表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/81

先生の真似事

「ロイ!それ教えて!」


 魔力石を置くために用意された倉庫の中で一人で魔力注入を行っていたら、突然話しかけられた。

 顔を向けると5、6才の女の子が倉庫の入り口に立っているのが見える。

 赤みがかったブロンドの髪を後ろで2つに纏めている。

 目鼻立ちも整っていてパッと見で可愛いと言える子供だ。

 孤児院の子供よりも華がある。

 服装は孤児院のみんなと変わらないけど、これはこの街のみんなに言えることだ。

 この子に会ったことはないと思うけど、俺の名前を呼んでいた。

 ということは誰かが教えたってことだ。

 誰かの友達だろう。


「えーと、迷子かな?ここは孤児院の人しか入ってきちゃダメだよ?」


 ここは孤児院なのでもともと子供も多いが、生徒が近所で作った友達をよく連れて来る。

 ごく稀に食事までとっていく図々しい子供までいるのだ。

 挨拶くらいはするし、たまに紹介もされるけど、いちいち名前まで覚えていられない。


「迷っちゃったのかな?誰の友達?一緒に探すよ。」


 我ながら完璧な対応だ。

 これでこの子の友達まで案内すれば俺の株も多少上がるかもしれない。





 困った。


 どうしたっていうんだ。

 さっきの子供が泣き止まない。

 さっきから俺が何を言ってもずっと大声で泣いてる。

 何が悪いかわからないけど、謝り倒した。

 でも無理。

 ずっと大声で泣いてる。

 大声を聞き付けてみんなが集まってくるし、みんなニヤニヤしてるし、しまいにゃ先生まで駆けつけて微笑ましい笑顔を向けてくる。

 もう無理。

 なんなの・・この子・・



 この子の名前はガラシャというらしい。

 なんと先月からこの孤児院で一緒に生活していたそうだ。

 大変申し訳ない。

 まさか家族だったとは・・


 俺は最近体力と魔力が充実してきたせいで、日々の鍛練に前よりも時間がかかるようになり、みんなとの時間を作れていないのだ。

 俺だって友達は欲しい。

 今でこそ忙しいけど、時間のある時はできるだけ自分の部屋から出るようにしていた。


 だけど、俺の身になって考えて欲しい。

 同年代と追いかけっこをしても俺がぶっちぎって誰も付いてこれないし、一緒に勉強しようにもみんなが読むのは俺が読みたいような本ではなく、せいぜい絵本だ。

 女の子のオママゴトに混ざるのは、そもそも俺の能力の限界を超えている。

 じゃあ上級生はどうかと言われれば、魔法の進行度でぶっちぎり、魔力量でぶっちぎり、剣術の稽古はすでに先生の剣を避けながら呪文を唱えるという集中力の鍛練になってしまっている。

 上級生からも見本を見るような眼差しで見詰められる環境の中でどうやって友達を作れというのか?


 ライアンは良かった。

 あいつは性格と喋り方はともかく、かなり優秀だったからな。

 俺の能力がまだ低かったせいもあるけど、あいつとは対等だった。

 まだ魔力のこととか隠してたし、ライアンは認めないと思うけどね。

 ライアンは俺との狩りで味をしめて、なんと冒険者になったらしい。

 死んでなきゃ良いけどなぁ。



 いや、わかってる。

 これは現実逃避だ。


「ロイ。教えてあげなさい。」

「え、いや、それは・・」


 事情を聴き終えた先生は迷うことなくガラシャに魔力注入を教えろと言った。

 しかし、ガラシャは5才だ。

 俺よりも遅いとはいえ、一般的な基準でいえば魔法を扱うのはまだ早い。

 魔法を使うと魔力が強制的にごっそり持っていかれる。

 魔力の少ない子供にとっては物凄く危険なものなのだ。

 水を出す生活魔法は出した分だけ魔力を消費する。

 それで魔力量の計測に使われる訳だが、この魔法も実は危険だ。

 魔法は勝手に止まってはくれない。

 自分で止めない限り魔力が尽きるまで出続ける。

 魔力が体の中から出ていく感覚にパニックでも起こせばそのまま死ぬことだってあり得る。


「でも、まだ魔法は早いと思いますけど・・」

「もちろん魔法は無しで教えてあげて下さい。」


 あぁこれはいかん、先生がこの笑顔の時はもう決断してる時だ。

 俺が何を言っても聞いてくれそうにない。


「出来るかわかりませんよ?」

「もちろん。期待しています。」


 期待すんなって。


 先生は最近の俺が誰とも関わっていないのを心配していた。

 俺が例外的にずっと1人部屋ということもあって、食事の時間以外はまともに顔を合わせないやつとかも多いし。

 俺も悪いなとは思ってる。

 先生には心配と迷惑しかかけていない。


 今回は俺が折れるべきなんだろうなぁ。

 そう思ったのは少し普段の後ろめたさがあったせいだろう。


「やだ!ガラシャやらない!」


 そんな状況でガラシャがこんなことを言ったので、二人とも目が点になってしまった。


「ガラシャ。そんなことを言わずに・・楽しいですよ?」


 そのあと結局先生がお菓子で説得したガラシャに、俺は魔力注入を教えることになった。

 久々に困った先生を見たけど、ガラシャは悪くない。

 どちらかというと俺が悪い。



 みんなが倉庫からいなくなった後で、俺はガラシャと向き合った。

「それで、ガラシャは魔法を使ったことはある?」

「ないよ!」


 お菓子でご機嫌になったガラシャは予想通りの答えをいうと、おそらく砂糖なんてほとんど使われていないだろうクッキーのようなものを口に入れた。

 先生がどこかから貰ってきたものだそうだけど、かなりの貴重品じゃないのかな?

 俺はこの世界では見たことないぞ。

 俺はクッキーがなくなる前にいくつかちょうど良さそうな魔力石を探してガラシャの前に座る。


「そうだよね。じゃあ僕がやってみるから見てて?」

「うん!」


 良い返事だ。


「これは魔力石っていって、魔力を溜めることのできる魔道具なんだ。」


 がっつり見てくる。

 良い態度だ。

 いや、ちょっと顔が近い。


「ガラシャ?顔じゃなくて手の魔力石をみてね?」

「うん!」


 返事は良いな・・。


 俺はガラシャにもよく見えるように大きめの魔力石を手に持って、わかるようにゆっくりと魔力を込めていく。

 ゆっくりと魔力石が濁っていく代わりに、ガラシャの目がキラキラと光り出す。


「凄い!凄い!どうやったの!?ガラシャもやりたい!」


 ツカミはOKだ。

 しかしこれで出来なかった時の反動が恐い。

「きっとガラシャにもできるよ。ただこれはすごく難しいんだ。俺も出来るまでに一年半もかかったからね。」

 まぁ嘘じゃない・・よね。


「やる!やりたい!教えて!」


 今度はガラシャに小さめの魔力石を持たせる。


「いいかい?ガラシャの体の中にも魔力って物があるんだけど、それは普段は胸の辺りでフワフワしてる。それにちょっと力を込めて手の方に押し出してごらん?魔力石を握ってるところまで押し出せれば後は石が吸ってくれるから。そしたらこうやって色が変わるからね。」


 といってもう1つやってみせる。

「うん。わかった!」


 これでわかったら世話ないわ。

 と自分でも思いながら「頑張れ」と言う。

 ガラシャはすぐに魔力石を握り締めて顔を真っ赤にして踏ん張っている。

 失礼。


「ガラシャ、もっと力を抜いて。腕に力は必要ないから。心に力を入れてごらん?」

「心?」


 いつも思うけど、知らない人に魔力の使い方なんて伝えようがない。

 人間に尻尾を動かせと言うようなものだ。

 一般的には何度も魔法を使ったりして、魔力を使いなれてきて初めて自分で動かすことが出来るようになるのが普通らしい。

 魔力が動く感覚もなしに動かすのは無理だと思う。

 ガラシャは何となく負けず嫌いっぽいから、いつかは出来るようになるかもしれない。

 たぶん先生はそれまでガラシャの面倒を俺に見させるつもりなんだろう。


 ガラシャの唸り声が聞こえてきた。

「また腕に力が入ってるよ。」

 そう言って俺は魔力石を床に置く。

「見てて?」

 ガラシャにわかるように腕をブラブラさせてから魔力石を指差し、そこから触れないまま魔力を送り込む。

 今度は魔力石がすぐに濁る。


「凄い!それもガラシャ出来るようになりたい!」

「そっか。ちゃんと練習したら出来るようになると思うよ。まずは力を抜こうね。」

「うん!」


 返事はいいんだよなぁ。

 きっと良い子なんだろう。

 ガラシャが床に置いてやろうとしたので手に持ってやるようにいうと、俺は自分の魔力注入に戻る。


 最近は魔力石を握らなくても魔力注入くらいは楽にできるし、箱の中身が未注入なのを確認だけして箱ごと魔力注入を行っている。

 まんべんなく魔力が行き渡ったのを確認して次の箱に向かう。

 何箱か済ませてしまいながら、今日中に残りも全部やってしまうか悩んでいると、倉庫の中で何かが動く気配がした。


 また誰か入り込んだか?

 まさか先生が様子を見にきた訳じゃないだろうな・・

 と思っていると。


「できた!できたよ!」

 とガラシャが叫んだ。


「はっ?」

 そんな馬鹿な。

 俺だって(この世界に来てから)一年半かかったんだぞ?

 えっ?

 さっき動いた気配ってガラシャの魔力か!?


 ガラシャが俺に見せてきた魔力石はほとんど濁ってないものの、色が変わっていた。


「これは・・すごいね。どうやったの?」

「えっとロイがね。一杯出してたから!マネしたの!」

「俺が出してるのがわかったの!?」

「うん!これの時はわかんなかったけど、あれの時は一杯出てたから、わかったよ!」

 といって足元の魔力石と、さっきまで俺が箱ごと魔力を込めていた箱を指差す。


「すごいな・・これが天才ってやつなのか?」

「ガラシャすごい?」

「え?あぁ。凄いぞ、ガラシャ!」

「やったー!」


 ガラシャにもう少しやらせてみると、魔力石がもう少し濁ったところで「眠い。」といってその場で眠ってしまった。

 どうやら流石に魔力量は少ないらしい。


 近くにいた子供にガラシャの部屋を聞いて、ダッコして連れていく。

 そして、ちゃんとベッドで寝かせてから先生のところに向かった。



「これはなんですか?」

  魔力石を先生に見せると、先生が首を傾げている。

 どうやら先生の仕込みではなかったようだ。

 まぁそうだろうね。

「ガラシャが込めた魔力石ですよ。」

「ガラシャが?・・白・・ですか?」

「白ですね。」


 ガラシャが魔力を込めた魔力石はほとんど濁っていないものの、明らかに色は白にしか見えなかった。

「最初は先生の仕込みかと思ったんですけどね。」

「まさか。で、ガラシャはどこに?」

「疲れて部屋で寝てます。」

「そうですか・・」


 白の、無属性の魔力の持ち主は、魔法の才能がない。

 これはこの世界の常識だ。

 これはガラシャが将来、苦労するということでもある。

 この世界では魔法は使えて当たり前なのだから。

 何をするにも人の倍の努力が必要になる。

 これは他人事なら「かわいそうに」で済ませられる。

 しかし、家族はそうはいかない。


「ロイ。しばらく鍛えてやってくれませんか?出来るだけでいいので。」

「もちろん、いいですよ。」

「よろしくお願いします。」


 この時、先生が初めて俺に頭を下げた。

 孤児院に来てまだ一ヶ月だろうが、家族は家族だ。

 先生にとって子供なら、俺にとっては妹である。

 さっき会ったばっかりで全然実感湧かないけど、家族である。

 しっかり支えてやろうじゃないの。


 あてがない訳じゃないんだ。

 まず第一に、ガラシャは絶対に魔力操作の才能がある。

 これはたぶん、魔法の才能もあるってことだと思う。

 それと、無属性の人も年を重ねて魔力に色が付くことがある。

 これは練習すれば属性を得られるってことだと思う。

 前に先生に借りた本で読んだけど、属性がある人が後から違う属性に変わることもあるらしい。

 属性は生まれつきじゃなくて、ただ得意な属性になるだけなんじゃないか?って本には書いてあった。

 俺は最初から緑だったけど、本が正しければ魔法を使えないような小さい子供は、殆どが白の無属性なんじゃないだろうか?


 ほら色々可能性がある。

 それに、別に白だって良いんだよ。

 白の魔力は超高値で売れるし、魔法なんて生活魔法までなら教えれば誰でも大抵は出来るようになる。

 はずだ。


 しかもガラシャはまだ5才だ。

 かなり余裕だと思うよ。

 極端な話、このまま魔力量だけを伸ばしても余裕で生活出来るだけの金を稼げるだろう。

 ぶっちゃけ家族をガラシャが養うのも簡単なくらい稼げる。

 今の時点で俺がそうだしね。


 魔力自体はみんな持っていても、生活する分で精一杯だったり魔力の操作が上手く出来なくて魔力注入が出来ない人はかなり多い。

 他の孤児と同様、ガラシャの将来は安泰だ。


 とりあえず今日はもう終わりだろうと思い、自分の部屋に戻ると魔力を使いきって夕飯まで眠りについた。


 起きてから食堂に向かうとガラシャが飛び付いてきた。

「ロイ!またあれ、教えて!まりょく送るやつ!」

「あぁいいよ。ご飯食べたらな。」


 俺の対応を見て何人かが驚いた顔をして俺とガラシャを見ている。

 待て待て。

 確かにガラシャは可愛いが、俺はロリコンではない。

 そんな目で見るのはやめてくれ。そう思っていると、みんなの声が聞こえてきて、誤解だとわかった。


「なぁロイ。俺達も教えてくれよ。」

「あっズルい!私も!」


 どうやらロリコン疑惑は俺の気のせいだったようだ。

 いやいや、俺も8才か。

 忘れてた。

 そういえばこいつらは俺と違って先月からガラシャの家族をやってたんだもんな。

 あれ?

 じゃあロリコンじゃなくてシスコンか?


「教えるのはいいけど、出来なくても知らないぞ?ガラシャが出来たのがすごいんだ。みんなが出来るかは自分次第だからな?」

「教えてくれるのか!?」

「やったー!」

「ちょっと待って!じゃあ私も!」

「上級生はダメだよ!なっ!ロイ?」


 なぜそうなる。


「や、別にいいけど・・」

「ほら見なさい!独占はダメよ!」

「じゃあ俺も!」

「俺は動きながら呪文を唱えるやつがいい。」

『『それは自分でやれ!』』


 結局全員が俺の授業参加に手を挙げた。



 ご飯を食べたあとそのまま食堂で授業をやることになった。

 流石に明日にしようかと思ったのだが、魔力切れでどうせ疲れるので夜にやってしまおう、と先生が提案したのだ。

 参加は5才以上の子供達。

 今回は残念ながら6名が年令制限で脱落だ。


 あれ?人数が多いと思ったら、知らない子供がいるな。

 増えた家族だったら不味いので、知らないフリをしよう。

 因みに今の年長組に無属性はいないらしい。


 今日ばかりは食堂に明かりの魔法をかけて明るくしている。

 それだけで年少組の目がランランだ。

 まぁ気持ちはわかる。


「じゃあさっき言った通り。年長組は出来ると思うけど、魔力注入を教えるから。」

『『よろしくお願いします!!』』

 うわっ

 ビックリした。



「で、なぜ先生がここにいるんですか?」

 先生が最前列に座っている。

「先生ではありません。今日は生徒です。」

 なんで目がマジなんだよ・・

「せめて後ろに移動して下さいね。小さい子が見えなくなっちゃうんで・・」

 先生がハッとしたように後ろに移動していく。

 マジだったのか・・


 そしてみんなに向き直る。

 教壇とかはないので、ただ壁際に立ってるだけだ。

 恐いな・・

 そういえばこんな風に人の前に立ったことないかも・・


「じゃあ、全員魔力石を2つずつ持ってるな?足りない人は言ってくれ!」

 俺はみんなに魔力石が行き渡っていることを確認した。

「それじゃあ始めるぞ。」


 それからガラシャにしたのと出来るだけ同じように魔力の説明をした。


「このように手から放れたところでも魔力は送れるから。何度も言うけど、力は必要ないからな。」

 そう言ったけど、すでに力一杯やろうとしている子供達が多い。

「落ち着け!まだ見せたいものがあるから!」

 俺の言葉を聞いてみんなが顔を上げる。


「さっき魔力石を2つずつ持って貰っただろ?そのうち大きい方を手に持ってくれ。」

 年少組がすぐ従うなか年長組は首をかしげているやつとかがいる。

 先生もその1人だ。


「じゃあそのまま石を指先で持って、まっすぐ上に挙げてくれ!」

「何をするんだ?」

 年長組から声がかかる。


「今から説明するよ。」


 ガラシャが成功したのは目の前で大きな魔力の流れを見せたのがきっかけらしい。

 自分の中にあるものを自覚出来れば操作はやりやすい。

 だったらここでもやって見せるべきだろう。


「今からその魔力石に魔力を送るから、よーく見て、魔力を感じてくれ!落とさないように気を付けろよ!」

 また年長組から「は?」という声が聞こえるけど、無視をする。

 見ればわかるだろ。


 まずは端っこに座っている年少組のやつらからだ。

 自分の魔力を引っ張り出してから魔力石の方に手を伸ばすと、巨人が手を伸ばすように魔力が膨らみ、掲げられた魔力石を次々に飲み込んでいく。

 飲み込まれた魔力石はすぐに色を変え、どんどん濁っていく。

 魔力石が濁りきると次々に列を変えて同じ事を繰り返す。


「以上だ。」


 全てが終わると全員の動きが止まっていた。

 あれ?

 やりすぎた?


「すごーい!」

 とガラシャの声が聞こえた。

 するとみんなが一斉に歓声を上げる。

「すげぇ!なんじゃこりゃ!」

「何かがうわーって来たよ!うわーって!」

「嘘でしょ!?どうやったの!?」

「教えてくれ!」


 ふむ。

 どうやら成功したらしい。

 もしかしたら俺はマジシャンとしても生きていけるかもしれない。

 いや、この世界の人にはバレバレか・・


「このように、体の力は必要ないから!大事なのは心で魔力を感じ取って操ることだ!じゃあ始めてくれ!」


 その大事な俺の心がめちゃくちゃホッとしている。

 この授業は実際に大成功だった。

 すぐには出来ない子もいたけど、その後の数日で年少組の殆どが魔力注入に成功し、年長組も負けじと手から放れた魔力石への注入を成功させる。


 一度の授業で孤児院全体のスキルが大幅に上がったと思う。

 同時にみんなの将来性も跳ね上がったってことだ。


 次の日からしばらくはみんなからの教えてコールが鳴りやまなかった。


 俺も人気者の仲間入りだ!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ