの加護』に掛かっている奴を見た者は、掛かっている奴がソイツの最愛だった者に見えるとか何とか‥‥‥‥‥」


「最愛ニャア?」


「あの臭気爺はメルラとか言ったな‥‥‥‥‥‥今のアイツの心の中はどうなってるんだろうな?」


「わ、分かんないニャア!それより、勝手に発狂してるんニャラ、さっさと攻撃するニャゾ!ニュエ(鵺)!!‥‥‥‥‥獣化術解放・回帰・『聖獣化・風雷』」


「‥‥‥‥‥‥流石、カミナリ様の仲間だな。敵に対して容赦がねぇ!」


「全ては生きるか死ぬかニャゾ!!ニュエ(鵺)!行くニャア!!!神気・風雷『獣風神雷』」


「それも‥‥‥‥‥‥そうだな!神話・伝来『龍灯籠(りゅかろう)』」


「「獣風雷・龍火籠」」


聖獣・セシリアの『神気・風』・『神気・雷』の二つの力と列島大陸を代表する七原龍『鳴神』を主人に持つ。神獣・鵺の『火の属性』が入り交じる。


決して入り交じることの無い。『神気』と『神話の魔力』が〖神ノ使徒〗候補である。神成 刹那を経由して一つの力へと昇華されていく。


「おおぉぉ!!!ワシはアアアァァァ!!!煌々たる【教皇】様の為に!!!この力を!!使うのだ!!!木星・天来『木星(パイノーン)・光る者』!!!!」


木星(パイノーン)の『気体』が爆発する。


『天来』の解放。


五芒星(ペタルファ)達が使う究極の災い。


「煌々たる【教皇】様!!!ワシはアアアァァァ!!!」


「何ニャア?あの馬鹿みたいにャ!爆発!」


「精神の暴走で魔力暴走を起こしたんだろう。そんな状態での神代・回帰の様な奥義技の使用‥‥‥‥‥‥あれを防がなけりゃあ!!ここいら一帯更地に変わるぞ!」


「更地ニャア?!それじゃあ、わっちらも死んじゃうニャア!」


「‥‥‥‥‥だから、あれをやる‥‥‥‥‥身体は小さくなっちまうがな」


「あれニャア?」


「あぁ、攻撃は任せたぜ!セシリア嬢ちゃん!!!!!行くぜ!!神話・回帰‥‥‥‥‥雷火の法『鵺の伏魔殿』」



『ゲルオラ』の風景が変わる。


情景が変わる。


全てが変わっていく。


それは神話魔法の特性。神話は自然現象に強く関与する。


環境を変える。自然を変える。世帯系を変える。そのいる場所。環境の全てに強制的に介入する力が『神話魔法』にはあるのだ。


神獣・『鵺』は七原龍『鳴神』の眷属である。


『鵺』は『ゲルオラ』干からびの地に自身の神話魔法を付与する!


「囲むぜ‥‥‥‥‥『獣幻跋扈・鵺の魔園』」


ドガアアアアンンン!!!!バリバリバリバリ!!


「ゲラゲラ!!!」「ギリギリ!!!」「ゲラゲラ!!」「アハハハ!!!」「ゲラゲラー!!」


‥‥‥‥‥‥‥激しい稲妻と異形の笑いが響き渡る。


「‥‥‥‥‥‥ヒスイの帳みたいだニャア」


「おおぉぉ?!死ねええ!!!いや、ワシの娘はぁあ?!!!『木星・煌々』」


「全ての精神汚染をお前に付与する!!堕ちな!異臭爺!!」


「行くニャア!!『風雷・火神獣』」


「オオオォォォ!!!!!!!!!」


木星の爆発と風雷火の混ざりし力が異形の風景の中でぶつかり合い爆音が『ゲルオラ』一帯に響き渡たった。


神話魔法は周囲の『地』に影響を与えます。


神獣・鵺の場合は『雷』と『獣』の特性が入り交じり、独特な生態系の風景を一時的に造り出しました。


‥‥‥‥‥‥今後は魔法設定の方も、もうちょっと細かく書いていきたいと思います。


分かりづらい世界観にしてしまい、ご迷惑をおかけします。


すみません。

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