第3話:愛の同君連合!!権力の座を狙えマリーちゃん
フラヌス王国宮殿は何とも言えない空気に包まれていた。
ピッケル:えー。状況を整理しましょう。現在反乱の真っ最中です。
マリー:はい。
ピッケル:反乱の最中に国王様は死んでしまいました。
マリー:はい。
ピッケル:国王様を〇害したのはマリー様です。
マリー:ヤンデ令嬢ですからね。当然ですわ♡。
ピッケル:いや、まずいですよ。"元"王妃様。国王が不在では国が動かせません。
マリー:冷静になりなさい。次のトップを決めればいいだけですわ。
ピッケル:そうですね、まず故ルロイ16世様とマリー様の間には子供がおりません。したがって、王位継承権については、国王の弟君であるシャルフ様が第一位です。
シャルフ:ぼ、僕?無理だよ。いきなりそんなことを言われても。
マリー:ピッケル、ちょっとお待ちになって。あなたは私が"オストリアン帝国の王女"であることは知っているわよね。
マリーはもともとフラヌス王国の人間ではない。長年対立してきたオストリアン帝国の王女であったが、両国が和平するにあたりルロイ16世と政略結婚をしたのである。
ピッケル:もちろん存じておりますが、それが何か?。ま、まさか.....
ピッケルの頭の中に恐ろしい考えが浮かぶ。マリーが嫁いだことにより、フラヌス王国とオストリアン帝国は親戚関係になっている。
よって、オストリアン帝国皇帝(マリーの兄)にもフラヌス王になる権利がある。マリーがあえてオストリアン帝国の名前を出したということは.....
ピッケル:な、なりませぬマリー様。いくら何でもフラヌス王国をオストリアン皇帝に差し出すなどとは!。
マリー:何を勘違いしているの?。今私がフラヌス王になれば、オストリアン帝国王女であることを大義名分に、オストリアン帝国をフラヌスの属国にできる可能性がありましてよ~。
ピッケル:そっちィ!?。
マリー:お兄様と他のオストリアン帝位継承権保持者を始末して、私が頂点に立ってやりますわ!!。フラヌス=オストリアン連合王国の爆誕でしてよ~。おーっほっほっほ!。
ピッケル:......(あぜん)。
マリー:こうしてはいられませんわ。今すぐ実家に帰る準備をしなければ。侍女、すぐに支度をなさい!!。ナイフはしっかり研いでおくのよ!!。
侍女:ハッ!!。毒薬も準備いたします。
ピッケル:衛兵!!マリー様をお止めしろ!!。ご乱心なされておる。
王宮兵士:マリー様お願いですから落ち着いてください。どうかご再考を。
マリー:離しなさいこのスカポンタン。私がこの世のすべてになってやりますわ!!。
野望あふれるマリーちゃん。これから一体どうなってしまうのか、次回に続く。




