天夜決戦・悪魔の淑女と天使の円舞曲 No.7 天使と悪魔
「「ギャアアアアアアアア!!!」」
「ラースカード!エルガー!!どうした?!何だ?この反応。あの白槍だけの攻撃だけで私の双方暴笑が傷つくわけねえ‥‥‥‥クソガキ!!!てめえ!!アイツらに何をしやがった?」
「あの側近ゴロツキ2人か?ラインバッハと夜叉にやられたんじゃないか?つうか‥‥‥‥その『死猟武器』の正体‥‥‥あの側近二人か?」
「‥‥‥‥だから何だ?クソガキ!コイツらは私の僕。どう扱おうが私の勝手だ!」
「ご主人。『死猟武器』に一度でも心を奪われた者は死して尚、その持ち主の心が消滅するまで酷使され続けます」
「呪いの武器かよ‥‥‥‥たしかに『黙示録』や『死神』の武器とは明らかに違う。恨みめいたものが感じられるな‥‥‥‥」
「恨み?怨みだと?そんなものあるに決まってるだろう!私は元々。天界の者だ!それをアイツら。天使共は私達が少し反旗を翻し、同胞をこの手にかけただけで烈火の如く怒り追い回した。クソ天使共がぁ」
『悪魔の淑女』は昔の事を思い出し怒り狂う。
暴虐と暴言の嵐で俺は若干引いていた。
「感情の起伏が激しい悪魔だな」
「‥‥‥‥『右腕』のラースカードめ『左腕』のエルガーが死んだのならば。この地に思うことは何も無くなったな‥‥‥‥更地にするか?なぁ?二人共」
「あ、アハハ姉御アハハハハハ?!姉‥‥殺して‥‥‥」
「フフフフフフ‥‥お頭‥‥‥苦しい‥‥‥解放してフフフフフフフフフ殺して‥‥」
先程までは笑っていた。二つの口は笑いながらも苦しそうな口調で『悪魔の淑女』に懇願する。
「フフフフフフ!そうか、そんなに死んで尚、私と一緒に居たいか?二人共!アハハフフフ!!!」
「『悪魔の淑女』の姿が‥‥‥‥崩れていってないか?」
「怒りで正体を維持できなくなっているのでは?ほら、変な尻尾に、変な角まで生えてきますよ」
「‥‥‥‥見てんじゃねえぞ!クソガキ!!殺してやる‥‥‥‥神代・回帰『暴食・激烈砲』」
「こ、これは!」
「ご主人。不味いですよ!‥‥‥行きます!秘宝・解放『ロンギヌスの聖守』」
ロンギヌスの槍は『悪魔の淑女』に守円を展開する。
「何をした?クソガキにクソ槍!!私はこんなもんじゃ止まんねえぞ!!『暴食無双』!!食い破れ!!暴食!!」
「アハハハハハ!痛い!痛い!アハハ!!」
「フフフフフフ‥お頭‥助けて!!フフフフフフ」
バリンッ!バリンッ!ドガアァァ!!!
「‥‥‥‥‥壊れやがったか‥‥‥‥所詮は地上の民の魂か‥‥‥‥脆いったらありゃしねえな」
「‥‥‥何とか防げたが‥‥‥『死猟武器』内のあの二人の魂は」
「消滅しました‥‥‥ロンギの守りを突破する為に‥‥無理やり力を酷使されて‥‥‥‥残念です」
「あん?何が残念だ?クソ槍!コイツらは元々、私の所有物だ。私が何に使おうが私の自由何だよ!アハハハハハ!!!」
(全く‥‥‥‥大昔からのその身勝手な考え方はまるで変わってないのね。『悪魔』さん)
「ん?この声は?‥‥‥」
その声は俺の背中から聴こえてきた。
「あん?どっかで聞いた事がある声だな?誰だ?」
(‥‥‥‥主君。悪いけど。選手交代って事で‥‥‥私が出るわ)
「はっ?何で君が?」
(因果があるからよ‥‥‥神代・回帰『悪天降臨』)
俺の背中に背負っていた杖『七聖―女神―』の杖。ルシファーが光だし。
シュン!シュン!シュン!シュン!
「‥‥‥‥久しぶりね!バメット‥‥‥‥いいえ『悪魔さん」
「‥‥‥‥お前は‥‥‥ルシファー?!何でここに?裏切り者が出て来る?‥‥‥いや、そんな事よりてめえええぇぇ!!今まで何処に隠れてやがった!!『節制』のルシファー」
「誰が裏切り者だ!勝手に貴女達が私を数に入れただけ。居るも抜けるも私の自由よ!『悪魔』バフォメット」
『元ラグナログ・アルカナNo.14‥‥‥『節制』大天使・ルシファー』降臨。
「てめえ!その名を余分じゃねえよ!私は今、バメット・ゾフィスつう名前なんだからな!!クソ天使!!!」
『ラグナログ・アルカナNo.15‥‥‥『悪魔』バフォメット』激昂。
「貴女‥‥‥‥五月蝿いからここで」
「殺してやるよ!裏切り者の天使があ!!!」




