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レイモンド・ブリュテンスキーの場合


「よ~レイ~!元気か~?」


「おぉ~ヨーゼフじーさん!久しぶりだな~。腰痛で起き上がれなかったんだろ?もう歩き回ってもいいのかよ?」


「ほれこの通り!大丈夫じゃっ!神殿に新しく来て下さった神官様が、治癒魔法が得意な方でなぁ~。わしらみたいな農夫にも治療して下さるんじゃよ」


「へぇ~出来た方なんですね~今度の神官様は・・・」


「前の神官様は、そりゃ~横暴で、貴族様しか見てくれんかった。王都でも問題視されて、王様も黙ってられなくなったらしいからのぉ~。各地で横暴や暴利を貪る貴族ともども悪態や暴利を貪っておった神官様も御用にされたそうじゃから、これからは暮らし易くなるかのぉ~」


「本当にそうだといいな~・・・。なぁ~じいさん、元気になったなら祝賀会しようぜっ!!夕方から『コケコッコ亭』で、アスやリジーも会いたがってたしよ!それにうちの嫁もじいさんのこと心配してたし」


「ほっほっほ~お前さんは、飲む理由が欲しいだけじゃろ~て、まぁいいか。久々の外出じゃしなぁ~、ばーさんも連れて行くぞ?」


「もちろんっ!!大勢のほうがいいからなっ!じゃ、月が山に架かる時(18時頃)に待ち合わせなっ!」


「あい分かった。ばーさんにも知らせんとな~。また後でなぁ~」 





----------


 俺の名前は、レイモンド・ブリュテンスキー、黒子派遣No:969だ。名前が長すぎるから、略してレイって呼ばれいてる。一部の奴からなぜか


「俺のレイちゃんのイメージが壊れるっ!!」


って、泣かれながら言われたことがある。

失礼な奴等だ!何が


「俺のレイちゃん」

だっ!


 誰だよそいつは!!俺はお前のものではないっ!

そして俺は男だぞ!!イケ面に分類されてるんだぞっ!

何がいけない??見た目か?見た目が悪いのか!?


 見た目は、ライトブルーのショートウルフの髪の毛に少し吊り上ったウサギみたいな赤い目、日焼け知らずで、女子から羨ましがられる白い肌。

身長も175センチとそこそこあって、細身だが無駄のない鍛えられた身体。いわゆる美丈夫だ。


 ある時、派遣先で複数のオタク役のモブたちに遭遇した。

そん時のあいつらの喜怒哀楽は、まぁ~凄まじかった・・・。もう二度と会いたくない。


「まじ神だっ!レイちゃんが男装!?なにこれなにこれ~!!!祭り~WWWWW」

から始まり

「この偽物っ!!!返せっっっ!俺のレイちゃんをかえせぇ~WWW」


となり最後は、地べたに崩れ落ちて号泣された・・・・。


 なぜだ?なぜお前らにそんなこと言われなきゃいけないんだ?

その時は、男子高校生の派遣だったから学ラン着てただけだぞ??暑かったかから上着脱いで、タンクトップになっただけなのに・・・・。解せん。



 はぁ~、気分を代えて、お仕事お仕事~。

この後ヨーゼフじいさん達と飯行かなきゃいけないし、嫁役のミシェルとも打ち合わせしないといけないからな~。


あっなんなら神官様も誘っても・・・。駄目かな???

とりあえず、要相談だなっ!!!






書き進めるうちに、勝手に脱線してしまいますね・・・。これが世界の補正力か!?

レイちゃんは、もちろん戦艦が苗字のあのレイちゃんです。かわいいよね・・・。


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