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理性崩壊

 手を繋いだまま鏡の国へ。

 

 

 おおぅ。

 

 艶元さんがたくさん♡

 

 こんなにたくさんの艶元さんがあちらこちらにいらっしゃるよ。

 

 しかも、オレと手を繋がれた艶元さん。

 

 …すげ〜。

 

 たくさんの艶元さんに感動しつつ前へと進んだ。

 

 するといきなり艶元さんがつまずいたんだけど…

 

 キャって言っかと思えば…

 

 …

 

 えっ⁉︎

 

 ええっ⁉︎

 

 鏡にうつった自分をみてビックリだ。

 

 何って…オレ人生初の壁ドンされてるー‼︎しかも艶元さんに‼︎

 

 えっ?

 男が普通壁ドンするんじゃねーの⁉︎

 

 逆バージョンがあったのか…。

 

 てか、こんなん…アリかよ⁉︎

 男がされてもドキドキすんじゃねーかよ。

 

 で、なんでオレは急に壁ドンをされたんだ⁈

 

 

 

 あ…、もしかして艶元さんつまずいてオレにぶつかると思ってそれを回避しようとして…?

 

 んもー、そんな気つかわなくていいのになあー。

 

「艶元さん、オレにぶつからないようにしてくれたの?」

 と聞くと、

「あ、うん…」

 とオレに壁ドンしたまま頷いた。

 

「んもー、いいよー。オレをクッションにしてくれて全然いいからー」

 とオレは艶元さんを抱きしめた。

 すると艶元さんが

「うん。じゃあ、お言葉に甘えて身を委ねちゃおっかな」

 と壁から手を離してオレに抱きついた。

 

 あ…

 

 え?

 

 委ねちゃう⁉︎

 いいの?

 オレに全てを捧げる⁉︎ってこと⁉︎

 

 もう理性吹っ飛ぶよ⁉︎

 てか、半分ふっとんでっからね⁉︎

 

 理性の飛んだオレは艶元さんに思わずチュ〜っとした。

 

 そして、ムンギュ〜っと全身で艶元さんを抱きしめた。

 

 あつい…

 カラダ全身があつい。

 

 って…

 

 ⁉︎

 

 ‼︎

 

 ハッ‼︎

 ここは鏡の国…

 

 理性吹っ飛ばしてる場合じゃなくね⁉︎

 

 理性の飛んだたくさんのオレが鏡にうつしだされていた。

 

 …おい。

 オレ…落ち着け…。

 

 …

 

「あ、なんかごめん…一瞬理性とやらが吹っ飛びました。」

 と素直に艶元さんに白状した。

 

 すると艶元さんも

「あぁ…、うん。ね。実は…わたしも…」

 と恥ずかしそうにオレをみた。

 

 ええぇ…

 

 そんなかわいい顔しないでよ〜。

 あっちもこっちもかわいい艶元さんでいっぱいになり、またオレは理性が吹っ飛んだのでありました。

 

 続く。

 

 

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