第4話:まさに地獄絵図!!革命軍の絆を取り戻せ
カートン:じ、地獄だ...。
カートンは今までの状況を振り返る。自分たちは念願だった王家への反乱を起こし、革命を成功させるはずだった。だが、王宮に向かった自分たちを待ち受けていたのは、「王妃が国王を〇害した」という理解不能な状況だった。
国王を倒すという目標を失った革命軍は大混乱。また、長年の夢を奪われたピエールはショックのあまり幼児退行。赤ちゃんになっていた。
革命軍兵士1:な、なあ俺たちは王様を倒すために戦っていたんだよな?今は何のために戦っているんだ?
革命軍兵士2:悪い王様はもう死んだんだろ?もしかしたら、新しい王様は俺たちの声を聴いてくれるかもしれないぜ。
革命軍兵士3:つかれたー。おうちかえりたーい。
ピエール:ダァー。バブゥー。
カートン:.....(白目)。
ミラブー:おいカートン!!。一体どういうことだ!!。
カートン:ミ、ミラブー殿。これは、これは....。
革命軍とはいうものの、その実態は複数の指導者が別々に軍を率いる烏合の衆である。ミラブーはピエールと肩を並べる革命指導者の一人であり、ピエールの部下であるカートンは当然頭が上がらない。
ミラブー:聞いたぞ。お前ら国王様を勝手に〇そうとしたらしいな。我ら革命軍はあくまで国王様に要求を聞いていただき、身分の平等を目指すという約束だっただろう。
カートン:.....。
革命軍は一枚岩ではない。様々な思想の持ち主の寄せ集めであった。しかし、最低限の約束として「反乱はするが、国王の命までは奪わない。あくまで自分たちの要求を国王に受け入れてもらう。」ということを取り決めていた。
ピエールとカートンはその約束に違反することを知っていながら、手下の兵士たちに国王の〇害を命じていたのだ。
また、ミラブーは革命軍の中でも特に王家に対して同情的な人物であり、王家は存続させた上で、貴族や僧侶の権利を制限することを望んでいた。
ミラブー:お前らには失望したぞ。同じ革命の同志と思っていたが、まさか約束を破るとはな。
つんつん。
ピエール:あのね、あのね、みらぶーのおじちゃん。ぼくたちねいっぱいわるいことしたのかな。
ミラブー:おいカートン。この気持ちの悪い生き物はなんだ?。
カートン:国王様が王妃様に〇されたと聞いてショックのあまり幼児退行したピエール様です。おおピエール様...先ほどまでは口もきけぬ赤子でしたのに、この短時間で3歳児程度の知能を身につけられたのですね。さすが聡明でいらっしゃる。
ミラブー:お前遠回しにピエールを馬鹿にしていないか?。
ピエール:なかなおりのギューしよ?。
言動こそ幼子のそれではあるが、ピエールは立派な成人である。
カートン:あぁ~♡。かわいいですねぇ~ピエール君は♡。いぃ~~~~っぱいギューしましょうね♡。ほらっミラブー様も一緒に!!。仲直りしましょうよ!!。
ミラブー:じ、地獄だ...。
革命軍兵士達:(...俺たちは一体何を見せられているんだ...。)
王家の知らないところで地獄絵図を繰り広げる革命軍。彼らに明日はあるのか!!。続く。




