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虚空の天使【完結】  作者: 木口なん
ルメリオス王国編
4/566

EP3 ステータスを隠そう

4/5 大幅修正

―――――――――――――――――――

クウ・アカツキ 16歳

種族 人 ♂

Lv1


HP:30/30

MP:20/20


力 :20

体力 :15

魔力 :10

精神 :200

俊敏 :90

器用 :200

運 :40


【固有能力】

《虚の瞳》


【通常能力】

《剣術Lv2》

《抜刀術 Lv6》

《偽装Lv3》

《看破Lv3》


【加護】

《虚神の加護》


【称号】

《異世界人》《虚神の使徒》

――――――――――――――――――― 




(この危機的状況を乗り切るのはこれしかない)




《虚の瞳》

虚を見せ、虚を破る魔眼。

目を合わせただけで幻覚を見せることが出来る。自分と対象の精神値の差によって効果が補正される。

また自身は幻覚無効になる。



《偽装Lv3》

スキル《隠蔽》《改竄》の上位複合スキル

自分のステータスを偽装できる。これを見破るにはより上位のスキルが必要。



《看破Lv3》

スキル《鑑定》《解析》の上位複合スキル。

人物や物の情報を得ることが出来るスキル。偽装や嘘、罠などを見破ることができる。これを欺くには同等以上のスキルが必要。





(まずは《偽装Lv3》。これはステータスを弄って偽装できるらしいから、これで見られて拙いものを消す。どれがヤバいのか分からないからとりあえずスキルは全部消すか。称号は《異世界人》を残しておいた方がいいな。多分これは俺以外にも付いてるだろ)



 クウはステータス画面を見つつ、見られると拙いものが消えるようにイメージしていく。すると《偽装 Lv3》の効果が発揮されたのか、スッと消えて見えなくなった。これで本来のステータスを見抜くことが出来るのは《看破 Lv4》以上のスキルを持つ者だけだ。クウでさえも見破ることは出来ない。



(あとステータス値の精神と器用が突出してるな。これも加護のおかげとかそんなんだったら嫌だし数値を弄った方がいいな。《偽装》でいけるか……?)



 《偽装 Lv3》の説明に《隠蔽》《改竄》の上位複合スキルだと書いてあっただけあって、数値の改竄も普通に行うことが出来た。

 200もあった精神値は他とあまり変わらないように20まで落として表示させることにする。

 そうして出来上がったステータスはこのようになった。



―――――――――――――――――――

クウ・アカツキ 16歳

種族 人 ♂

Lv1


HP:30/30

MP:20/20


力 :20

体力 :15

魔力 :10

精神 :20

俊敏 :20

器用 :20

運 :40


【通常能力】

《剣術Lv2》


【称号】

《異世界人》

―――――――――――――――――――




 勇者の資質があるという話にも拘らずスキルが何もないのはさすがに疑われるかと考えて《剣術Lv2》だけは残しておくことにした。《抜刀術 Lv6》はクウの習得している朱月流抜刀術から来たスキルだろうと当たりをつけたが、切り札として使いたいと考えて消すことにしたのだ。



(偽装は完璧だ。次は《看破Lv3》で俺の偽装を破れるスキルを持っている奴がいないか調べる。持ってる奴がいたら、《虚の瞳》で幻覚を見せて誤魔化そう。精神値で効果が左右されるらしいから無理かもしれないけどな)



 クウは謁見の間にいる人物を見渡しながら《看破 Lv3》をかけていく。



―――――――――――――――――――

アリス・レイシア・ルメリオス 15歳

種族 人 ♀

Lv8


HP:121/121

MP:144/144


力 :53

体力 :67

魔力 :107

精神 :169

俊敏 :96

器用 :85

運 :31



【通常能力】

《水魔法Lv2》

《回復魔法Lv3》

《礼儀作法Lv6》

《舞踊Lv5》



【称号】

《ルメリオス王国の王女》《舞姫》

―――――――――――――――――――






―――――――――――――――――――

ルクセント・レイシア・ルメリオス 46歳

種族 人 ♂

Lv28


HP:987/987

MP:1,003/1,003


力 :763

体力 :805

魔力 :716

精神 :765

俊敏 :574

器用 :720

運 :18



【通常能力】

《水魔法Lv5》

《毒耐性Lv6》

《礼儀作法Lv7》

《舞踊Lv2》



【称号】

《毒を喰らう者》《ルメリオス王国国王》《親バカ》

―――――――――――――――――――






―――――――――――――――――――

アルフレッド・テレリス 36歳

種族 人 ♂

Lv56


HP:2,064/2,064

MP:1,890/1,890


力 :1,844

体力 :1,879

魔力 :1,653

精神 :1,437

俊敏 :1,689

器用 :1,504

運 :27



【通常能力】

《剣術Lv6》

《盾術Lv6》

《槍術Lv4》

《土魔法Lv3》

《気配察知Lv5》

《剛力Lv4》

《統率Lv5》


【称号】

《ルメリオスの騎士団長》《剣豪》《地竜殺し》

―――――――――――――――――――






(誰一人として勝てていないか……まぁ、レベル1だから当然といえば当然なんだろうけどな。《看破》をもっているやつがいなかったことが唯一の幸いといったとこか?)



 精神値でほとんどの人物にすら負けている状況。《看破》持ってる者がいれば、間違いなく厄介なことになっていたのは間違いないだろう。そのことに心の内で安堵する。



(これも運40の影響か? ここにいる奴のステータスを見た様子だとかなり高い方だと思うしな……)


 

 この世界では運は25あれば普通だと言われている。

 30あれば少しは運がいい方で、40ともなればかなりの幸運に恵まれた人物だとみなされるのだ。地球で言うならば福引で1等を当てられるような人を差す。

 だがそんなことは知らないクウは、要注意人物へと密かに視線を向けていた。



(王様の隣で控えている騎士団長はヤバいな。歯向かったら瞬殺だ。ステータスを技術で上回ることもできるかもしれないけど、武器も何もない今は間違いなく勝てない)



 さすがに王の側に控えるだけあって、その強さは他を逸脱している。称号に《地竜殺し》とあるぐらいなので、人としてもかなり上位の強さを持っているのだと予想できた。

 長く見つめれば不審がられると考えたクウは、適当に視線を逸らしてふと清二たち3人の方へと向く。



(そう言えばこいつらのステータスはどうなっているだ?)



 クウは再び《看破 Lv3》を使った。





―――――――――――――――――――

セイジ・キリシマ 16歳

種族 人 ♂

Lv1


HP:100/100

MP:100/100


力 :100

体力 :100

魔力 :100

精神 :100

俊敏 :100

器用 :100

運 :40


【固有能力】

《光の聖剣》


【通常能力】

《剣術 Lv1》

《光魔法Lv3》

《炎魔法Lv1》

《雷魔法Lv1》

《闇耐性Lv3》


【加護】

《光神の加護》


【称号】

《異世界人》《光の勇者》

―――――――――――――――――――


《光の聖剣》

空中に光り輝く聖剣を生み出す魔法スキル。使用MPと魔力値によって生み出せる聖剣の数と強さは変わる。

創りだした聖剣は自在に操ることができる。


《光神の加護》

光神シンの加護。

光魔法や闇耐性に補正。







―――――――――――――――――――

リコ・アオヤマ 16歳

種族 人 ♀

Lv1


HP:40/40

MP:200/200


力 :10

体力 :10

魔力 :150

精神 :150

俊敏 :60

器用 :40

運 :28



【通常能力】

《光魔法Lv1》

《炎魔法Lv1》

《水魔法Lv1》

《風魔法Lv1》

《土魔法Lv1》

《MP自動回復Lv1》



【称号】

《異世界人》《希望の魔導士》

―――――――――――――――――――




―――――――――――――――――――

エリカ・シロサキ 16歳

種族 人 ♀

Lv1


HP:20/20

MP:150/150


力 :6

体力 :10

魔力 :60

精神 :180

俊敏 :40

器用 :20

運 :25



【通常能力】

《光魔法Lv1》

《結界魔法Lv1》

《付与魔法Lv1》

《回復魔法Lv1》

《状態異常耐性Lv1》

《鑑定Lv1》



【称号】

《異世界人》《守護の聖女》

―――――――――――――――――――




(チートじゃねーか)

 


 心の内でツッコむクウであった。





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