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現実世界12
デリアが泊るところは、すでに鎹のところと決めていたから、すぐにそこへと移動することにした。
行く最中に、電車を何本か乗り換え、途中で新大阪駅で降りる。
特急では、大阪駅へと直接降りることができなかったからだ。
「じゃあ、大阪でご飯ということで」
「はいよー」
鎹の言葉に、すでに予定通りだと言わんばかりの沢板が答える。
時間は12時。
ちょうどお昼時だ。
大阪で、何を食べるかという話を歩きながらしていると、デリアが手を挙げながら言った。
「たこ焼きが食べたいです」
「たこ焼きかあ」
沢板が言った。
「なら、たこ焼きにしましょう。ついでに私はお好み焼きが食べたいなあ」
じっと沢板が鎹を見つめた。
「じゃあ、そうしよう」
鎹はため息をついて、スマートフォンを取りだした。




