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何これ?

 オレたちは、毎日学園祭の準備に追われた。

 

 そして、土曜日の午前中だけお互いクラスの準備が休みだったので曲の最終チェックをしようということになった。

 

 久しぶりのカラオケボックス。

 では、さっそくギターを弾いてもらい歌ってみましょう!

 

 で、

 

「「うん‼︎いいんじゃない‼︎」」

 ということで曲も息もタイミングバッチリだった。

 

 

 一息つこうとなり、艶元さんはドリンクのおかわりに行った。

 

 

 

 

 

 …

 

 あれ?

 なんかすんごく心地いい。

 

 えっ、オレなんで艶元さんに頭なでなでされてるんだ?

 ん?

 夢か⁉︎

 

 ばっと目を開けると同時に

 チュっとされた。

 

「えっ」

「あっ…、ご、ごめんなさい…つい寝顔がかわいくて…」

 動揺する艶元さんもかわい〜。

「もしかして、頭なでなでもしてくれた?」

「ふぇっ、そ、その…」

 

 かわいい‼︎

 寝てるオレを好き放題してくれるなんて、オレもっと寝てりゃーよかったなー。

 

 もったいねーー‼︎

 

「さっきのお礼にオレからも」

 とオレは艶元さんの頭なでなでをして、ハグの追加もしてそのあとさらにキスをした。

 

 

 最近ずっと忙しくてこんなにゆっくりハグとかキスできてなかったからなぁ。

 

「もう、ずっとこうしてたいなぁ。」

 とオレが艶元さんをハグしたままいうと、艶元さんも、

「うん。わたしもずっとこうしてたい。あったかいな。」

 とオレにギュ〜してくれた。

 

 時間ギリギリまで、二人してギュ〜ギュ〜抱きしめあった。

 

 身も心もホックホクだ。

 焼き芋よりもホックホクだ。

 

 

 たぁーっぷり充電が出来たので午後からも張り切って準備することができた。

 

 そして、張り切って準備していたら…

 

 あっ‼︎

 看板が‼︎

 

「落ちるーーっ‼︎」

 

「「「「「きゃあーっ」」」」」

 

 ……………………………⁉︎

 

 オレはとっさに看板を押さえたんだけど…

 

 みんな大丈夫⁉︎

 

 怪我してないよ…ね⁉︎

 

 と辺りをキョロキョロしていると一人の女子が、

「キャー‼︎血が…血がーー‼︎」

 と言った。

 

 へ?

 

 みんなオレの方見てる⁉︎

 

 …

 

 ジワジワ〜ン

 なんかおでこからなまあたたかいものが垂れてきたよ?

 

 そのなんか垂れたやつを手で拭うと…

 

 えっ?

 血?

 

 何コレ?

 

 続く。

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