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死殱決戦・死神・ゼロ No.4 死の大鎌と黒炎法

『死の舞踏サンサーンス


‥シャキン!


‥‥シャキン!シャキン!


‥‥‥シャキン!シャキン!シャキン!!!


「貴様!貴様!貴様!!カマの街の魔族を‥‥‥魔王領の全民を皆殺しにするきだったのか?!!貴様!!!」


 怒り狂う!『死神』


「‥‥‥‥それはお前が阻止すると予想していたんだ『死神』。俺はお前と最初に刃を交えた時に直感で確信した」


「直感だと?!直感で、貴様は魔王領数十万。数百万の命をふるいにかけたのか?!貴様の仲間の命もろとも」


「だが、掛けは俺の勝ちだったな。『死神』‥‥‥‥」


「『自分』の‥‥‥いや!私の質問に答えろ!少年よ!貴様は自分の仲間を皆殺しにするつもりだったのか?」


「‥‥‥やっと本性をみせたか!『死神』!自身の事を『自分』や『死神』等と名乗っていたから違和感があったんだ」


「‥‥‥‥私の質問に答えろ。少年」


 怒りで我を忘れる『死神』


「まず、最初にお前が『死』の魔法をかけた少女の二人。この二人はお前の死の魔法が届きえない場所へと逃がした。そして、最後の俺の宿敵にして最も頼れる相棒‥‥‥‥ヒスイの居場所だが‥‥‥‥」


 俺は静かに『死神』に指を指す。


「‥‥‥‥何故、私に指を指す?少年」


 不思議がる『死神』・ゼロ・ブレインズ


「俺の転移魔法では『影の国』に」


「そして、うちの転移魔法では貴方の近くに召喚される予定だったのですよ!ゼロ」


「‥‥‥‥貴様は!ア‥‥‥‥」


「黙りな!死神!さっきはよくもアインズさんを攻撃したな!!オイッ!!!!夜暁術・『五の型・時極楽・天夜』」


ズバーン!!!


「ぐぅ!貴様は‥‥‥‥さっきの魔族」


 ヒスイは『死神』の胸部を容赦なく切りつけた。


「‥‥‥‥‥『死神』。お前はこの闘う前にこう言ったな。『我が故郷の民は殺さぬ。被害も出させぬ』とな!俺はそれを聞いて安心したよ、そににこの『死の舞踏』か?この中は神話レベルの結界なんだろう?この中でなら、さっきの『神殺槍雷(しんさつそうらい)』を使っても問題ないと結論づけたんだ」


‥‥シャキン!


「そして‥‥‥少年はその雷爆の寸前にカマの街に戻り、雷爆を回避し。その黒騎士を使い魔に喚ばせたという訳か?‥‥‥‥私に、あの雷爆の嵐を喰らわせ。その後は黒騎士の強烈な一太刀を負わせるか‥‥‥」


シャキン!シャキン!


「だが、一番の理由はお前は俺の仲間達を殺そうとした‥‥‥‥だから、最初に『神殺槍雷』をお前に喰らわせたのさ。‥‥‥この闘いがどんな結果になろう俺はお前を確実に葬ってやる!覚悟しろよ『死神』」


「‥‥‥‥ふん!そうか、少年よ!」

シャキン!!


 俺と『死神』は睨み合った。その間にヒスイが俺の近くに寄って来た。


「最高のタイミングだったぜ!カミナリ!!お陰であの野郎に最高の一太刀を喰らわせられたぜ!」


「あぁ!‥‥‥‥ヒスイ。『死神』に受けた攻撃は大丈夫なのか?」


「ん?!あぁ、あの魔王様にセルビアで貰った。秘薬のお陰で完全回復したぜ!!」


「なら、良かった‥‥‥‥今の一連の俺達の攻撃でどれだけ削れたと思う?ヒスイ」


 俺は真剣な顔でヒスイに聞いてみる。


「二、三割って所じゃねえか?!あの『死神』がエキドナとか言う奴と同等の力を持っているんならな!まぁ、俺はエキドナって奴を知らねえからなんとも言えねえがな!」


「‥‥‥‥だいたい俺と同じ結論だな。もう一度、さっきと同等の技を『死神』に喰らわせたいんだが。時間を稼いでくれないか?ヒスイ。タマキはヒスイのサポートをしてあげてくれ」


「はい!ご主人様!」


「『スパイング山脈』の時と同じだな!‥‥‥だか、今回はタマキさんが入るのか‥‥‥‥タマキさんよう!」


「何ですか?ヒスイさん」


「セルビアやスパイング山脈じゃあ!使わなかったが‥‥‥複合魔法をやる!‥‥‥俺を助けてくれ!頼む!!」


「‥‥‥‥ヒスイさん‥‥‥えぇ、勿論ですよ!任せて下さい!」


「あぁ、感謝するぜえ!!火魔法‥‥夜転‥‥夜暁・黒炎術・『一の型・百鬼夜行・炎』!!!」


 ヒスイが右手に持っている闇霧の刀身が赤黒く光る。


シャキン!

「‥‥‥‥火と闇の複合魔法とは‥‥‥奇な事をする魔族だな!黒騎士」


「黙りな!初代様!あんたはアインズさんを殺そうとした!てめえはそれだけで万死に値するんだよ!『死神』!!!」


「魔族が獣族を思いやるか!‥‥‥成る程、現代は良き方へと進んで入るのか‥‥‥‥だが、こちらもウラミとオンネンを返して貰わなければならないのでな。神明魔法(死)・『神罰の大鎌』」


 下の街。カマの街に有る。ありとあらゆる鎌が『死神』の元へと集まり。一つの大きな大鎌へと姿を変えた。


「神明魔法の効果ですか‥‥‥‥なんという光景でしょうか‥‥」


 タマキが呟く。


「慎重に時間を稼ぐぜ!タマキさん!‥‥‥‥行くぜええ!!!」


「はい!!」


「来てみろ!黒騎士の魔族よ!」


『闇霧』と『死神』の舞踏が開幕した。

補足です。


セルビア編で回収できなかったヒスイの火魔法の話をこのお話で回収させて頂きました。


クエスティング・ビースト(唸る獣) 1 闇夜の懇談会~『セルビア』国の入国門の間の『④弔い』でヒスイが火魔法について述べています。

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