第5章:暴かれた陰謀、交わる覚悟――探偵と怪盗、共闘の夜
新宿の夜は、いつもみたいにネオンがキラキラしてるけど、俺、三条蓮の心は今、嵐みたいに荒れてる。テレビはまだ「怪盗ノワール=殺人犯」って騒いでるし、怪盗SNSも「ノワール、マジでやったのかよ」「いや、絶対ハメられた!」って大荒れ。けど、俺、そんなのどうでもいい。問題は、優。神楽優。あの冷たい目で俺を疑った瞬間、胸がズキズキした。でも、あの揺れる瞳、なんか俺を信じようとしてる気がした。やばい、俺、ほんと限界だ。優のこと、好きすぎて、頭ぐちゃぐちゃ。
俺、部屋のデスクで、例のUSBメモリを握りしめる。美術商のオフィスで手に入れたやつ。解析したら、警察内部のデータ――しかも、探偵殺しに関係するっぽい名前が出てきた。神楽零、優の兄貴。3年前の事件、ただの殺人じゃなくて、警察の誰かが隠蔽した可能性。俺、ゾクッとする。優が追ってる事件、俺の怪盗活動、全部繋がってる。俺、優を危険に晒してるのかもしれない。胸、ギュッて締め付けられる。けど、だからこそ、俺、動かなきゃ。優に、このデータ、渡したい。俺の無実、証明したい。
***
次の日、学校。俺、いつもの陽キャモード、今日は無理。頭ん中、優とUSBのことでいっぱい。昼休み、校庭の隅でぼーっと空見上げてたら、優が通りかかる。黒いコート、いつものクールな顔。でも、なんか、目が違う。疲れてる? いや、なんか、悲しそう。俺、思わず声かける。
「よ、優……元気?」
優、立ち止まって、俺を見る。その目、いつもより柔らかい。けど、なんか、遠くを見てるみたい。優、静かに言う。
「三条、君……最近、目が、泣いてる気がする」
うわ、マジか。その言葉、俺の心にガツンとくる。泣いてる? 俺、泣いてねえよ! って、言いたいけど、なんか、喉詰まる。優、俺のこと、ちゃんと見てくれてる。疑ってるけど、でも、なんか、信じたいって思ってくれてる? 俺、笑顔で誤魔化す。
「泣いてねえよ! ただ、ちょっと寝不足でさ!」
優、ふっと目を細めて、黙る。そしたら、ポツリと言う。
「君が、ノワールだとしても……俺、目を逸らせない」
俺、頭真っ白。バレた!? いや、確信じゃないけど、ほぼバレてる! 俺、心臓バクバクしながら、なんとか笑う。
「え、ノワール? 俺、ただの高校生っすよ! ハハ、冗談キツいな!」
優、じっと俺を見て、そしたら、ふっと笑う。うわ、その笑顔! めっちゃレア! 俺、心臓ギュンってなるけど、胸の奥、チクチクする。優、俺のこと、疑ってる。でも、なんか、信じたいって思ってる。俺、頭ぐちゃぐちゃで、なんとか言う。
「優、もし、俺がやばい奴でも、話してくれる?」
優、ちょっと黙って、そしたら静かに言う。
「話すよ。……君が、どんな奴でも」
俺、胸が熱くなる。やばい、好きすぎる。けど、俺、怪盗だ。優は探偵。このままじゃ、俺、捕まる。でも、優、俺のこと、ちゃんと見ててくれる。俺、決意する。優に、データ渡す。真実、暴く。たとえ、俺が捕まっても。
***
その夜、俺、いつもの怪盗モードじゃなく、普通の服で新宿の裏路地へ。情報屋に会う。怪盗SNSの裏スレで知り合った、怪しいけど信用できるやつ。路地の奥、ネオンの光が届かない暗闇。タバコの匂いと、遠くの車の音。情報屋、フード被ったやつが、静かに言う。
「ノワール、USBのデータ、見せろ」
俺、USB渡して、言う。
「これ、警察の不正データだろ? 探偵殺し、誰が裏で糸引いてる?」
情報屋、USBをパソコンに挿して、データチェック。そしたら、眉を寄せる。
「こりゃ、ヤバいな。警察の内部、しかも神楽家に近い奴が絡んでる。……お前、本気でこれ暴く気? バレたら、捕まるぞ」
俺、ニヤッと笑う。
「捕まる? いいよ。それでも、アイツを守りたい」
情報屋、呆れた顔で言う。
「アイツって、神楽優だろ? お前、ほんとバカだな」
俺、笑う。バカでいいよ。優のこと、好きすぎるんだもん。情報屋、データをコピーして、言う。
「神楽零の事件、隠蔽したのは警察の幹部、早瀬誠って奴。神楽家の元秘書官だ」
俺、ゾクッとする。早瀬誠。優の兄貴の死、そいつのせい? 俺、拳握りしめて、言う。
「このデータ、優に渡したい。どうすりゃいい?」
情報屋、ニヤリと笑って、暗号メッセージの作り方教えてくれる。俺、頭フル回転で、優にだけ分かる暗号作る。内容は、USBのデータと、早瀬の名前。そして、俺の無実の訴え。
***
次の夜、俺、優に暗号メッセージ送る。怪盗ノワールのサインで、公園の時計塔に呼び出す。文面はこう。
「星の影、時計の針が止まる場所。23時に、真実を渡す。――ノワール」
時計塔、夜の公園。静かすぎて、風の音と、遠くの電車の音が響く。俺、黒いコートとマスクで、ノワールとして待つ。心臓、バクバク。優、来るかな。信じてくれるかな。胸、ギュッて締め付けられる。
23時、足音。優だ。黒いコート、鋭い目。けど、なんか、いつもより緊張してるみたい。俺、ニヤッと笑って、言う。
「よ、探偵さん。俺のこと、捕まえに来た?」
優、じっと俺を見て、言う。
「君の手紙、読んだ。……データ、持ってるな?」
俺、頷いて、USB取り出す。けど、渡す前に、言う。
「優、俺、殺人なんかやってねえ。信じてくれ。このデータ、調べて。警察の内部、早瀬誠って奴が、探偵殺しの黒幕だ」
優、目を見開く。そしたら、静かに言う。
「なぜ、君がそこまで……」
俺、胸が熱くなって、思わず言う。
「好きだからだよ、ずっと。俺、お前のこと、めっちゃ好きだから、こんなことやってんだ」
優、固まる。うわ、言っちゃった! 俺、マスク越しにニヤッと笑うけど、内心、めっちゃ焦る。やべ、告白しちゃった! 優、じっと俺を見て、そしたら、ポツリと言う。
「君が、ノワールか」
俺、頭真っ白。バレた。完全にバレた。俺、笑顔で誤魔化そうとするけど、優、近づいてくる。やべ、めっちゃ近い! 俺、心臓爆発しそう。優、静かに言う。
「君がノワールだとしても……俺、君を捕まえるべきか、迷ってる」
その言葉、俺の胸にガツンとくる。優、俺のこと、信じたいって思ってる? 俺、USB差し出して、言う。
「頼む、これ使って、早瀬を暴いてくれ。俺、捕まってもいいよ。けど、お前は、絶対危険な目に遭わないでくれ」
優、USB受け取って、じっと俺を見る。そしたら、突然、遠くでバン! って音。銃声!? 俺、咄嗟に優を庇って、地面に倒れる。肩、ズキッと痛む。やべ、かすり傷! 優、俺を抱えて、叫ぶ。
「ノワール! 動くな!」
俺、笑う。血、ちょっと流れてるけど、なんか、幸せ。優、俺のこと、守ってくれてる。俺、弱々しく言う。
「死ぬなよ、マジで……お前、死んだら、俺、ほんと終わるから」
優、俺を睨んで、言う。
「バカ言うな。君を、死なせない」
***
俺と優、廃ビルの屋上に逃げる。優、俺の肩にハンカチ当てて、止血してくれる。めっちゃ痛いけど、優の手、温かい。俺、ニヤッと笑って、言う。
「探偵さん、こんなとこで看病してくれるなんて、最高じゃん」
優、眉を寄せて、言う。
「ふざけるな。……君、なぜ、こんな危険なことを」
俺、胸が熱くなって、言う。
「俺、正義のフリした悪を、盗みたかっただけだ。けど、お前のこと、好きになって、なんか、変わった。俺、お前を守りたい」
優、じっと俺を見る。そしたら、ポツリと言う。
「君が、怪盗ノワールだとしても……俺、もう、目を逸らせない」
その言葉、俺の心にズドンとくる。優、俺のこと、信じてくれる? 俺、笑って、言う。
「じゃ、探偵さん、俺と一緒に、この真実、暴こうぜ」
優、頷く。うわ、その目! めっちゃ真剣! 俺、心臓ギュンってなる。やばい、俺、ほんと限界だわ。
***
その夜、俺と優、廃ビルの屋上で、データ見ながら作戦立てる。優、冷静に言う。
「早瀬誠……神楽家の元秘書官。兄の死、こいつのせいかもしれない」
俺、拳握りしめて、言う。
「絶対、暴いてやる。優、お前は、俺の相棒だ」
優、ふっと笑う。うわ、その笑顔! 俺、胸が熱くなって、ニヤニヤ隠すのに必死。けど、頭の片隅で、思う。俺、捕まる覚悟、できてる。優、俺のこと、信じてくれるなら、それでいい。




