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死殱決戦・死神・ゼロ No.7 死神と天使

「‥‥‥‥‥お役目はなんとか果たせました。アリーナ様‥‥‥‥後の事は彼等に未来を託します‥‥‥‥」

‥‥‥‥シャキン!


『死神』は静かに天空の夜空を眺める。


「アハハ!我等の主様に何を仕掛けた?ゼロ・ブレインズ!!」


「‥‥‥‥天使ミカエル‥‥‥七聖の下僕天使か‥‥‥主人を抱き抱えて顕現とは、なんと主人思いなのだな。ミカエル‥‥‥」

‥‥シャキン!


「冥界の犬が何を言いますか‥‥‥‥それに貴方は闇と光に仕える‥‥‥」


‥シャキン!


「それ以上は喋るな。ミカエル‥‥‥そうでなければ貴様の首が飛ぶぞ!」


「アハハ!主様の首は落とす気がないと?成る程。成る程。貴方、主の精神世界で何かしらの契りを交わしましたか?或いはそれが主様に近づいた本当の目的だったりして?」


「‥‥‥‥教えぬ」


「アハハ!‥‥‥‥良いですよ!別に。主様が無事ならば‥‥‥神代魔法(天)『安らぎの天啓』」


「回復と加護の神代魔法か‥‥‥‥少年を癒すことに力を使うとはな‥‥‥あのミカエル殿が変わったものだな‥‥‥‥」


「そうですか?ゼロ・ブレインズさんに言って頂けるなんて嬉しいですよ!アハハ」


「‥‥‥‥あれ?俺は?いったい?なんで意識が?‥‥‥‥」


「アハハ!起きられましたか?主様!」


「‥‥‥‥起きたか‥‥‥少年よ!‥‥‥」


「あれ?ミカエルがなんでここに?」


「主様と『死神』さんの神代技のぶつかり合いの影響で主様は意識を失ってたんです。それで私が出てきて主様を救ったんですよ!」


「そうだったのか‥‥‥‥助けてくれてありがとう。ミカエル」


「はい!主様」


「あれ?タマキとヒスイは何処に行ったんだ?」


「‥‥‥‥その天使に避難するように言われ。転移していったぞ。少年よ!‥‥‥」


「お前は‥‥『死神』‥ッ‥‥痛‥‥急に頭に衝撃が‥‥‥」


「‥‥‥大丈夫ですか主様」


 ミカエルは心配そうに俺に寄り添う。


「あ、あぁ、大丈夫だ。ミカエル。それよりも今は‥‥‥」


「はい!目の前の方をですね!アハハ!」


シャキン!

「‥‥‥‥後遺症は無しか!ならば上手くいったようだな‥‥‥‥参る。来い!我が大鎌。『断罪の大鎌(グリム・リーパー)』」



『死神』は何か独り言を言い終えた後。俺達に向け『断罪の大鎌グリム・リーパー』を構えた。


「俺の神殺槍雷しんさつそうらい、ヒスイの『終焉の黒炎刀』の一撃。そして聖魔法『聖者の大剣』を受けてまだ、動けるのかよ!」


「ゼロ・ブレインズは神代の英傑の1人。並みの体力ではありませんからね。アハハ!主様!」


「あぁ!やるぞ!ミカエル!神代・回帰‥‥‥」


「はい!神煌・回帰‥‥‥」


「「神煌具・『双剣・熾天使刀《ミカエルの二振》』」」


「‥‥‥まさか、天使、自ら神煌具かするとはな‥‥‥‥」

シャキン!


「それくらいしないとあんたを倒せないだろう?」


「‥‥‥そうか‥‥‥ならば来い!『断罪の太刀』」


「言われなくとも!!『火炎晴天・乱舞』」


ガギーン!!


『死神』と『天使』の武器がぶつかり合い。カマの街の夜空に鳴り響いた。


『カマの街』


「間一髪だったな!タマキさん!」


「えぇ、後少しの所で消える所でした。‥‥‥‥まさか、ご主人様の聖魔法の魔法攻撃を真っ正面から受けて。平気で入られるなんて‥‥‥信じられませんよ」


「‥‥‥‥あれが神代全盛期の力ってやつなんだろう!‥‥‥‥もう一度行くか?」


「いえ、止めておきましょう。あの『死の舞踏』ですか?あの中に入ると。『洗礼』を受けているご主人様や神や天使ならともかく。うち達があの中に入るだけで生命力を吸われ。『死神』を回復させてしまいますから」


「‥‥‥‥だな!口惜しいが見てるしかねえな!‥‥‥くそっ!」


 ヒスイさんはそう言うと空を見上げたのでした。

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