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続・もしかして天の声???②

ご都合主義が続きます。

私、佐竹川アリスは、しがないOLでした。1年前までは。

まさにシンデレラストーリ、あれよあれよと漫画家デビューが決まりました。

 

 ネットに投稿していたイラストを見て、小説家の住野イズ先生に見初め?られ、小説のコミカライズの作画担当をすることになり、そのコミカライズの担当さんが、私の過去の作品を読んで、アドバイスをあれやこれやと下さったんです!

 お陰で、オリジナル作品も日の目を見ることが出来ました!!OLと漫画家の2足のわらじからこの度、漫画家メインで仕事することにあいなりました!!マーベラス!


 毎日「夢じゃない!」と叫んで起きてます。住野先生様様です。小さいころからマンガやアニメが好きで、漫画家を目指していましたが、挫折。趣味でイラストを細々とネットに投稿している日々だったのが、本当に何が起こるか世の中わかりませんね。

さてさて、本日も住野先生との打ち合わせがあります。コミカライズの連載も終盤ですからね!






「住野センセ~佐竹川で~すっ来ましたっ!」


「きゃ~☆アリスちゃんいらっしゃ~い、待ってたのぉ~!アリスちゃんのオリジナル作品『ドキパニ』 めっちゃ面白かった~!続きが気になる~♪」


「えぇっ!!?ほんとですか!感激です!でもネタバレはいたしませんよ~」


「きゃ~意地悪ぅ~ふふ~ん、次回を楽しみにしてるね~。そうそう今日はね~アリスちゃんにこれを読 んで欲しくってお呼びしたの~♪じゃ~ん」ドヤ顔


「???先生の新作ですか?」


「新作っていうか~趣味爆発って感じの作品ですぅ~。アリスちゃんの『ドキパニ』に出てきてたショタ のモブ君居たでしょ?」


「はじめの2・3ページにチラッと出てきた子でしょうか?」


「そう!その子をモデルに~創作意欲ってのがあふれてきちゃって~1作品できちゃった~あはっ」


「あはってすごい量ですよ?何ページあるんですか?」


「う~ん、文庫本5~6冊分くらい?」


「はっ?てかただのモブっ子ですよ?それを見てですか?何を書かれたんです?」


「いや~アリスちゃんの作品に出てきたモブくんが~なんかどんぴしゃ??で~妄想が止まんなくて   ね・・・。この子があんなことや、そんなことしてるの見たいな~って思ったら筆が進む進む♪でね? よければなんだけど、アリスちゃんにこの作品のイラスト描いてほしいな~っていう相談もといお願い です!!」


「えぇっっ!?はぁ~はい。イラストくらいいいですよ?先生のお役に立てるのなら・・・。あのとりあ えず、読ませてもらってもいいでしょうか?」


「どうぞどうぞ」





~2時間後~


「・・・・・・せんせぇ~あの・・・・・・作品は、大変素晴らしかったです・・・主人公?の変態親父 の心理描写とか葛藤とか、変態行為をするようになったきっかけが学生時代の壮絶な経験で、それがサスペンスドラマのようなミステリーがあったり、かなり切ない話になってて、なんでか純愛もの?でもハードボイルドな部分もあって、そんでもって3部作!?いろいろ混ざってるんですけどとにかく面白かったんです!!でも趣味爆発作品なだけで、出版とかないですよね?これは、あくまでも先生の趣味ですよね????」


「え~~っと、あばよくは、出版して~なんちゃってアニメ化?したいかなぁ~なんて思ってますぅ~」


「いやいやいやっ最終的には、小学生が大人のおもちゃでデロデロあへ顔オンパレードとか・・・。R指定ばりばりで、青少年のなんとかも指定受けそうですけど!?それさえなければ、その部分さえなければ、ものすっっっごい文学作品になりそうなのに・・・人間の内面の描き方や表現方法なんてまさに芸術作品です!素晴らしいです!さすが先生って思います!でもなんでしょう・・・才能の無駄使いって心のどこかで思います・・・。逆にショタエロ要らないじゃないですか?」


「ひど~い、アリスちゃん!!全部そのショタエロを生かすための前振りなんだから~あと新ジャンルの 開拓といってよ!!絶対に需要はあるんだから~!!モブ君のドロドロあへ顔は、いるもん!見たいも ん!プンプン☆」


「プンプンて・・・特定多数には、需要はあると思いますけど・・・・・・マネジャーの佐々木さんは、なんて言ってますか?」


「ショタに興味はない!って言われたの~。でもぉ~出版は上のOKが出たから決定済み~ってさっき連 絡あったし~ぃ。あとはアリスちゃん待ちなの~」


「うぇ~ええ!出版決定なんですか!?イラスト何枚ですか?締め切りは!?」


「えっと~2週間とか?かな~???」


「時間が無いじゃないですか!!帰って構成考えなきゃっ」


「表紙とぉ~中扉とぉ~ラストとあと5Pほど中のイラストもよろしくね~☆」


「ぜんぜい~ぞれもっと早ぐ言ってくだざいよぉ~」


「ごめ~ん、なんか言いづらくって~。アリスちゃんのぉ~イラスト楽しみぃ~♪にゃはっ☆」


こうして瞬く間に、住野先生の新ジャンル、R指定のショタエロ純文学ハードボイルド&ミステリー小説は出版され、音声CD化、コミカライズ、アニメ化していったのでした。


「いや~ん☆次は、この子で色々みたいかもぉ~♪」

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