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湖の騎士 VS穢れ無き騎士 No.4 『臨界突破』



「ズアア!!! おらぁ!!」


「ふん!」


 神現魔法(黄橙)『白盾よ我と共に』を私は発動し。


 最初の戦場へと戻って来た。


「はぁ、はぁ、はぁ! キッツいッ! 身体はボロボロ! 勝てる気がしない」


「ここは‥‥‥‥‥最初の場所へ戻ったか」


「ランスロット卿! 良くご無事で!」


「おお。さすが、ランスロット卿。傷一つ無いとは」


「静かにしろ。貴様ら」


「「「「はっ!」」」」



 流石に強すぎる。我が父、ランスロット卿。


 歴代最強の円卓の騎士。


「‥‥‥上には‥‥‥トリスタンにイゾルテ、サーシャも入る‥‥‥シャクだが使わせてもらいますよ! マーリン理事長」


「ん?」 


 私は『アリマタヤのヨセフ』を上に掲げる。


「‥‥‥‥我、現在、半身なり。我が半身の身体は遠き地に存在す‥‥‥‥眼前の敵は、強く。半身では勝てぬ。我が縁より賜りに三つの『門』よ! 我が半身を導け! 神現償還・『聖人・転臨』」



『セルビア』北都市サラマンダー


「‥‥‥もぐもぐ‥‥‥」


「どうですかな? サーシャ殿? 『サラマンダ』の焼き菓子は?」


「‥‥‥旨い‥‥もぐもぐ」


 サーシャの近くにあった荷物から光が漏れ。地下へと伸びて行く。


「‥‥‥もぐ‥‥ガラ先生の魔力?」



西都市シルフィード


「「我らーーー!!! セルビア!!!」」


「「「合唱団!!!!!」」」


「どうですか? 『セルビア』の音楽文化は? トリス殿。イゾルテさん」


「ええ!」


「なんて!」


「「素晴らしい! シルフィード様!!」」


「そ、そうですか!ありがとうございます」


 トリスタンとイゾルテの荷物からも光が漏れ地下へと伸びる。



『カムラン高原』


「?‥‥‥ガラン‥‥‥いや、ギャラハット卿! 何をした?」


「ランスロット卿。その言い方。母無き後。貴方は私を修道院に預けた。その後は、跡取りの男子がいないギャラハット家に私を引き取らせましたね」


「あぁ、それが一番。君の安全を考慮した。我の答えだ」


「‥‥‥そうですか。では、そろそろ、本気でやりあいましょう。‥‥‥神現魔法・『臨界突破・聖杯天理』」




『最も穢れ無き騎士・聖騎士ギャラハット』


 降臨。



「ほう? それが貴殿、本来の力か。成る程、先ほどの傷もすっかり治り。魔力も全くの別物‥‥‥‥だな? 『緑黒・幻影』」


 緑黒色の無数の斬激が私に飛んで来る。


「神現魔法(黄橙)『白銀の城・黄橙陽炎』!!」


 黄橙色の大きな円を描き。私の周囲に展開する。


「それで? 防げるとでも? ギャラハット卿」


「防げますよ。だって!」


 私は白色のオーラを纏い力を解放する。


「さっきの私よりも数倍強いんでね。ランスロット卿!」


ドガァン!


 攻めの矛と。


 守りの盾がぶつかり合い。


 戦場に凄まじい轟音が響き渡る。


左翼


トリスタン・ガウェイン軍


「凄まじい轟音ですね。ガウェイン卿」


「伝達からの情報ではランスロット卿とギャラハット卿が一騎討ちで闘っていると報告がありましたが。あれでは、軍同士が戦っているのと変わらない規模だ」


「元々は親子なんですよね? あの二人。余り知られてませんよね」


「ええ、良くご存じで。トリスタン卿。ランスロット卿の以前の奥方。エレイン婦人が無くなってからは余り会っていなかった様ですがね。円卓会議でもなかなか顔を合わせず」


「‥‥‥‥そうなんですか。なんだか、悲しい関係ですね。あの二人」


「エレイン婦人がその‥‥‥居なくなられた後のランスロット卿の変わり様は年々凄まじくなって言ったと近いものに聞いてました。まともに会話するのも血縁者か側近の者達のみだとか‥‥‥‥何かしらの呪いにかかってるじゃないか等と噂もありましたが‥‥‥まさか、本当に」


「『女王』の呪いにかかって入るとはですか?」


「はい!」


「‥‥‥急ぎましょう。ガウェイン卿。これ以上。悲しみを拡げないために」


「ええ!」


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