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俺の異世界転生生活、開始!  作者: 黒猫丸
異世界転生
1/10

プロローグ

 月が雲からはみ出し、闇を照らしている。その月明かりをもとに少年は全力で走る。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 場所はとある屋敷の廊下。少年は、赤いカーペットを力強く踏み、前へ、前へと進む。

 廊下の先にある曲がり角で、速度を落とさずに曲がる。

 その先に少年の求める場所がある。

しかし、———

「仕事の邪魔をされるのは嫌なんです。」

 少年の背後から女の声が聞こえた。声が聞こえたと同時に、少年の顔の左横を丸い物体が猛スピードで通り過ぎた。

 「——っ!あっぶねぇ!」

 あと数センチ左に頭があれば首ごともげていたかもしれない。

 少年は足を止め、女と向き合う。

 「あんたと相手するのは嫌なんだよ。」

 「しかし、私は仕事なので、手を抜くわけにはいかないんです。」

 女の言葉に少年は、ゆっくりと息を吐く。

 右足を一歩分下げ、腰を落とし、右手を背中に伸ばす。すると、何もなかった背部から黒い棒が現れた。

 少年はそれを掴み、思いっきり引き抜き、先端を女に向ける。

 黒い棒の先端には、禍々しい刃がついていおり、攻撃をされればひとたまりもない。

 女は少年の準備ができたと見るや、手に持っていた丸い物体を構える。

 「死んでもしらねぇぞ。」

 「その言葉、お返しいたします。あなたとは、本気で戦わなければ負けるので、本気でやらせていただきます。ですので、後悔しないよう。」

 「ハッ!言ってくれるぜ!」

 月明かりの下、少年と女の激しい戦いが始まる—

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