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4月25日(水)快晴

まだ少し肌寒い時間に目覚めた。

時計を見、目を閉じた。

次に目を開けたときには

もう太陽は昇り程よく暖かい時間だった。

今日は美術館に行こう。

昨夜から決めていた。

鴨居玲が来ている。

彼の作品はとても好きだ。

あの作品の数々に包まれると、

起きていながら眠っている感覚になる。

私との親和性が高く気持ちを落ち着かせる事ができる。

昼前に家を出て、

1時間半車を走らせ美術館についた。

コンクリートで無機質な現代的な美術館は

とてもひんやりとしていた。

彼の展覧会に行くのはこれが2度目だったが、

1度目と同じように新鮮な気持ちで観れた。

やはり彼の作品は落ち着く。

前回は作品のみをよく観たが

今回は彼の写真までよく観れた。

彼から漂う雰囲気は

私からは到底出せないようなものである。

絵画の中でははっきりとしている彼の世界は

写真では朧気にみえる。

その乖離に心を悩ませていたのだろうか。

美術館の中で少しうたた寝をし、

ポストカードを買って帰った。

夜眠る前に吸った煙草の煙に彼の写真を思い出した。

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