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落ち着かなきゃ

 とっさに何をしたかって…?

 

 それは…、艶元さんが人にぶつからないように壁に誘導して両手壁ドンしつつ他の人に見えないように一瞬チュッとしたのである。

 

 早技〜。

 

「えっ…いまさ…えと…」

 戸惑う艶元さん。

 なのでオレは、

「うん、キスしたよ。でも一瞬だからセーフじゃん⁈」

 って言ったら、

「セーフか…。あの…アウトでいいからもっとして欲しい」

 なんてまさかのおねだりをいただいてしまったのである。

 

 アウトーー‼︎

 

 オレの心がアウトになりますよーー‼︎

 

 可愛すぎる‼︎

 

 で、でも…

 一瞬理性崩壊しそうだったけど、ここはオレ急に大人な対応。

 

「あとでたっぷりしてあげるからね♡」

 と耳元で囁いた。

 

 ほんとは今すぐしたかったけどね…!

 

 その言葉を聞いて、

「うんっ♡」

 て嬉しそうな艶元さんの笑顔…。

 

 やめてーー‼︎

 理性崩壊しちゃうからーー‼︎

 

 

 壁ドンしながらなんとかうつむいて精神統一…。

 

 

 ふぅ…。

 あぶないあぶない。

 

 なんとか理性崩壊は、逃れることができた。

 

 それから、映画のあとに行こうって話していた雑貨屋さんに寄ってあれかわいいとかこれもかわいいとかかわいい探しをたくさんして、カフェでノドを潤し帰りの夜道…。

 周囲を確認。

 

 うん。誰もいません…。

 なので歩いてる速度を急に落とし艶元さんが、ん?って振り向いたところにいきなりチュ〜♡

 

 そして、フッと微笑み合いまた歩き出す。

 

 で、

 

 マンションに到着‼︎

 

 やっと…やっとですよ…。

 

 ついに来ましたイチャイチャターイム‼︎

 

 どこで⁇どこでイチャイチャする⁉︎って、それはエレベーターに決まってる‼︎

 

 どうかお願いします。

 誰もエレベーターに乗りませんように。

 

 

 ‼︎

 

 

 願い通りの貸し切り。

 

 ここでは、時間とスリルの狭間…

 

 乗ってすぐに優しく抱きしめてチュ〜♡

 

 チュッチュッチュ〜♡

 

「大好きだよ。」

 オレの言葉に

「うん。わたしも大好き。」

 と返してくれる艶元さん。

 

 エレベーターは、最高の密な場所。

 

 こんな素晴らしい乗り物を開発したおかたに感謝だ。

 

 ありがとう。

 エレ、ベーターさん。

 

 よくわからないがエレさんに心からのお礼。

 

 開発者、そんな名前じゃないよっていわれるかもしれない。

 

 でも、いいんだ。

 開発者知らないし…

 

 そんな名前かもしれない空想でもいいじゃありませんか。

 

 オレの中での勝手な空想人物にただただお礼を述べるのでありました。

 

 

 続く。

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