百十二月の土曜日に
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百十二月の土曜日に
きっとおまえは死ぬだろう
百十二月の土曜日に
きっとおまえは死ぬだろう
百十二月の土曜日に
おまえが死んでしまったら
おれは泣いてしまうだろう
きっと泣いてしまうだろう
一、二時間も泣いたなら
おれは黄金海岸へ行き
おまえの骨を波打ち際へと放り投げ
神様の元へと祈るのだ
いつかおまえが戻り来るその日まで
おれはおまえの墓を守りながら
再び百十二月の土曜日が来るその日まで
そっと墓を守るのだ
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