表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

残りのピースはAnimals(どうぶつたち)と共に

作者: りんご

私は、

大のジグソーパズル好き、那賀野ながの 夏目なつめ



そして今回は、今までで一番大きな、5000ピースに挑戦中!

これが完成すると、パズル祝100個目になるのである。

だからどこかしら、いつもより燃えている。



「あと、deerシカpandaパンダの部分で完成だっ!!」

今回の絵は{Animals}、動物大集合の油絵が印刷してあるパズルだ。

5000ピースのパズルは、他にも

{Mount Everest}、エベレスト山の写真が印刷していたり、

キャラクターものもあったが、

夏目は結構動物好きな方なので、

これを選んだのである。


夏目は、1ピースを1分単位で埋めていった・・

「この調子なら、あと30分で終わるわ。」

そう、つまり残り30ピースなのである。



だが、そう簡単に成し遂げることは出来なかった・・


それは、残り1ピースになった時の事。

「ふぅ、残り最後の1個!」


パズル置き(自作)に手をかざし、残りの1ピースを取って当てはめるが、

はまらない。 というか、絵柄が違う。


そしてそれは、瞬く間に大きな鳥に変わった・・


「あなたの残りのピースは、1つですか?

    それとも2つですか?」

いわゆる、昔話系のイメージ。。


「いえ、1つです・・」

なぜか話す鳥にむかって、正直に答えた。

ん・・この場合、えーっと、1つ+2つもらえる!?


「正直なあなたには、Animalsの世界、動物パズルの中の世界に

入ってもらいましょう。きっと残りのピースが見つかるはず・・」


え?は?どうなってんだ!?

そう思っている間に、


鳥はサッと消え、


私は瞬く間に辺り一面動物ばっかしのなんかよー分からんとこに来た。



「なんじゃこりゃ?」


全くと動物パズルと同じ。




「どうしたんだんだぁ?」

と共にパンダの顔がアップで・・

「うぁっ!?」

「だからなんやねんっつーゆーてんのっ」

モッサモサの毛で、つっ込みの手でパシンッと殴られたけど、

「モッサモサ気持ちぃ~」

になった。

「そんなん反応初めてやな。」


軽くこのパンダ(なぜにしゃべれるのかは不明。)と仲良くなった。



そしてこのパンダによると、

ここはパズルの世界(動物)で、夜にもならないらしい。

(おそらく現のパズルは、朝の風景だからだろう)

そして、どこかに隠されている残りのパズル1ピースを見つけると帰れるらしい。




そして、多分体内時計が半年を告げたある日の事・・



「パンパンっ今回はあの岸の上を探すねっ!」

あのパンダとはすっかり仲良くなり、

明るいまま寝て、起きてパンパン(パンダ)を起こし

パンパンを使ってパズルのピースを探す日々を

繰り返していた。

「はいはい。じゃ、乗れ。」

「・・そういやぁ、パンパンの上乗った事なかったねー。」

「そういえばそうだな。」

「大丈夫!?」

「ん?あぁ、骨が折れたりはしねぇから。気遣いありが・・」

「そうじゃなくて、私が落ちたりとか、安定度しっかりしてるとかさ。」

「・・自分の事しか考えないのかよっ!」

「当たり前じゃん。自分の事が一番優先だよっ」

「そんな事言うなら乗せない。」

「あぁ、もう分かった、乗るよ。」


夏目は、フサフサの毛に乗っかった。


と、そのとたん!

パンダの背から、光り輝く小さな一枚の・・

              ジグソーパズルが!!







「パンパン、あったよ。残りのパズルっ!」


でもそこにパンダ、それどころか動物さえいなかった。


「か、帰れた!?」



嬉悲しい心境の中、

手に握り締めていた残りのピースをそっとはめた。


「このピースは・・!」








完成したパズルには、

動物達、パンダ、そしてパンダの上には、夏目がしっかりとえがかれていた






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ