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夏暁の青

作者:日櫃 類
猫を拾った。白くてガリガリの死にかけた猫。助けた翌日には逃げられてしまったが、その出会いを皮切りに少女は長い長い縁の出会いをすることになる。
赤鬼のアカガネに誘われて訪れた妖たちの町。食べられそうになったところを白髪の青年に助けられた。家に帰る場所がないと俯く少女に青年は言う。
「おまえがいなければ、オレは死んでいた」と。
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