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異界

『サンクチュア』・鍛冶屋の里エリア


雷光鞭の修復に夢中になり始めたルドルフさんに集中したいからと外に追いやられてから数時間が経ってた。


「しかし、本当に不思議な所だな。このサンクチュアって所は、なぁ?聞いてるかカンナ?」


「んー?何?今、忙しいんだけど?この摩訶不思議な設計図はいったい何のかな?ん?ん?」


「いや、それはサスケが持ってたガンプラでな‥‥‥‥って聞いてないし」


ルドルフさんに追い出され当方にくれているとカンナがやって来た。


すると


(新しい魔道具の設計図は?無いの?ねぇ?ねぇ?資料は?)


(‥‥‥‥ないな)


(はーい!ウソ、ウソ!君の事だからここに来るまでに色々な新作魔道具の事をメモしてるんだよ。きっと)


(‥‥‥‥ないな)


(ウソつくと。さっきの2人に君と最後までしたってウソついちゃうよー!)


(コイツ‥‥‥‥以前と変わらずの大嘘をつくつもりか?)


(以前と?いや。あれは私の返事を適当に誤魔化すから仕方なく。あの聖女の子に頼んだだけだし‥‥‥‥いや、それよりも早く新しい魔道具の設計図とか出して)


(‥‥‥‥適当にあれで良いか‥ボッソ‥‥‥‥分かった。上げよう。ガンプラを)


(ガンプラ?何その新しい魔道具の名前は!!!)


ガシッ!


(あっ!こら、奪い取るな!!って!おいっ!何処に行くんだ!!)



‥‥‥‥‥‥‥そんなやり取りの後。カンナは自分の魔道具工房へと向かい、ガンプラの箱とにらめっこしているのである。

だがしかし、その代物は魔道具とは一切関係ないサスケの趣味で集めているガンダ●のガンプラで以前。




『聖抜祭』数日前。


(ニンニン!セツナ殿。我輩からのプレゼントでござる!受け取って下され)


(いや、入らないから!つうか、それ!お前んちに大量に放置されていた作りかけのガンプラの残骸だろう?押し付けるな!)


(いやいや、これは友情の証のプレゼント!どうぞ!どうぞ!)


ドンジャラ!ドンジャラ!ドンドン!ドンジャラ!


「ど、何処からこんなに持ってきた!やめろ!!!」



‥‥‥‥あぁ、これでやっとあの大量のガンプラを処分できた。


「‥‥‥とりあえず、カンナが欲しがってる、新魔道具の考案書はここに幾つかあるから後で見といてくれよ‥‥‥‥って、ガンプラを組み立て始めただと?」


「これが?‥‥‥‥こうして‥‥‥‥こうで?‥‥‥‥へー、なるへそ!なるへそ!んー?何?セツナ。私は新たな発見で忙しいからまた後でねー、君がくれたガンプラ!奥が深いね!いいね!いいよ!このガンプラ!」


カンナはそう言って鼻の穴を大きくひくつかせた。


「緑髪で丸っこい眼鏡が似合う美少女顔が台無しになってるぞ。つうか、何処ぞのニンニン忍者みたいに興奮するな。カンナ」


「ニンニン忍者?何それ?」


「いや、知り合いにな‥‥‥」


「あー、そういえば。サンクチュアが気になるとか言ってたね。さっき」


「はっ?今さら何を?」


「いやー、ガンプラとかのやつで頭が一杯になっちゃってて質問されてたの忘れてたよー、‥‥‥‥ここは異界と繋がっているんだよヘファイストス様の権能の力によってね」


「異界と繋がっている?カンナそれはいったい?」


「ほら、エウロペ大陸には不思議な場所が幾つかあるじゃない?ユグドラシル地方や‥‥‥‥セツナが昔、迷い込んだっていうアテナ地方のあれだよ」


「『妖精国』に‥‥‥‥『不思議の森』か」


「まぁ、他にも幾つかあるとは聞くけどねー、その一つがこの地。『サンクチュア』なんだよ。魔道具と鍛冶の聖地とも聖域なんて言われる神聖な場所。あらゆる神々の武器が造られ、再生される!ヘファイストス様の憩いの場所さ」


「刀神の休憩‥‥‥‥か」


俺がカンナの力説を聞いていると。


ドバアァァン!!


カンナの魔道具工房の扉が勢い良く開いた。


「見つけましたよ!カンナ!!新しい仕事が優先です!カンナ!!!」


「はぁー、やっと見つかった!」


「ん?ダルブさんと‥‥‥誰だ?その隣の女の人は?」


「‥‥‥‥私の魔道具技師の師匠の『メイナント・アルケミスト』先生だよ」


「メイナント・アルケミスト‥‥‥‥先生?」


「さぁ、学校に行きますよ!カンナ」


七刀鍛冶師(しちとうかじし)メイナント・アルケミスト』


「でも、今はガンプラが最優先で!!」


「大量に来た、新素材の実験が先です。はいっ!仕事!そして、開発!行きますよ!」


ガシッ!


カンナはダルブさんとアルケミストさんに担がれ。


「嫌だー、助けてー、連れてかないで!!ガンプラ作る!!いやー、助けて!セツナ!!!」


「‥‥‥‥仕事頑張ってくれー!!」


「「では、行こう」」


「イヤー!!」


魔道具技師の学校とやらへ連れてかれたのだった。


『ルドルフの屋敷』


「では、本体の杖が治るまでは」


「貴女達の加護の宝石の中に入るのでよろしくでーす」


シュン!


シュン!


「‥‥‥‥‥ラファエル様と」


「ミカエルさんが‥‥‥‥‥」


「「私達の加護の宝石に入っていちゃった」行きましたわ」


「あぁ、神化移動ですね。天使様達や神獣方は自身が付与した魔道具何かに一時的に入ることができるですよ。アヤネ殿、恵殿」


「そうなのですか?それは初耳です」


「ラファエル様とミカエル様がここに来たということは今頃、本体の『七聖―女神―の杖』は修復作業中でしょうね。良かったですね、大切なパートナーである天使様達としばらくの間いれますよ。アヤネ殿」


「‥‥‥‥‥何だかイヤな予感しかしないのは何故、なのでしょうか?」

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