表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
256/868

新たな黄金の旅路

『ガルクドウルク』


「じゃあ、ラインバッハ。俺達は先に『オアシス』へ向かってるからな。残りの用事が済んだら合流してくれ」


「あぁ、集合場所は『刀鍛冶の里』でいいのだな?」


「だな。神煌具の『修復』と『成長』が最優先だからな」


「『殺人鬼』の事はどうする?被害者がまたですかもしれないぞ?」


「それについてはちょっとした手をうっといた。多少は時間稼ぎになるだろう」


「手を?うっといた?ナルカミ氏よ。何をやらかしたのだ?」


「ラインバッハにしたような事を数日前に行って、そいつらを送り出した」


「‥‥‥‥影武者か?‥‥‥‥だが、その者達が犠牲になってはどうしようもないだろうに」


「あれを使ったのは野生の魔獣だよ。アヤネの幻水魔法で意識を刈り取って、擬似的な鍛冶師の人格を与えて。『オアシス』内を徘徊させる予定だ」


「‥‥‥お前の恋人の幻術を魔獣に?‥‥‥‥それはなんとも大胆な事をしたもんだな」


「‥‥‥‥いや、もう恋人じゃないんだけどな元恋人だ‥‥‥‥最近はなんだかんだでいい雰囲気だと勘違いしていたんだがな‥‥‥‥あれを見てみろ!ラインバッハ」


「あれ?」


「け、惠!いよいよ!今夜、決行ですわね!頑張りましょう!」


「う、うん!アヤネも毎晩、毎晩。頑張ってたし本番もバッチリね」


「‥‥‥‥なっ!」


「‥‥‥‥‥何がだ?」


「いや、だから、今日、結婚だってよ!毎晩、毎晩!頑張ってたんだってよ!数日前に新しい扉を2人で開いちまったんだよ!要は多様性だ!多様性!」


「‥‥‥‥‥いや、あれはどうみてもお前の‥‥‥」


「俺のせいで2人は別の方向へ行っちまったんだよ。ラインバッハ。はぁー、エスフィールとアルディスは今頃、何処にいるだろうか?‥‥‥‥‥そうなんだよ。俺って最終的にいつもこうなんだよ!良い雰囲気になったと思ったら、最後には皆、どっか行っちまうんだ!」


「‥‥‥‥いや、まずは落ち着いて2人の話をだな。ナルカミ氏よ」


「そうなんだよ。話はややこしくなるんだ。本当に寄ってくるのは濃いキャラばかりでさー、ゴリラ娘、メンヘラお姫様、挙げ句の果てはドラゴン娘(本当のドラゴン)だぞ!どうなっとるんじゃ!俺の運命力」


「‥‥‥‥‥色々な意味でとチクるってるな。ナルカミ氏よ」



「キャー!剣聖様!!」「行かないで!!」「どうか我が娘を!!」「さようなら!剣聖様!!」「ありがとう!!」「担い手様!!」「救世主様!!」「夜叉巫女様!!お世話になりました!!」

「嬢ちゃん達も色々、ありがとうなー!」「うちの息子達との縁談を!!!」


「ワハハハ!!皆の衆!!達者で暮らしてくだされ!!!平和にな!!!」


「皆様!!!また、来まする!!!お体にお気をつけて!!!!」


「さよならですわ!!!皆様。頑張って下さい!!」


「あんまり、お手伝いできなくてごめんなさい!!旅が落ち着いたら、また来ます!!!」


グレイ、夜叉、アヤネ、委員長は車に乗りながら、『ガルクドウルク』に集まった人達に手を振っている。


「ミーミーミー」「ニャー、ニャー、ニャー、」


「「「「「キャー!可愛い!!!」」」」」

鵺様(兎)とクロ(黒猫)は最早(もはや)、我らのパーティーのマスコットキャラクターみたいになり始めている。

つうか、まじで自分達がちやほやされ始めた事を自覚し、最近はどんどんアザとくなってきいる。


「‥‥‥‥‥ふうー、なんか愚痴ったらスッキリしたは。ラインバッハ。色々、サンキューな」


「‥‥‥‥‥あぁ、ナルカミ氏よ。ヘファイストス地方の事があらかた落ち着いたら、良い場所に連れて行ってやろう」


「ん?良い場所?」


「あぁ、楽園だ!」


「‥‥‥‥ちなみに何処の地方だ?ラインバッハ」


「あぁ、俺の故郷。ユグドラシル地方の『魔法族の里』の隣。『幻獣の楽園』という素晴らしい場所でな」


「‥‥‥‥幻獣の楽園?!」


「あぁ、この印をだなこうして‥‥‥‥」


ラインバッハはそう言うと俺の小指に何かを結びつけた。


シュイン!そして、一瞬、白い光が辺りを明るくし。


「お、お前!何をした?!」


「ん?あぁ、これを身につけていれば、彼方の管理者に逆召喚術で呼び出してくれるという希少な魔道札でな‥‥‥‥‥」


「お、お前ええ!!!何ってことをしてくれたんだ!!!出発!!出発するぞ!!皆!!!じゃあな、ラインバッハ!!!『オアシス』で待ってるからな!!それから、『幻獣の楽園』なんか絶対に行かないからな!!!じゃあな!!」


ガチャン!!ブロロ!!!!!


「‥‥‥‥なんだ?急に?‥‥‥行ってしまったか‥‥‥‥まぁ、とりあえず、『オアシス』の事が終わればまた『ガルクドウルク』に戻って来る予定だしな‥‥‥‥‥連れて行くのはその時でいいか。ふぅー、残りの仕事を片付け始めか!」



『フフフ、色々あったが‥‥‥‥今回の件は本当に感謝するよ。ナルカミ氏よ!君の旅に(さち)、多き事をこの新たな友。ラインバッハは強く願う。


そして、再び伝えよう。『モニュメント荒野』を『テンプル』を『エウクレイア神殿』を、エウクレイアを救ってくれて感謝する。


問題は山積みだが、―女神―ヘファイストスに代わり。


この疲弊した地を黄金の理想郷に変えていこう。


必ず俺なら‥‥‥‥いや、俺達なら必ず可能だろう。なぁ、新たな頼もしき仲間達よ。


そう、必ずできる。俺の名はラインバッハ・エゴル


黄金の航路を旅してきた。流離い(さすら)の冒険家。


そして、理想郷を追い求める新たな統治者なのだから。




『ガルクドウルク』再建編。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ