表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
260/868

ハマった?

おはようございます。神無月 恵です。


『ガルクド』でのモヤモヤも昨日の神成君の話を聞いていちを納得しました。


その後の神成君の盛大な勘違いにぶちギレた、私とアヤネは神成君を拘束し、御祓(みそぎ)を行い。仲直り、元鞘やってやつ?3人の奇妙な関係がまた、無事に再開しました。そして、今後の魔法運用や能力について聞いたり、話し合ったりした次の日。


『ガザード砂漠』デザーサンド


「ピー、ピー、ピー」


「ん?あれ?もう朝?‥‥‥私は‥‥‥確か‥‥‥アヤネと一緒になって神成君をバブみで分からせて‥‥‥あれ?」


私はボーッとする中、身体を動かそうとすると‥‥‥‥


「あれ?なんで私、神成君を抱きしめてるだっけ?あれれ?」


そうなのである。何故か私の寝ている隣で疲れ果てて寝てしまっている神成君を私は抱き寄せながら寝ていたのでした。


「‥‥‥‥‥まあ、いっか‥‥‥」


「‥‥‥‥俺が悪かった‥‥‥だから話してくれ委員長‥‥‥いや、恵」


「あれ?神成君。起きてたの?」


「うん‥‥‥‥起きてたよ‥‥‥そんでもって色々、済まなかった。恵にはちゃんとした俺の考えを最初から伝えるべきだったよ。本当にごめん」


神成君は弱々しい声で私に抱きしめられながら話す


「か、神成君‥‥‥わ、私も何か色々とごめんね、うん」


「あぁ、お互いに様だよ‥‥‥うん、だから。そろそろ、この拘束を解放して」


はっ?何言ってるのかしら?この子は


「嫌よ!昨日はあんなにお互いに楽しんでたじゃないか?だから、駄目よ!」


「‥‥‥お互いじゃない‥‥‥あれは君達、二人が俺に対して一方的にあんな事を‥‥‥‥」


「うん!あれは凄い可愛かったわ。ヨシヨシ、神成君~」


「‥‥‥や、止めろ~‥‥‥‥委員長。くそー、なんでアヤネと委員長に触れられると魔力コントロールや身体が上手く機能しないんだ?もしや、ラファエルやミカエルか?‥‥‥‥いや、あの―女神―アホナがまた、ポンを発動したのか?‥‥‥‥くそー」


なんかブツブツ言ってるわね。うん、あれは本当に可愛かったわ、普段は一方的にやられてる身としては最高だった。神成君、自身の顔も女の子みたいだから破壊力が違ってたわね。


アヤネなんか終始、ニヤニヤしていたしね。


「アヤネは‥‥‥‥何処に行ったのかしらね?神成赤ちゃん」


「く、くそ~!アヤネは魔法の袋(黄金の宝物庫)の中で、ラファエルの所に行って。朝の修行しに行ったぞ。だから、そろそろ、俺を解放してくれ~」


「そう、修行中なのね‥‥‥‥‥そう‥‥‥‥フフフ、神成君」


「い、委員長‥‥‥何処触って‥‥‥」


あぁ、もう!駄目よ!この弱りきった反応!ストライク!ドストライクなの!昔はあんなに仲が悪かった彼のこんな一面を見せられたら!魅せられたら!もう!


「だ、駄目だって!委員長!!」


神成君は渾身の力を振り絞って私の拘束を解いた。

その瞬間の彼の顔を私はマジマジと見た瞬間。


プツンッ!


理性の糸が切れた音が脳内に響き渡った。


「か、神成君!!!!きゃわわわ!!」


「‥‥‥お、おい!止め、止めろ!!何する‥‥‥んん?!んんん!!?」


その後、彼に何をしたかはあまり覚えていませんでした。



『オアシス』の経由地点・砂漠の都市『アヌビス』


『スフィンクスホテル・サンドレストラン』


「はーい!口開けて!神成君」


「‥‥‥はい。モグモグ」


「美味しい?」


「‥‥‥はい、美味しいよ。恵‥‥‥」


「そう?それは良かった。フフフ、ヨシヨシ」


「‥‥‥うぅぅ」


私と神成君のそんなやり取りを見ていたメンバーはというと。


「セツ殿。どうしたのですか?一夜でどのような事が起こればこの様な状況に陥るのですか?」


「うむ!青春だな!ワハハハ」


「あの、カミナリ様が言いなりとは、何もんだ?あの姉ちゃんは、ミー、ミー」


「ニャー、ニャー、男女の事だ。深追いは止めておきましょう。鵺様」


「あらあら、朝の修行から戻って来たら‥‥‥あの続きをしてたんですか?恵は‥‥‥‥まさか『母性』に目覚めてしまうなんて、想いもしませんでしたわ」


各々が私と神成君の事について話していた。



『スフィンクスホテル』夜


「だ、駄目だって!委員長。こんな所で‥‥‥」


「フフフ、大丈夫でしょ。部屋の中なんだし、それよりも早く魔力コントロールについて教えてよ。ほら、神成君」


「っ!そんなの建前だろう?‥‥‥うっお、おい!また、そんな!駄目だっての!」


「じゃあ、早く修行を始めましょう。楽しい修行をね!神成君!!!!」


「だから、そこは!!!」


こうして、私はどっぷりと神成君の受け身の姿にドはまりしてしまい。しばらくの夜の間ずっと一緒にいることになってたのでした。勿論、それは魔法の特訓の為ですけどね。うん、絶対そう!うん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ