第4章:疑われる怪盗、揺れる探偵――信頼崩壊の夜に
新宿の夜は、いつものキラキラした輝きを放ってるけど、俺、三条蓮の心は今、どん底だ。テレビのニュースが、けたたましく俺の耳に響く。「怪盗ノワール、ついに殺人犯か!?」――マジかよ。俺、美術商の殺人事件の容疑者に仕立て上げられてる。
現場に残された予告状、俺のサインそっくりのやつ。けど、俺、絶対そんなの書いてねえ! 誰かが俺をハメやがった。胸がズキズキして、頭がぐちゃぐちゃだ。なのに、俺の心、どこかでまだ神楽優のこと考えてる。やばい、俺、ほんと限界だ。
俺、部屋のデスクでテレビ見ながら、拳を握りしめる。画面には、ニュースキャスターが「ノワールによる探偵殺しの関連性が疑われる」とかまじめに喋ってる。怪盗SNSも大荒れ。
「ノワール、マジでやったの?」「いや、絶対ハメられただろ!」って、フォロワーたちが騒いでるけど、俺、そんなのどうでもいい。問題は、優。優がこのニュース見て、俺のこと、どう思うんだ? あの冷たい目で、俺を「犯罪者」って見るのか? 考えるだけで、胸がギュッて締め付けられる。
***
次の日、学校。いつもなら陽キャモード全開でクラスのやつらとバカ話してるけど、今日は無理。頭ん中、ニュースの映像と優の顔でいっぱい。昼休み、校庭のベンチでぼーっとしてたら、優が通りかかる。いつもみたいにクールな顔、黒いコートが風に揺れてる。俺、思わず声かける。
「よ、優! あの、ニュース、見た?」
優、立ち止まって、俺をじっと見る。その目、いつもより冷たい。俺、ドキッとする。優、静かに言う。
「三条、君……ノワールに、妙に詳しいよな」
うわ、マジか。その言葉、俺の心にガツンとくる。優、疑ってる? 俺のこと、ノワールだって? 俺、笑顔で誤魔化そうとするけど、声が震える。
「いや、ただのファンだって! SNSで盛り上がってるから、つい!」
優、目を細めて、俺をじっと見る。やべ、その目、めっちゃ怖いけど、めっちゃかっこいい。俺、心臓バクバクしながら、なんとか笑顔キープ。優、ポツリと言う。
「君の動き、どこかで見た気がする。……ノワールと、似てる」
俺、頭真っ白。バレた!? いや、まだ確定じゃないだろ! 俺、必死で切り返す。
「え、動き? いや、俺、ただの高校生っすよ! バスケ部だし!」
嘘、バスケ部なんて入ってねえ。優、黙って俺を見る。そしたら、ふっと目を逸らして、去っていく。俺、ベンチにへたり込む。やべ、めっちゃバレそうだった。けど、優のあの冷たい目、なんか、胸がズキズキする。好きな人に疑われるって、こんなに苦しいんだな……。
***
その夜、俺、決意する。俺、絶対ハメられた。このままじゃ、優に嫌われるだけじゃなくて、探偵殺しの真犯人が野放しだ。俺、怪盗ノワールとして、真相を暴かなきゃ。優に、俺の無実、証明したい。パソコン開いて、怪盗SNSの裏スレ漁る。探偵殺しの情報、ほとんどないけど、美術商の殺人現場にあった「俺の予告状」、なんか変。俺、いつも使ってる暗号のフォントと、微妙に違う。誰かが偽造したんだ。
俺、変装して、殺人現場の美術商のオフィスに潜入する。夜の新宿、ビルの裏口から忍び込む。空気、ひんやりしてて、遠くで車のクラクションが鳴ってる。オフィスの中、静かすぎて、俺の足音がコツコツ響く。デスク漁って、なんとか証拠見つける。USBメモリ、暗号化されてるけど、美術商と警察の誰かが繋がってるデータっぽい。俺、これ持って帰って解析すりゃ、なんか分かるかも。
けど、ふと、机の上の写真に目が止まる。美術商と、なんか見覚えあるやつ。警察の制服着てる。まさか、探偵殺しの黒幕、警察内部にいる? 俺、ゾクッとする。優、こんなやつらと戦ってるんだ……。俺、USB握りしめて、胸が熱くなる。優、俺、絶対お前を守る。たとえ、俺が捕まっても。
***
次の日、俺、優に接触しようとするけど、なんかタイミング悪い。学校で会っても、優、めっちゃ素っ気ない。俺、胸がチクチクするけど、めげない。夜、俺、変装して優の事務所の近くで張り込む。優、夜遅くまでパソコン叩いてる。真剣な顔、めっちゃかっこいいけど、なんか疲れてるみたい。俺、思う。優、俺のこと、ほんとに疑ってるんだな……。
俺、勇気出して、事務所の裏口に手紙置く。内容は、USBのデータのことと、俺の無実の訴え。怪盗ノワールのサインで、こう書いた。
「探偵さん、俺、殺人なんかやってねえ。信じてくれ。このデータ、調べてみて。――ノワール」
手紙置いて、俺、速攻で逃げる。心臓、バクバク。優、これ読んで、どう思うかな。信じてくれるかな。けど、もしバレたら、俺、逮捕だ。好きな人に、手錠かけられる。考えるだけで、胸がギュッてなる。
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次の夜、俺、怪盗モードで次の予告状出す。今回は、真犯人をあぶり出すための罠。ターゲットは、警察のデータセンター。そこに、美術商と繋がってる証拠があるはず。予告状、こう書いた。
「夜の闇、データの海で。明日の23時に、真実を盗む。――ノワール」
怪盗SNS、案の定大騒ぎ。「ノワール、ついに警察にケンカ売った!」「マジで捕まるぞ!」とか、フォロワーたちが盛り上がってる。けど、俺、今回は本気。優に、俺の無実、証明したい。真犯人、絶対暴いてやる。
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当日、データセンターの屋上。俺、黒いマスクとコートでバッチリ決めて、ワイヤー使って侵入。空気、冷たくて、遠くでパトカーのサイレンが鳴ってる。心臓、バクバク。けど、このスリル、嫌いじゃない。だって、優が来るんだから。
「ノワール、動くな」
キター! 優の声! 俺、振り返ると、優がそこに立ってる。黒いコート、鋭い目。けど、なんか、いつもと違う。目が、なんか、揺れてる。俺、ニヤッと笑って言う。
「よ、探偵さん。俺のこと、捕まえに来た?」
優、タブレット手に持って、静かに言う。
「君の手紙、読んだ。……だが、証拠が揃ってる。君が、ノワールだろ?」
俺、頭真っ白。やべ、バレた!? けど、俺、笑顔で誤魔化す。
「え、ノワール? 俺、ただのファンだよ!」
優、目を細めて、近づいてくる。やべ、めっちゃ近い! 俺、心臓爆発しそう。優、静かに言う。
「君の動き、声、全部……ノワールと一致する。なぜだ?」
俺、言葉詰まる。やべ、バレてる。完全にバレてる。俺、咄嗟にスモークボム投げるけど、優、煙の中からガシッと俺の腕掴む。うわ、強! けど、めっちゃかっこいい! 俺、マスク越しにニヤッと笑う。
「探偵さん、俺のこと、そんなに好き?」
優、眉を寄せて、俺をガン見。やべ、その目、めっちゃ怖いけど、めっちゃ好き。俺、腕振り払って、ワイヤー使って逃げる。けど、背後で優の声。
「ノワール! お前は、本当に――」
その言葉、途中で途切れる。俺、換気口這いながら、胸がギュッてなる。優、俺のこと、信じてくれる? それとも、ただの犯罪者として捕まえる? 考えるだけで、頭ぐちゃぐちゃ。
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逃走後、俺、夜のビルの屋上。マスク外して、夜風に当たる。汗、冷たくて、胸がズキズキする。スマホで怪盗SNS見ると、「ノワール、今回も逃げ切り!」「神楽優、マジで惜しい!」とか、いつもの騒ぎ。けど、俺、そんなのどうでもいい。頭ん中、優のあの揺れる目でいっぱい。俺、ほんとにバレた? 優、俺のこと、どう思ってる?
その時、遠くで足音。俺、振り返る。暗闇の中に、シルエット。やべ、またあの謎のやつ!? そいつ、静かに言う。
「ノワール、いい加減、深入りするな。次はお前が死ぬぞ」
俺、ゾクッとする。やべ、誰だ!? 探偵殺しの黒幕!? 俺、追いかけようとするけど、そいつ、暗闇に消える。俺、拳握りしめて、呟く。
「くそ、絶対暴いてやる……」
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次の日、俺、部屋でぼーっとテレビ見る。ニュース、相変わらず「ノワール=殺人犯」って騒いでる。怪盗SNSも、俺を擁護するやつと叩くやつで真っ二つ。俺、スマホ投げ出して、ベッドに倒れ込む。頭、ぐちゃぐちゃ。優、俺のこと、信じてくれる? それとも、ただの犯罪者として見る? 胸、めっちゃ痛い。好きな人に、こんな目で見られるなんて、こんなに苦しいんだな。
俺、ノート開いて、呟く。
「どうして、好きになるって、こんなに苦しいんだろ……」
夜の新宿、遠くでネオンがキラキラしてる。けど、俺の心、暗い。優、俺、ほんとにお前に捕まりたいよ。けど、それ、俺の恋の終わりってことだよな……。




