表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/76

その荷物持ちたい

 入り口に少し遅れてやってきた艶元さんは制服姿とは違って、なんか…なんかめっちゃオシャレじゃん‼︎

 

 高校生とは思えない大人な服装。

 そしてあまからミックスな服装。

 

 で、なんか…大きいものかついでおりますよ⁈

 

 えと…それはー…。

 

 何⁉︎

 普通に考えればギターとかが入ってるんだよね⁉︎

 それ、ギターでいいんだよね⁉︎

 

 ね⁉︎

 

「ごめん、お待たせ!」

「あっ、ううん。そんなに待ってないから大丈夫だよ。」

「そっか。なら行こうか」

 

 …

 

 はい。

 行きます。

 

 でも、そのお荷物気になります。

 

「あのさ、重そうだね。オレ持つよ」

「ううん、大丈夫!体力つけたいし」

「そっか。わかった。」

 

 …持ちたかった。

 

 そして、なにが入っているのか知りたかった。

 

 …でも、ほんとに宇宙人じゃなかったら申し訳ないよな。

 

 普通に考えて宇宙人なわけがないんだ。

 

 ただ、なぜオレと毎日一緒に帰ってくれるのか…謎だ。

 

 

 謎を残したまま着いた場所は…

 

 えっ⁉︎

 ここ?

 ここにゆいとよく来てたの⁉︎

 

 

 …

 

 

 その場所は、カラオケボックスだった。

 

 

 えっ⁉︎

 艶元さん歌うのかな?

 

 だとしたらぜひ美少女が歌うところを見てみたいな。

 

 でも、大きいバックに何か入っているかまだわからないからな…。

 

 あの大きさからするとひとつしかないけどな。

 

「さ、着いたよ」

「あー、うん。どこかと思ったらカラオケボックスだったんだね。」

「うん。」

 

 

 艶元さんは、慣れた感じで受け付けを済ませてくれた。

 

 

「部屋一番奥だね」

「あ、そうなんだ」

 

 部屋に向かうまでの間に、各個室から歌声がきこえてくる。

 

 みんな気持ち良さそうに歌っている。

 

 やっぱり歌っていいよなー。

 

 オレはしみじみと思った。

 

 部屋に入ると艶元さんにせっかくだし何か歌う?って聞かれたけど、オレは今日付き合いできてるからな。

 

 とりあえずお断りして、艶元さんのメインの付き合いをすることとなった。

 

 大きなバックのチャックを開ける艶元さん。

 

 ‼︎

 

 やっぱり思ったとおりだ。

 ギターが入っていた。

 

 でも、あんなに細い艶元さんが大きなギターを弾くなんて想像できないな。

 

 どんな曲弾くんだろう。

 

 続く。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ