カラオケは最高
次の日、艶元さんと一緒に仲良く下校中…
はたからみたらオレたちは、普通の高校生だ。
漫画の話をしながらキャッキャキャッキャと楽しそうに会話して下校しているのだから。
しかし‼︎
オレたちは、ただ漫画を読んで楽しむだけではないのだ‼︎
その先に待っているもの…
それは、作詞作曲。
でも、難しく考えることはないのだ。
なぜか二人ともスラスラと曲が脳内で流れてきたり、オレなんか夢で歌詞が思い浮かんだりってな状態なのだ。
だから焦りもせずに楽しくできている。
またまた映画の時と同様、順調なので今度のお休みは、二人で久々にカラオケに行くことになった。
あー、久しぶりのカラオケ。
なんだか遊園地でも行くかのようなワクワク気分だ。
艶元さんとカラオケ〜。
ドリンクバ〜。
もう楽しみでしかない。
で、カラオケの日。
久々なカラオケはやっぱり楽しい。
とっても楽しい。
って‼︎
⁉︎
こ、これは‼︎
流れる前奏をきいて驚いた。
「えぇ⁉︎」
艶元さんが選曲したのは…オレたちがつくった映画の曲。
カ、カラオケ配信されましたよってマネージャーさんから聞いてはいたけど…
うわー、スゲー…。
前奏の艶元さんのギターが流れてきたと同時に鳥肌ー…。
「うわっ…、オレ今ゾワァってしたわー」
というと艶元さんも
「うん、わたしも」
といいながらニッコリしてオレにマイクを渡してきた。
「なら、艶元さんも一緒にうたお」
といい仲良くうたった。
不思議…。
はじめの頃、よくカラオケボックスで二人して曲つくったりしてたけど…今はこうして自分たちの曲うたってるんだもんなー。
あー不思議…。
さらには、オレたちってめっちゃ幸運なんだろうなぁ。
てか、オレが幸運なんだよなぁ。
こんな美しいお方と一緒に仕事したり…さらには、こんな素敵な人がオレの彼女なんだもんなぁ。
たまにふと思う。
艶元さん自体がパワースポットなんじゃないかって。
そんな素晴らしいところにオレが居させていただいている。
なんともありがたいことだ。
なのでオレはこれからも、もっともっと艶元さんを大切に、そして幸せにしてあげたいと思うのでありました。
うたい終わると…なんとも一体感が半端なかった。
一緒のことをやり遂げるってなんかいいなぁなんて思う。
でもさ、でもさぁ…
やっぱりやり遂げたあとのハグは大事じゃん⁉︎
ってわけで、うたい終わったと同時に艶元さんをハグしてチュ〜ッとさせていただきましたよ♡
続く。




