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こんにちは、早見 咲夜です【一】

久しぶりに書きました


 努力は必ず報われる そんな言葉を幼い頃から信じて努力し続けた―― 

だが、そんなのはただの自己肯定に過ぎないのだと、努力しても必ず報われるとは限らないのだと、社会に出てそれを痛感した



  僕は普通の中小企業に働く一般人だ・・・成績は好ましいとは言えなかったが、一心不乱に働

 迷惑はかけないように誰よりも努力した。だけど、いつ心が挫けるか分からない状況が続き会社に友人いる訳もなく疎外感に耐えないがらの日々を過ごした――


  そんなある日、いつものようにパソコンと向き合っているといると、上司に呼び出された。その   時不安が頭に過った・・・・上司の優しい顔が強張った表情で話し出した。

  

 「・・・早見・・・きみはリストラ対象になった――今日限りで、君はクビだ・・・荷物を纏めてくれ。」 

 

  皮肉にも不安は的中してしまった・・・僕は頭の中が真っ白に広がり、ただ、呆然と立ち尽くすしかなかった。視界が闇に包まれた。

 

  目を開けると、そこは、自分の家だった眼を擦りながら、玄関が施錠してあるか確認しに行くと、達筆で綺麗な字が書かれた付箋がドアにペタリと貼ってあった。白井先輩の字だ。白井先輩とは、才色兼備で、会社でいつも成績トップで清楚で信頼され誰からも慕われる。僕とは、真逆の存在の人だ「早見君お疲れ様でした。早見君が頑張ってる姿カッコよかったよ!何かあれば、連絡してねっ!!」目から突然、涙が溢れ始めた掠れた声でぼやいた  

 「・・・如何してなの・・・っ?僕は負け犬なんだよ・・?簡単に突き放して・・・・ください。なんで、なんで・・・・っ・もうこんな世界嫌いだ・・・不公平な世界なんて―――・・・・っ」  

 

  そう言い瞼を閉じると気絶したように意識が遠退いた。  

  

 「はぁ~っ、久しぶりに熟睡したなぁ~・・・・ん?ここ、僕の部屋じゃない・・・よな・・・・・っ?なんで知らない部屋に居るんだ?白井先輩の付箋・・・を・・・・見ているときに―――あぁぁあ。昨日の僕はちょっとおかしかったなっ・・・」  


昨夜の記憶を遡った 俯き反省した。  

 眠そうに眼を擦りキョロキョロと辺りを見渡すとベッドは、石のようにに硬く部屋中、埃が被っており全く手入れされてない状態を眼にしてすぐに自分の部屋ではない事に気いた 


 「此処、埃がすごい舞っているな・・・っ。換気しないとっ・・・この街、賑やかで栄えてんだなぁ~、色々な種族が居るんだな・・・・綺麗な所だな・・・・っ」 


窓を勢いよく開けるとそこには、剣などを携えた冒険者やこの街に暮らす一般人、エルフ、獣人などの多種族で賑わっていた 


  肩の力がすっと抜けると、笑みがこぼれ人の熱気で、暖められた生暖かい風が顔に触れて、髪が靡い た。すると、ドアからノックが聞こえた、の長髪のスタイルのいい妖艶な顔立ちの女が入って

 笑みを浮かべるとベットに腰を掛けた 


 「・・・入りますよ、どうですか?前の世界とは」  

 

 「前の世界・・・??」




 「此処は―――異世界。君が存在していた世界とは、全く異なる世界、魔法が存在し数多な冒険者が財宝や称号を求めてギルドに所属します。君がこの世界でどう生きるか、私は分かりません。君がしたいことをしてください」  


 「あなたは、どうして、ここの世界のことを教えてくれるんですか?誰なんですか・・・っ?」       

 微笑えみ、透き通るような小さな声で説明してきた。


 「私は―――レイン。君をこの世界に招いた、召喚者――――」   

 

 「―――えっ!?レインさんが!?でも、どうして僕を召喚したんですか・・・?何の取り柄がない僕を・・・・」 

 

 無言で壁伝いに指を走らせながらドアに向かい歩き始めた 


 「・・・レイン・・・さん?」 


 ドアに着くと、指に付いた埃を吹き払うとこっちの方に振り返った 

   

 「―――一つイイ事 教えてあげましょう君は、努力という言葉を信じてきた、しかし、報われることはなかった・・・ でも、この世界には君を認めてくれる人もいる・・・だから、『誰かの生きる意味に――誰かの世界を創ってください』・・・・私は、行かなきゃいけないところがある所があるのでまた逢う日を楽しみにしていますっ。少々荒れてますが、此処の家はご自由に使ってください」 


 その言葉を言い残しドアの向こうに消えた。

 

 「誰かの世界を創るか―――召喚された理由は何だったんだろう・・・っとりあえず、レインさんが言ってた『ギルド』って所に行ってみるかっ!!」  

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