ゲーム世界8
ライターがギルド部屋から出た後、俺は一人でクエストをすることにしてみた。
一番簡単そうなモノからしてみようと考えて、俺は一つのクエストを選択した。
「これかな…?」
それは、迷子を捜すというクエストだった。
依頼主は、始まりの町に住んでいるという老婦人だ。
その孫娘を探してほしいという。
まだ行動範囲は広くないから、この街のどこかにいるはずだと書かれていて、さらに携帯を持ち歩いているためセンサーが使えるようになっているという。
センサー自体は、宿屋から借りてほしいというのと、その際に写真を渡すと言われたので、ギルド部屋から一路、宿屋へと行くことにした。
宿屋の受付のところへ行くと、新しいコマンドが選択可能になっていて、物を借りると書かれている。
そこをタップすると、主人が一旦しゃがみ、すぐに俺へと小型の無線機のようなものを差し出した。
「これがセンサーです。携帯していると、常に周囲3m以内の反応を探します。今回はすでにセッティング済みですので、そのままお使いください。また、時間制限が残り3時間となっております。この時間中にクエストを完了しなければ、クエストは失敗となります。迷子を保護した段階でクエストの時間制限は解除されますが、私の下まで迷子を連れて来なければなりません。分かりましたか」
「はい、分かりました」
センサーの横のボタンを押し、電源を付ける。
とたんに、緑色の輝点が30か所ぐらい付いた。
「迷子は赤色で表示されます。それでは、老夫婦に代わり、無事に見つけて下さりますよう、お願い申しあげます」
「必ず見つけましょう」
残り時間は、後2時間58分。




