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現実世界9
次の休日。
俺は他の面々と一緒になって、買出しに来ていた。
ライターのパーティーのために必要なもろもろのものを買うためだ。
「ライターって、どんな子なんだ」
俺は鎹に聞いてみる。
「オレも、スカイプでしか話したことないからよく分かんないんだけども、日本が好きな女の子って感じかな。アニメから入ったっていうことらしいんだけどもな」
「へぇー」
鎹の横でメモを見ている沢板が相槌を打つ。
「あとは、小麦粉と豚肉の薄切りだね」
沢板が俺たちへ言った。
相変わらず雄山はどこかへと歩いていったらしく、周りにはいない。
「ったく、あいつはどこに行ったんだ」
鎹が、雄山を探してあたりを見回しながらこぼす。
とはいっても、雄山なりの何かを買いに行っているのだろうから、それ以上の文句は言わなかった。




