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現実世界4
次の土曜日、俺はメールをもらうまでの間、暇になってライターとGmailの機能の一つ、チャットを利用して話していた。
メアドなどはこの前会った時の別れ際に、もらっていた。
「どうも」
「ぐーてんもるげん」
ひらがなで返ってきた。
「日本語勉強中?」
「そうです。私は今勉強しています」
「ゲームサーバーって、確かドイツにもあったよね」
「セブンスワールドのサーバーだよね」
「そうだよ」
「ドイツサーバーもある。でも、私は日本語でゲームをしてみたかった」
「どうして」
「だって、日本語が好きだから。まだまだ勉強して、いずれは日本に行く」
「その時には、俺の家に来なよ。歓迎するよ」
「分かった。行けるようにする」
その時、メールがやってきた。
ゲームへ入る時間が来たようだ。