表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7th World  作者: 尚文産商堂
5/35

現実世界3

高校へ行くと、俺が鎹たちのギルドに入ったということが知れ渡っていた。

「噂が回るのは早いな」

「セブンスワールドは、クラスの9割方がしてるんじゃないかな。それだけ人気なゲームだっていうことだな」

鎹に話しかけると、そう返ってきた。

今となっては、当たり前の話ではある。


珍しく早く学校へときた雄山は、すぐに俺のところにきた。

「なあ、宿題ってなかったよな」

「英語のがあっただろ」

それを聞いた時、雄山は愕然としていた。

「マジかよ、宿題忘れてた…」

「あーあ、宿題の提出は昼の後の5時間目だから、今の間にしておけば?」

ヒョコッと現れたのが沢板だ。

どこから現れたのかを、俺は一度聞いてみたい。

「そうだよなー…ということでさ」

おねだり口調で、俺に言った。

「頼むよ啄木鳥。貸してくれよ」

ため息ついて、俺はカバンからノートを取り出す。

「いいけどさ、俺のお願いも聞いてくれよ」

「おう、なんでも聞いてやる」

そう言ったのを聞いてから、俺は条件を提示する。

「じゃあさ、ゲームでアイテム見繕ってくれよ」

「基礎アイテムだろ、それぐらいならお安いご用さ」

雄山に約束させてから、俺はノートを渡す。

「あんがとな」

すぐに机に戻って、写し始めた。

「いいの、あれで」

沢板が俺に聞いた。

「いいんだよ、あれで」

俺は沢板にそう返した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ